2007年11月02日

着物のメンテナンス

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着物を母から、祖母から受け継いで着るというのは、洗張り・仕立て代などを考えると、譲られても費用が嵩むし、丈が足りないからもったいないけどそのままという人もきっと多いかもしれません。

母は私が生まれてからは、将来自分の着物を私が着ることを想定して身丈を長くして仕立てていたようです。
お蔭であまり着てなかった物は、裄丈を直せばすぐ着ることができます。
娘さんがいる方は長めに仕立てるほうが良いかも・・・
母の身長は155cm、私は163cm、恐らく母は着にくい丈だったと思いますが、着付けの腕前は師範だったのでなんとか工夫して着ていたのでしょう。

とにかく問題はメンテナンス費なんですよね。
この先母が亡くなったら、着物は誰が縫う?(売り忘れてた商品まである)
洗いは専門店に任せるとして、仕立てが出来たら随分事情が違ってくるはずですから、ひと月に一度くらい母に和裁を習っています。(さぼりがちですが)

しかも 『浴衣から』 じゃなく
「裄の直し方」「衿の天地替え」「帯の芯替え」
等々、超実践的な授業内容です。
私は自分の着物以外縫うことは今後もありえないのでかまわないのです。
必要なメンテナンスから慣れて、少しづつちゃんとした仕立てを覚える、というせっかちな私にはもってこいのカリキュラムです。

関連記事− 着物の洗濯 漆のキズ新修理法 
posted by AKA at 11:25 | Comment(0) | 着物のお手入れ 着付け

2007年06月09日

漆のキズ新修理法

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一般的に漆はすごくキズが付きやすくて漆器の管理も悩ましいですが、漆で地面を歩くとなればどういうことになるのか・・・
先日一度履いただけで表面がものすごい摩りキズになって少々驚いた! こんなに柔らかいんだ・・と。

さて、『 良いのもを買う・きちんとメンテナンスする・大事に長く使う 』 を子供の頃から徹底教育されてきているので、このキズを放置しておけないし、あと数回履いたらサンドブレスト状態で人前で脱げなくなってしまう。

とりあえず普通の下駄の手入れみたいに同色の顔料を作って塗る方法でキズを隠そうと色々な材料を試すものの、ピカピカした漆と同じ色になる物は皆無。
アトリエで試行錯誤していたら額装に使うアクリル板が目に入った。
この材料も相当キズが入りやすく、包んだ紙でも擦れ傷が入る厄介な代物。

「 そうだ!キズそのものを処理すればいいんだ 」

でも私は蒔絵職人じゃないから漆をコンパウンディング出来る材料は無いので、即ガレージへ直行し、車用のコンパウンドとキズワックスを取り出す。
塗料用の材料を漆に塗ったらどうなるか・・・
とりあえず効き目がゆるそうな『微粒子ワックス/ダーク色用』でチャレンジ。( それでも相当のチャレンジャーですが )

「 これは効く!」 繰返し乾かしつつ研きこむこと30分

写真手前の片方が磨いた後で、奥のは表面に白いキズが残っています。
キズ消し効果があっても仏壇を磨いたり、工芸品に使うのは問題だと思います。
効き目があるのが分かったら、漆のコンパウンドが欲しくなってしまった。

ちなみに奥の畳表の草履は草が切れるので、ケバが出たら楊枝の先に木工ボンドを付けて、繊維の隙間を埋めるように都度大切にお手入れします。


posted by AKA at 08:35 | Comment(2) | 着物のお手入れ 着付け

2007年06月02日

着物の洗濯

着物は素材が何であれクリーニング代が高くされている気がします。
背広のほうがアイロン当てるの大変だと思うのですが、着物のカタチになっているだけでプレッシャー感じるからなのでしょうか。

部屋着同然のものにはメンテナンス費はかけられないので、春まで着ていた着物を順番に洗濯機のドライモードで洗っています。
家の中で着てるのはウールばかりなので、単衣仕立てでお手入れは楽ですね。
今は洗濯機も良いし、洗剤も良くなってるし。
子供の頃はウールのセーターをおしゃれ着用と言われる洗剤で洗っても、なんか崩れたような気がしたものですが・・・

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でも母はウールの着物でも相変わらずドライクリーニングに出してます。
私が自分で洗っているのを知った時は相当心配気な様子でした。
仕上がりを見てちょっとは納得したようですけれど・・・

ウールは織によってはゴワつき感がありますが洗って、着て、洗ってを繰り返すと柔らかくなって着易くなりました。
着物を畳んでネットに入れてドライモードにしますが、水は多目で一枚づつ洗うほうが良いと思います。
洗濯は機械まかせにするとして、干して生乾きのうちに長さのある面積を、型崩れしないようアイロン当てるのは結構な労働です。
しかもうっかり干しすぎると乾いてシワが出てしまうので、真剣にタイミングを見計らって作業しないと余計な手間を増やすハメに。
最後に室内で影干しして完成。

関連ページ 刺繍半衿の洗濯
着物の洗濯には◎日和
posted by AKA at 08:00 | Comment(0) | 着物のお手入れ 着付け