2009年11月12日

着物の柄の割烹着を作る

着物生活の中で、ずぅーーと不満の種だったのが割烹着!
衿には付いてないほうがマシなデザインのレースが縁取られ、色は白衣を思わせる寒々しい白。
よほど特殊な例を除いては、まずこれ以外を見つけられない。
国内のデザインが一種類に統一されてるアパレル製品って・・・ある意味スゴイぞ。

諦めてそれを着ていると、H氏は 「 ねぇ、おっかさん 」 と声をかける。
お母さんを飛び越え、おっかさんですよ、時には 「 女将さん 」 と呼ぶバージョンも有。
でも、そのセリフも無理からぬほど女将さん風になるのは認めます。
白の割烹着を着たとたん、20才のギャルだって “ おっかさん ” に即変身できる! という魔法のアイテム。

どうにもガマンならん心境になりました。
まずは1枚作ってみようと、家にあったもう少女っぽすぎて着ることがなくなった普段着のウール小紋の生地で割烹着を作りました。

着物091112.jpg

超ロングにして、イメージは大正時代の女給さん。
長〜いと着物も汚れないし、何よりあったかい♪
もはや割烹着というより、ホームコートの役割を果たしそう。

もともと着物っていう物は、オートクチュールとかお誂えの感覚がベースになっているわけだし、無い物は作るしかないわけですね。
着物を着る人が少なくなった上、家で着物を着て過ごす人といったら町内に ( もしかするともっと広範囲でも ) 0人の可能性もある昨今、着物用のエプロンの類を商売にしてたら倒産確実だろうからしかたがないのかもしれない・・・。

ホームコートの視点だったらコットンにこだわらず、着ない着物を何でもコレにしちゃうのもアリかもしれないなぁ・・・と思いました。
着物っぽい路線とは別に、水玉とか裾柄の物とかの洋服っぽいものもカワイイかもしれないから作ってみようかな。

posted by AKA at 12:15 | 着物まわりの小物を手作り

2009年10月01日

ビーズ刺繍をした帯

アンティークの更紗模様の帯にビーズ刺繍をしました。
アールヌーボー調なのかアールデコ調なのかわからないのですが、色々な着物と相性が良くてすごく気に入っていた帯です。

刺繍帯091001.jpg

今回お太鼓とタレになる部分にビーズを沢山つけました。
実は初めから刺繍する計画があったわけではなく、やむにやまれず、といった事情からこうなったのです。

去年購入した縞の両面帯は裏と表で色調の違うものでした。
両方使えて確かに便利だけど、同じ着物に両方使う事はなかったので、相性の良い別の柄と組み合わせたほうが、旅行などの時にも良いだろうと作り変える事にしたのです。
で、この染め帯と組み合わせる事を選択。

染め帯は古いけど生地は生きてるから、一応軽く洗うか・・・と洗濯液に付けたら色が出なかったので、
「 5分くらい置いたらもっと良く汚れが落ちるかも 」
と欲を出したのがそもそもの大間違い。
タイミング悪く電話がかかってきて、話し込んで切った時にハッと我に返って帯の事を思い出して青くなった。
20分以上経ってるんじゃない?

猛ダッシュで浴室に駆け込み、盥から帯を引き上げたら、濃い色の模様がハンコを押したみたいに全体的に柄移りしてる!!!

「 ギャーーー(心の叫び) 」 ショックでヘナヘナとその場に突っ伏しました。

091001.jpg

もう廃棄するしかないくらいの大ダメージ。
でもものすごく気に入っている柄なので、被害の少ない所をお太鼓に持ってくるなどやり変えて、悩んだ挙句に柄移りした部分を中心にビーズ刺繍を上からしてみることにしました。
なんとか使えるか? 苦しいところですが・・・
ま、目晦ましにはなっているはずです。

作り終わった今でも、見る度に後悔の念でワナワナしてしまいます。
posted by AKA at 12:28 | 着物まわりの小物を手作り

2009年09月18日

鼻緒を手作りする

鼻緒090918_1.jpg

鼻緒を自分で作ってみました。
下駄は普段用なので、チャレンジしてみてもいいかな・・・とずっと思っていましたのでようやく実行。
作り方がどうかというより、微妙な調整が必要そうなジャンルなので、とにかく一度やってみてからですね。
まずはテキスタイルプリントの生地作りから。

・着物と合わせやすいレース図案を使ってシンプルなものに。
 アイボリー系の色んな素材にプリントしてみて検討。
・前ツボは足アタリの良い生地が良いのでレンガ色のフラノ。
 10cm×2cmに切って、紐を入れて三巻にしてかがり縫い。
鼻緒090918_2.jpg 鼻緒090918_3.jpg
 

・鼻緒部分は表にウールフラノを選び、裏はブラウンのベロア。
 好みの幅を36cm用意、両端合わせて縫って筒を作る。
 (今回太めに表5cm、裏4cmに裁断、縫い代を7oにしました)
 筒を反したら紐・芯・綿シートを合わせて通す。
・裏側にも綿を詰める。
鼻緒090918_4.jpg 鼻緒090918_5.jpg


・中央部分を絞って、前ツボの紐をかけ、八の字に縫う。
・端の部分は芯も一緒に目打ちで穴を空けて、紐を表から通す。
 (台にすげる時、この輪の部分に反対側の紐を通して固定します)
鼻緒090918_6.jpg 鼻緒090918_7.jpg


こんな感じでどうにかこうにか出来ました。
「 草履みたいにちゃんとしたとこに履いていくものに付けるのは無理だ・・・ 」
って感想ですが、ま、初めてですし楽しかった。
それにあれこれ合わせて納得の色柄を組み合わせられるのですから、履き心地に問題なければ今後は手作りだな、って思いました。

足袋の作り方へ
爪皮の作り方へ
posted by AKA at 12:45 | 着物まわりの小物を手作り

2009年08月08日

半衿 イメージチェンジ!

使わない半衿をどうにか使える半衿に変えたい・・・

そんな嫌われ者のエメラルドグリーンの夏用半衿に手を加えて、こんな半衿に作り変えました。

半衿090808_1.jpg

もはや全く別の代物のようになりました。
地色なんてほんの僅かしか見えなくなっちゃた。
絶対使わない色なのに染め変える事も出来ない素材だし、嫌いな色に時間をかけて刺繍するなんて、ちょっと労力が勿体無い・・・という気がしていたのです。

これは全面、ミシンの直線縫いだけで出来てますから、そんなにすごい時間はかかっていません。
唯、ちょっと退屈な作業をし続ける根気のみが必要な要素。

半衿090808_3.jpg

まず衿が見える幅に、自分のやりやすい一定の間隔でラインを縫っていきます、この時縫う線はチャコや鉛筆で印を付けて、曲がらないようにしましょう。
全てのラインは往復して縫うと、ステッチがハッキリします。
糸は30番以上の太さが立体感がでて良いと思います。

そしてココからが根気。
線と線の間、また線と線の間・・・延々と執拗に繰り替えします。
端から順番に詰めて縫うより線と線の間を縫うほうが曲がりません。

090808_4.jpg

今回は5色ほどの糸をランダムに縫っていきました。
相性の良い同系色を中心に、ちょっとアクセント色を入れる程度にするのが無難でしょうね。
遠めに見ると織物のようにも見えます。

posted by AKA at 12:33 | 着物まわりの小物を手作り