2012年10月02日

初秋の着物

夏みたいになったり、肌寒くなったり、めまぐるしい温度変化で、衣替えのタイミングがつかめません。
今月は展覧会をするので、バタバタしているうちに“ 単衣を出す ” をスルーしていきなり袷着物になってしまうのでは? という状況になってきました。

袷はすべて和箪笥に入っているので、いつでも切り替え可能。
10月になり、カレンダーは袷着物をいつ着ても良くなりましたが、まだまだ台風シーズン。

とりあえず、一番上に収納されていた単衣を引っ張り出しました。

春、袷から単衣に切り替える時って、緩やかに始まり、そして案外長く単衣が続く為か、ちゃんと準備するのですが、秋は何だかどんでん返しみたいに予測不能で、毎度こんな対応になっているような気がするんです。

着物121001.jpg

「 秋色に・・・ 」

だからといって、もう少し段階ってものはないの、アナタ? と言われそう。
秋の始まりというより、秋の終わりみたいな雰囲気になってしまいました。

引っ張り出したのを間に合わせで着ているくらいですから、些かコーディネートが雑です。
黒だったらちょっと躊躇したでしょうが、黒っぽい濃い色だったので、着終わるまでここまでコックリした感じになると思っていなかったのでした。
posted by AKA at 17:52 | 着物コーディネート 紬

2012年09月18日

最後の夏着物

去年の9月半ばは単衣着物に切り替えしていましたが、今年はまだまだプールが大盛況という気温なので、透け透けで無いまでも、夏物を着ました。

むしろ、「 真夏にはキビシイ・・・ 」 という夏物を着るチャンスにも思えます。

気温は35度近くなっても、秋に向かっている事は間違いなく、確実に湿度は下がっていますから、セオリーよりも実用性を重視してみれば、今こそ晩夏着物の活躍しどころでしょう。
もちろん、ひどく夏情緒全開な雰囲気にならない着物であれば・・・ですが。

着物120918.jpg

高温注意警報連続発令中の頃、着なかった着物。
帯は夏物の女郎花模様。
ウォームカラーで一応、秋に向かっているというムードだけ意識するようにしました。
でも、もうお彼岸は単衣にしなければと思っています。

こういう夏の現状を考えると、夏物は極端に時期の狭い植物柄は帯で取り入れるようにして、着物の方はやや季節感曖昧なものを選ぶほうがローテーションは良さそうという事でしょうか。
薄黄色・薄紫・薄緑、この辺りのトーンなら、初夏に白っぽい色と合わせて爽やかにしたり、晩夏に濃色と合わせてコックリさせたりという調節が効きそうな感じですね。
posted by AKA at 18:36 | 着物コーディネート 紬

2012年08月23日

夏の着物

この夏はメンテナンスの楽な着物しか着ていない。

この気温の中、夏着物らしい姿で外出した場合はどんな感じになってしまうのか?
一度はやってみなければ・・・ということで、東京現代美術館に出かけてみました。

着物120823_1.jpg

スカイツリーを眺めながら公園をブラブラと歩いて美術館まで10分くらい。
お盆休みが終わっても、まだまだ夏真っ只中の日差しです。

着物120823_2.jpg

夏お召しと一番涼しく感じるであろう麻の長襦袢にしたので、ベタベタとまとわりつくような不快感は感じなかったですし、熱中症の危険もなかったので、問題なく外出は出来ましたが・・・

帰宅後脱ぐと、着物は相当気の毒な事になっていました。

「 うーーーむ、こうなっちゃうのか・・・ 」 と唸りつつ納得。

結論としては、短時間でも外を歩くような場合は無理なのだな・・・という事になりました。
私はそんなに汗っかきではない方だと思うので、過去、着物に汗によるシミやヤケなどを作った経験はないのですが、これから日本の夏が毎年このような気候になるとしたら、夏の着物については根本的に考えを変えようと思いました。

今年は絽を一度も着ていませんが、絽については、正装用以外は7・8月に着ることは無くなるでしょう。
多分、6・9月用という事にします。
7・8月に絹を着たければ、『 絹紅梅 』 か 『 紗 』が手入れを考えると妥当なところかもしれません。

柔らかい雰囲気のものは、車 〜 建物 〜 車 という移動手段の場合のみ登場ですね。
好きなものが好きな時着れなくなるのはちょっと残念ですが・・・。

2週間くらい前に中国料理店で、我家のテーブルの横を通り過ぎた年配の男性が、紗着物の上に紗羽織という、真夏にも羽織を欠かさない誠に品位ある着物姿だったのに比べて、私は絹紅梅・・・何となく「 すみません、こんな格好で 」という気持ちになりました。
これほど格というものが明確な衣装を着るのに、私にはガッツが欠落しているのだなと、つくづく思う夏です。
posted by AKA at 14:29 | 着物コーディネート 紬

2012年08月01日

正絹のちぢみ着物

真夏になると、夏物にも関わらず正絹の縮み着物を着る機会がない。

「 あるのだから着てみよう 」

着物120801.jpg

簡単に半幅帯で・・・と出してみたものの、数日前着物を着たときにどのくらい汗をかいたか、記憶が蘇ったとたんに着る気が失せてしまった。

昨今の気温からして当然ながら、汗をまったくかかないほどに快適な素材の夏着物などありはしない。
裸でいたって汗をかく、というくらいなのだから程度の違いがあるだけですね。

あまり透けない、洗うことが出来る素材の着物の下に簡単な下着を着て、袖口や衿に汗が浸み込んでも直ぐに洗って対処する。
or
紗、夏お召し、ジョーゼットなどの透け透けの薄衣の洗えない着物の下に、体の汚れを防御する長襦袢を着る。

私の場合はこの二者選択になるのですが、ちぢみはザラザラしていかにも快適そうだけれど、薄衣のような「 着てないみたーい 」 というほどの軽さはなく、正絹となればしっかり長襦袢で防御しなくてはならない。
その上濡れればその名のとおり縮む。

“ ちぢみ ” がその長所を遺憾なく発揮するのは麻の場合だけなのでは?と思う。
正絹の夏用ちぢみは、間違いなく出番のない着物ナンバー1に君臨している。

カニの着物みたいに、正絹のちぢみでもそれなりにしっかりした厚みがあれば単衣のシーズンに活躍の場を見つけ出せるでしょうけど。
真夏以外の雨が絶対降らない機会があれば是非とも再チャレンジしたいですね。
posted by AKA at 20:01 | 着物コーディネート 紬