2013年06月22日

夏の着物 まずは快適な帯を準備

7・8月用の紗の袋帯は、「 1枚でも布を減らしたい! 」 と切望する真夏に、「 二重太鼓なんて結びたくないよー 」 と思うせいか、まーーったく出番がございません。
確実に背中に2枚増えるわけですからね。
( 正確には、表帯地・芯・裏帯地が1往復で6枚増えるという事だけど )

帯130622_1.jpg

最近、真夏に袋帯必須という場に出かける機会は無いので、短く切っちゃうことにしました。
全通柄なら、長くてもフワッと変わり結びにしたりして、背中が熱くならないよう工夫も出来ますが、長いお太鼓柄はただ暑いだけ。

帯は夏用以外も手入れや作り変えしたいものがけっこうあるので、できるだけまとめてやってしまう事にしました。

半幅帯130622_2.jpg

着物を作れない9〜10メートルという残布になってる紬も、半分くらい使って半幅帯にしました。
柄の面白さはないのですが、浴衣が派手柄の時には合わせやすいし、爽やかな感じの色です。

長〜く作ったのは、変わり結びをする為だけではありません。
実は最近、半幅帯の胴巻きを通常の2回ではなく、3回巻くのが好みになったのです。
真夏は暑いので、そうするかどうか分かりませんが・・・。

半幅帯の後の結びを貝の口とか、こじんまりする場合は関係ないのですが、ちょっとボリューム出して結んで、固定する紐とかを全くしないと、時間とともに “ だらーん ” と重みで結んだ塊が下がってくるんですね。
体型とか補正とか、色々他の要因もありますが、半幅を使う用途が、普段着とか、簡単にとか、楽にとか、そういう場合が多い。
半幅が崩れないようにあちこち補正したり、紐でギュウギュウ結んで固定するなんて、いっそ半幅じゃなくてもいいじゃないか?な状態で、全然楽じゃなくなる。

要するに半幅の結び方からして、結びが下がるのは、胴巻き部分が結びの重さを支えられないという単純な理由なんですから、ソコを1巻き多くして硬くすればいいだけの事です。
昔の分厚いしっかりした半幅帯なら2回巻きで問題なかったのかもしれませんが、あんな “ 武家の奥方 ” みたいな重厚な半幅は文庫結び用で、扱いにくくて好みじゃありません。

最近の芯は軽いので、3回巻くことで重いとか、圧迫感で苦しいと感じた事もないし、変に結び目が下がって、引っ張られるような重さを感じるより楽なくらいです。
補正無し、帯板も無しで自力でお腹に留まっている感があって、家の中などでは動いても崩れず具合が良いということに気がついたのでした。

紬程度の薄い素材の半幅帯なら、「 あれ? 3回巻きにしている? 」 って、人が見て分かるような違和感はありません。
posted by AKA at 19:40 | 着物まわりの小物を手作り

2012年01月28日

絹の裾よけを手作り

派手になった着物を利用してお腰を作りました。

正絹はやっぱり着け心地が良いので、持ってた絹のお腰ばかりヘビロテしていたら、ぼろっぼろにしてしまいました・・・。
耐久性は化繊のような訳にはいかないですね。

幸い、着ない着物の生地が沢山あるので、何枚でも作れそう。
「材料買って」という状況なら、耐久性ないし、考えちゃうかもしれないなぁ。

裾よけ120128_1.jpg

着物としては派手だけど、下着の類だったら好みの色柄のほうが楽しいものです。
白の晒部分は、ボロボロになったお腰の残利用。
絹がダメになっても、晒はなーんともありませんでした。

裾よけ120128_2.jpg

後身頃部分にだけ、裏に紅絹を当てました。

紅絹も押入れに沢山あるんです。
今時は紅絹の真っ赤な裏地を使う機会が無くて、茶色とかに染めようかとも思っているのですが、薄手過ぎて何に利用するべきかひらめかない。

紅絹でお腰作るのなら沢山の量を消費できそうだけど。
何だか昔の遊郭の世界っぽいイメージ・・・ですよね?
こんなふうに、小出しに消費していくしか使い道がないのかしら?


