2016年09月25日

雨の日用の紬の着物

曇りや雨の日の為に、悪天専用という役割を担う紬を用意してます。
秋雨前線に対応する着物なので、型崩れの心配がない単衣です。


どうやら2年前にもこの着物についてアップしてますね。
今回と同様2パターンで、半幅帯のコーディネートでした。
2014年も天候不順だったのかしら?


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ツートーンの着物コーディネート。
かなり渋い感じだと思いましたが、明るいブルーグレーの帯まわりに水玉と鳥を配したので、そんなに陰気臭くない組み合わせになりました。


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こちらは同系色系の組み合わせですので、非常に無難な感じです。


前回も、この着物は好きじゃないから雨が降りそうな日専用! と書いてます。
確かにそのとおり。
でも、適当な扱いをしている気持ちとは裏腹に、毎回考えて違う組み合わせで着ている様ですね。
熱心に探究しているというよりは、濃茶色は組み合わせが楽だから変化を付けやすいみたい。

汎用性高いおかげで、雨の気配を感じる度に引っ張り出されても、「 またこの組み合わせになっちゃうのか・・・ 」 と、飽き飽きしている感じはしない。
同じ傘を躊躇なく持つような感覚で、繰り返し着れる無難な紬です。
posted by AKA at 19:01 | 着物コーディネート 紬

2016年08月07日

夏の着物 濃い色の小物

夏本番で、あちらこちらで浴衣姿を見る機会が増えてきました。
先週末は隅田川の花火で、駅に向かう浴衣女子がいたし、翌日の銀座では大勢の浴衣男子・着物男子と遭遇しました。
何かのイベントがあったのかしら?

和装が増えるのはホント嬉しい。
夏着物のアウェイ感が薄らぐ。
頑張って着なきゃっていう気になります。


着物160807_1.jpg


単調な着物なので、それ以外は強い色味のコーディネートです。

カジュアルな雰囲気なのに袋帯という存在意義がよく分からなかった夏帯を、今年ようやく縫い変えました。
好きな帯なのに、重い、暑いで出番がなかった。
ずっと仕立てなきゃと思いつつ数年経過しましたが、これでようやく真夏でも使えそう。


唯、半襟は濃色だと着物にひびきますね。
胸がうっすらと紫。

夏物は意図的に下に着ている色や柄を透けさせる、という手法が使われる事はありますが、こういうのはやはり見苦しいな。
濃い色の半衿は暗い色か強い色の着物じゃないとダメですね。
着物より濃い色を使いたかったら、同系色が無難。


posted by AKA at 18:36 | 着物コーディネート 紬

2016年06月13日

白系の着物

白の着物って、当然ですがちょっと緊張します。
汚れを付けたら大変だー、っていうプレッシャーがハンパじゃありません。
だからどうしても敬遠してしまって、出番は少なめです。


着物160613.jpg


それでも気温が高くなると、爽やかさに惹かれて袖を通す。
「絶対何もこぼすもんか!」
と誓いながら・・・。


随分前、白地の真綿紬を着ていた時のことです。
手を洗おうと液体ソープのポンプをプッシュした時、水鉄砲のようにピューーッと勢いよく私めがけて洗剤が飛んできました。
出口部分が石鹸成分で詰まっていたんでしょうね。

どうなったかというと、模様部分の赤の染料が白地のほうに流れ出しました。
赤の染料は着物に限らず要注意。
直ぐに液体に滲みだすくせに、いとも簡単に他の繊維に定着する!

石鹸を飛ばした紬の場合は、解いて別な色の着物に染め直ししないと修復できないですね、と悉皆屋さんから宣告されました。


その後、いかなるポンプも信用しなくなったのは言うまでもありません。
ポンプと着物の間を手のひらで遮るようにして出すようにしてます。
ご用心。
posted by AKA at 17:51 | 着物コーディネート 紬

2016年05月30日

花紺青の紬

紺は日本人にはとても馴染みのある色だから、好き嫌いを別にすれば紺が似合わない日本人は少ないかと思う。

『 紺 』といっても様々なニュアンスの色が存在するけれど、私が好きなのは 紺青−こんじょう と言われるような色。


平安時代頃には金青(こんじょう)という少し赤味がかった濃青が既に存在していたらしい。
それはアズライトという鉱物から作られる色で、今はその天然顔料を【 岩紺青 】と呼んでいて、染料より日本画の岩絵具として使うほうが一般的。
ラピスラズリにも似た美しい色なのでパワーストーンとしても有名。

ちなみにアズライト(アジュライト)の語源は、ペルシャ語の『 藍色 』という意味だそうです。
でも日本での藍色は違う色調の青ですけどね。

約300年前に着色力の強いプルシアンブルー化合物が誕生すると、江戸時代には日本に入ってきて、天然のアズライトと区別するために人工顔料は【 花紺青 】と呼ばれるようになりました。


着物160530.jpg


要するに少しだけ紫を感じるような紺が好き。
オークル系の肌には相性が良くて陰気臭くならない色です。


ネイビーという色も日常的に出会う濃紺だけど、日本人にとっては単調すぎる紺だと思う。
そして着た時にちょっと硬い印象になる。

いわゆる濃紺でも、赤味や鉄など様々な色のニュアンスがかけ合わさって深い色になるのと、ただもう黒っぽく濃い色になるのとでは、一口に紺といっても全く違う印象の色になりますね。
posted by AKA at 14:38 | 着物コーディネート 紬