2016年06月13日

白系の着物

白の着物って、当然ですがちょっと緊張します。
汚れを付けたら大変だー、っていうプレッシャーがハンパじゃありません。
だからどうしても敬遠してしまって、出番は少なめです。


着物160613.jpg


それでも気温が高くなると、爽やかさに惹かれて袖を通す。
「絶対何もこぼすもんか!」
と誓いながら・・・。


随分前、白地の真綿紬を着ていた時のことです。
手を洗おうと液体ソープのポンプをプッシュした時、水鉄砲のようにピューーッと勢いよく私めがけて洗剤が飛んできました。
出口部分が石鹸成分で詰まっていたんでしょうね。

どうなったかというと、模様部分の赤の染料が白地のほうに流れ出しました。
赤の染料は着物に限らず要注意。
直ぐに液体に滲みだすくせに、いとも簡単に他の繊維に定着する!

石鹸を飛ばした紬の場合は、解いて別な色の着物に染め直ししないと修復できないですね、と悉皆屋さんから宣告されました。


その後、いかなるポンプも信用しなくなったのは言うまでもありません。
ポンプと着物の間を手のひらで遮るようにして出すようにしてます。
ご用心。
posted by AKA at 17:51 | 着物コーディネート 紬

2016年05月30日

花紺青の紬

紺は日本人にはとても馴染みのある色だから、好き嫌いを別にすれば紺が似合わない日本人は少ないかと思う。

『 紺 』といっても様々なニュアンスの色が存在するけれど、私が好きなのは 紺青−こんじょう と言われるような色。


平安時代頃には金青(こんじょう)という少し赤味がかった濃青が既に存在していたらしい。
それはアズライトという鉱物から作られる色で、今はその天然顔料を【 岩紺青 】と呼んでいて、染料より日本画の岩絵具として使うほうが一般的。
ラピスラズリにも似た美しい色なのでパワーストーンとしても有名。

ちなみにアズライト(アジュライト)の語源は、ペルシャ語の『 藍色 』という意味だそうです。
でも日本での藍色は違う色調の青ですけどね。

約300年前に着色力の強いプルシアンブルー化合物が誕生すると、江戸時代には日本に入ってきて、天然のアズライトと区別するために人工顔料は【 花紺青 】と呼ばれるようになりました。


着物160530.jpg


要するに少しだけ紫を感じるような紺が好き。
オークル系の肌には相性が良くて陰気臭くならない色です。


ネイビーという色も日常的に出会う濃紺だけど、日本人にとっては単調すぎる紺だと思う。
そして着た時にちょっと硬い印象になる。

いわゆる濃紺でも、赤味や鉄など様々な色のニュアンスがかけ合わさって深い色になるのと、ただもう黒っぽく濃い色になるのとでは、一口に紺といっても全く違う印象の色になりますね。
posted by AKA at 14:38 | 着物コーディネート 紬

2016年02月17日

春を感じる紬で

160217_1.jpg


根津神社にお札を貰いに出かけたら、紅梅がほころんでいました。
今年初めて春を感じた瞬間!
華麗なマゼンダピンクって訳も無く心が浮き立ちます。


ランチコースのデザートにも春を発見!


160217_2.jpg


自家製チェリーのコンポートとチョコレートの組み合わせ。
バレンタインらしいデザートですが、サクランボって聞くだけで春の気分。


気が早く白っぽい紬で出かけましたが、幸いにも春の気分になるようなシーンに巡り会ったお陰で、気分にマッチして楽しく過ごせました。


着物160217_3.jpg


とてもお気に入りの真綿紬ですが、汚す恐怖が付きまとってなかなか袖を通す事がありません。
5年以上着ていなかったような気がします。
最近ではあまり粗相をすることが無くなってきているので、そろそろ出番を増やしていけたらと思います。
posted by AKA at 20:00 | 着物コーディネート 紬

2015年10月22日

帯と半襟を柄合わせに

古典柄の着物は定番の文様で図柄が構成されること事も多いので、小物も柄合わせがしやすい。

選んだ帯の刺繍された紐部分が鱗のパターンになっている事を今頃になって認識しました。
連続模様じゃなかったから、単なるジクザグって思っていた。


着物151022_1.jpg


それでは半襟も鱗模様にして合わせることに。
小さな分量のパーツだけれど、統一感のある雰囲気になりました。

いや、小さな面積だからアリなのかも。
多分大きな分量で同じパターン柄をリンクさせてしまうと、全体の要素が少なくなって物足りなくなるか、スーツみたいになるかも?


着物151022_2.jpg


この半衿のような総パターン模様は1cmピッチ位の大きさの柄を選ぶようにしてます。
他に市松でもストライプでも、柄が細かいと同化現象がおこって色が濁ったようになるから、ある程度の間隔があったほうが模様が綺麗に見えます。


半衿は顔と直接対比するパーツで、濁った柄だと顔映りが悪くなるから、概ね1cmくらいが色々使ってみて良さそうという結果です。
色相差が近い色や同系色の配色ならば、もっと大きい柄もアリでしょう。
posted by AKA at 17:11 | 着物コーディネート 紬