絹のお腰がダメになってから化繊のを使っていましたが、ようやく新しいのが出来て、外出時のパチパチ攻撃に悩まされずに済みそう。
絹が材料だと手縫いで作らなくてはいけないので、時間がかかっちゃうのが難点。
今後は予備も縫っておくほうが困らないかな。

そんな手間がかかりますが、絹を使っちゃうと止められなーい。
肌触り、静電気、保温性、着付け、どれをとってもやっぱり絹が好みです。


● お腰(裾よけ)の作り方 へ
posted by AKA at 19:37 | 着物まわりの小物を手作り

2012年01月18日

カーテン生地で帯を手作り

アトリエの整理をしていたら、何年か前にカーテンや壁装材のショールームに設けられた端材コーナーで買った、インテリア生地が出てきました。

長さは3.4mで幅40cm
生成り色に藍というシンプルな色のハギレ

クッションとか鍋掴みでも作ろうか、くらいの曖昧な予定で買った物だけど・・・
麻っぽい雰囲気なのにシワにならず、しっかりした質感、藍色なら案外着物に合わせられるかも。

変わり結びが出来るような最近主流の4m以上の帯は作れそうもないけど、あくまで部屋着用に、スタンダードな締め方でなら問題なさそうなので半幅帯にしてみました。


着物120118_1.jpg

長さが無い分、かなり広幅にしました。

着物120118_2.jpg

並幅でこじんまりとスタンダードな結び方をすると、お尻が大きく見える。
せめて、幅がすごくあればボリュームが少しは違うのではないか?・・・と。

帯幅は体格によって、 「 これ以上は幅広過ぎる 」 という寸法に個人差があると思いますが、この半幅帯は18.5cmで作ってみました。
私の体格ならば、このくらいまでなら大丈夫という気がします。

いままでで一番幅の広い帯になりましたが、幅広ってしっかり締まって具合が良いです。
この極厚生地で4mの帯にしたら重くて疲れるかもしれない。

カワシマやスミノエなど、今でも帯など西陣織で制作しているくらいですから、インテリアのトップメーカーの生地はやはり上質で、シワにならず、スレないし、クダクダしない。
それ故、締め心地は良いって事なんでしょう。
しっかりした生地なので帯芯も不要でアッと言う間に作れました。

たしか、500円とかだった・・・お買い得だったなぁ。
50cm以下の生地はインテリア材料としては微妙でも、アイデア次第で色々使えるから要チェックですね。
posted by AKA at 17:25 | 着物まわりの小物を手作り

2011年12月08日

履きやすい下駄

最近誂えた下駄は、一番活躍している舟形下駄を増やしました。
草履っぽいシルエットなので、浴衣〜小紋くらいまで合わせられる。

下駄はあちこちカケるのが宿命だけど、色々履いてみた中で一番カケにくいのが舟形下駄だった。
丈夫な上に歩きやすいからマストアイテム!

色んなデザインを持っていると重宝しそうだから、今回は渋ハデ系な下駄にしてみようと鼻緒をオーダーしました。


下駄111208_1.jpg

グレートーンにすると汚れも目立ちにくいし、ちょっと変わった感じになるかな?
そう思ったので、まずは鼻緒をオーダーする時に、下駄の台だけ先に受け取って、好みの色に染色塗装しました。

染料は布用など、何でも扱いやすい物でOK。
一度染だとムラになりやすいので、3回くらい色を重ねた時に丁度良い色になるという事を想定して、染料の濃さを調整します。
今回は黒1色を薄めた染料で染めました。

乾いたら、ステインなどを塗って色止めします。
木に浸み込んでいくタイプを使うと、木が強くなり、汚れにくくもなります。

手軽な作業なので、他に無い色の下駄をほしい時は是非やってみて下さい。


下駄111208_2.jpg

今回の鼻緒は、テキスタイルズ優さんから頂いたシルク生地です。
緑に紫のドットが私好みの配色です。

ツボと裏の本天は台よりも明るいグレー系を合わせています。

履物だけ見ると地味っぽいけれど、白や明るい色の足袋と合わせると、グリーンがパッとします。
黒系の足袋を合わせると、モダン感覚になります。

旅行なんかに活躍しそうな気がしています。
posted by AKA at 17:00 | 着物まわりの小物を手作り