2019年08月31日

足袋のサイズ調整

1年ほど前から歩いていると足袋のコハゼが外れるようになってしまった。
気づくと4ヶ所のコハゼが全部外れて後ろがベロンとなり、足袋が脱げかかってしまうという事態が続発!

どうやら足が痩せて、肉が無くなってきているみたい。

足袋190831_1.jpg


自分の足に合わせた自作の足袋は少しはマシなものの、市販の白足袋に至ってはブカブカの域に達しているよう。

足袋190831_2.jpg


つま先から踵までの長さは変わっていない。
でも、足首辺りは親指も余裕で入ってしまうくらいの緩さになってしまってる。
足袋は足の長さでサイズを選ぶしかないので、どうしようもない。
これじゃコハゼを差し込んで留めているだけだもの、動かしたら外れちゃうのは当たり前ですね。

どうせ肉が無くなるなら、脚のほうだったら良かったのに!

パンプスなどの浅い靴も歩いていると脱げることが多くなってきた。
昔から幅狭甲低の足は靴選びも大変で悩みのタネだったけれど、足袋がとうとう全部合わなくなってしまって、夏が終わったら着物が着れない状況になってしまいました。
このままではタビックスみたいなものしか履けなくなっちゃうよ〜。

これは何とかせねば、と流石に意を決して全部の足袋を直すことにしました。


足袋190831_3.jpg


恐らく甲が益々低くなっていると仮定して、その部分の寸法を狭くしてみることにしました。
足袋を裏返して、外側の縫い目を8cmほど解きます。

足袋190831_4.jpg


解いた隙間から甲の縫い目を出して、更に狭くなるように内側にずらして縫いました。
後は元の通り縫い戻すだけです。


足袋190831_5.jpg


とりあえず見た目的には解決しているように思うんだけど、これでコハゼが外れなくなるか、歩いて試さないと分からないですね。

一足づつは大したこと無い作業とはいえ、全部の足袋を直さなくてはならないとしたら、ちょっと大変で気が重いです。
posted by AKA at 16:35 | 和装小物について

2017年12月15日

着付けの時 腰紐を使い分けてますか

ゴム製のウエストベルトが伸びちゃって、速攻で2本買ったことを書きましたが、新品は流石の強度です。
いきなり緩くならないから、寿命が認識できなかったようです。

他の素材の紐ならこんな事態にはならない。
特にお召しは重さがあるので、他の素材のほうが適してました。


腰紐171215.jpg


腰紐は着付けで一番の要なので、着物ごとに適した素材を使う事は案外大切かもしれません。

【 絹の腰紐 】
一番ベーシックだけど、お値段は一番高くて耐久性も弱いかな。
でも柄や色が綺麗なので、選ぶのが楽しいです。
着物を傷めないので、良い着物の時だけ使ってます。
懐に優しければもっと使いたいところです。


【 モスリンの腰紐 】
一番しっかり着物が留まるのはやっぱりモスリンかな。
摩擦が強いので緩みにくく、しかも安い。
私は手頃なデザイン性は限りなくゼロのスタンダード品か手作りもの物を使ってます。
子供の頃から使っているので、腰紐と言えばコレというくらい身近な存在です。
欠点と言えば、摩擦が強い故に着物の表面を傷める可能性あり。
デリケートな着物には使いません。


【 ゴムの腰紐 】
いわゆるウエストベルト、楽さは一番な上、巻くのもスピーディー。
故に、一度慣れると手放せなくなっちゃう。
欠点はガッチリ固定しないので、重い着物だと下がる可能性があるし、裾を引っ張ると落ちちゃう事もあります。
但し、直すのも楽です。

これを使い始めたきっかけは、母の着物の丈が短めで、腰のあたりで紐を巻いておはしょりを作らなければならなかった時からです。
絹やモスリンは収縮しないので、腰の位置から細いウエストの方へとずり上がって、抜けた様になってしまうので、上がったとしてもフィットするゴム製で対応するようになったのです。
そういう使い方には至極便利なアイテムでした。

posted by AKA at 19:24 | 和装小物について

2016年07月12日

シャンパンカラー

帯揚げとか半衿とか、組み合わせに困ったらとりあえずシャンパンカラーを組み合わせてみます。
自己主張はありませんが、すんなりと溶け込むような色調なので、持っていると重宝な色です。


着物160712.jpg

オーダーされたシャンパンカラーのバッグが完成したのでお届けしました。
夏本番に間に合わせられて良かった。


シンプルな大人の浴衣スタイルにも合う色です。
白よりも控えめで季節も長く使えるし、ちょっと豪華な感じなので、カジュアルな着物がランクアップする感じ。

夏は無地感覚の着物と組み合わせて、アクセントに使うのも効果的だと思います。
posted by AKA at 00:59 | 和装小物について

2016年07月06日

本麻の長襦袢

夏の長襦袢は今までのところ本麻が比較的快適。
やっぱり熱を保持しにくいですね。


襦袢160706.jpg


カーテンのようにスケスケの模様になっていますが、できるだけ多くの面積が透けてるものをチョイスしてます。
0.1℃でも涼しくしたい。
夏の着物では誰しも切望しますよね。

今使っている本麻の長襦袢は透け織の部分が少ないので、補正付の二部式襦袢にしちゃおうと思ってます。
そうなると絹絽の長襦袢だけになってしまうから、新たに追加しているところです。
NASAさえ警告する激暑な今夏にどれほど出番があるのかわかりませんけれど、一応毎年暑さ対策だけは更新中。


本麻は比較的蒸れないのは間違いないけど、
『 水分を吸うと、繊維が固くなる 』
という性質が、唯一と思われる欠点でしょうか。

真夏の外出の際に、一枚でも減らせば少しは涼しくなるんじゃないかと、あまり透けないのを良い事に長襦袢と着物だけ着て出かけた事があります。
結果、不快な事極まりなかった。

しっとりと湿気を帯びた脚に、生地が絡みまくる!

下前が腿の内側に巻き込まれて、その度にゴシゴシと垢スリをされているかの様です。
歩く度に裾が足首を擦るようにして、仕舞いにはヒリヒリしてくる。

絶対にステテコやペチコートなどは最低限着けないと、涼しいかどうかの前に行動に支障が出ました。
折角洗える素材なのに、ちょっと残念。
posted by AKA at 21:44 | 和装小物について