2008年11月06日

刺繍半衿の洗濯

刺繍されてる物は 「 洗うと、どうなってしまうのだろうか・・・?」 とビクビクして、ついついお手入れが後手後手になり、クリーニングするの忘れて放置したり、むしろ汚れが落ちなくなったりしてしまう。

汚れって最初は無色なのに後から変色して浮き出してくる。
そうなるとなかなかキレイになってくれないので、半襟に汚れのラインがついてしまうくらいなら多少刺繍が縮んでも洗ってしまおうという考えの持ち主です。
お手入れ方法にはベンジンで拭く、という王道もありますが、ベンジンだけだと後でシミになると聞いた事があり、アンモニア水で薄めるとかしないといけないのかもしれない。
なんだか揮発性の薬品は、そこにある汚れをどうして抹殺できるのか? が理解できず、水に流す方を信用してしまう原始的頭脳が悲しい。

刺繍半衿081106.jpg

右から
★化繊生地に化繊糸刺繍の半衿
ネットに入れて普通に洗濯機で洗って、そのまま普通に乾してます。

★綿生地に綿糸刺繍の半衿
糸に毛羽立ちが出やすく、縮みが強くて、生地・糸両方縮みますね。
漬け置き洗いをして、水気をタオルで取り、生乾きでアイロンをします。

★正絹生地(しぼの無いもの)に化繊糸刺繍の半衿
糸の縮みは強くないけれど、シワが出やすいので、アクロンやエマール、シャンプーを多め水で溶いて、10分以内で漬けます。
すすぐ時も泳がすようにしていますが、小さな洗面器などだとついつい手の動きで生地にシワを作るので、お風呂場の床に平置きして、シャワーで洗う方が型崩れやシワになりにくいと思います。
ビショビショのまま竿にかけてから、タオルで優しく挟みます。
水気がまだあるくらいのタイミングで裏からアイロンをします。

★正絹縮緬地に正絹糸の日本手刺繍の半衿
どんな事情があろうとも、絶対に自分で手入れをするのは止めましょう。

今日は仕事前に付きっきりで手入れをしました。
洗いっぱなしや乾しっぱなしは厳禁なので、ちゃんと時間が取れる時を選んでいます。
もちろん、自分で洗わず、都度クリーニングにちゃんと出すほうが仕上がりは綺麗に決まっていますけど。

posted by AKA at 12:59 | 着物のお手入れ 着付け

2008年08月03日

兵児帯の上手な結び方

着物 080803.jpg

夏の着物を普段着として着る時は兵児帯などで、薄く快適にしたいです。
ところが兵児帯ってウエストでぐしゃぐしゃになったり、リボン結びが下がって崩れたりするので、兵児帯の結び方をあれこれ工夫してみました。

兵児帯は巻いて蝶々リボンや文庫のように簡単に結ぶだけなので楽だけど、正絹の物だったりすると結構重くて、益々崩れる可能性大。
夏以外はちゃんと補正して腰パッドとかすれば解消できる事が、一枚でも薄くしたい夏に綺麗に崩れず着付けをするのは色々と難題がある。

今のところ最も快適で綺麗に崩れず結ぶ方法はメッシュの芯を体に一周させるやり方です。
和装用の40cmくらいの帯板ではなく、手芸店などで売っている 『 メタリックヤーン用のキャンバス 』 をメッシュ帯芯として使用するのです。
私はパルプみたいな素材の物を使っていますが、メッシュになってると通気性が抜群で、適度な硬さです。

兵児帯 080803.jpg 帯板 080803.jpg
☆帯幅のメッシュキャンパスを70cm程用意。(長さは体型により調整)
☆両端を台形になるよう斜めにカットして、角も少し丸くします。(写真右)
☆兵児帯の中央に置いて包み、台形状の長い方を上にして、芯が背中心で終わるように巻いていきます。
☆巻いた時に芯の長い方が上になっているとリボン結び固定出来るし、補正しなくても着物らしい直線的で綺麗な着姿が作れます。

浴衣ならカワイイ系は帯幅18cm、カッコイイ系は16cmくらいのようですね、帯のようにしっかりするので、ブローチを着けたり帯締め風にリボンを結んでもいいかも。
posted by AKA at 18:13 | 着物のお手入れ 着付け

2008年07月05日

アンティーク着物

着れる着物を細かく切り刻んで小物とかにしてしまうのは心が痛みます。
着物は寿命を全うするまで使いきるのが普通の事、着物として無理になったら、羽織とか襦袢とか他の着物周りの物に仕立て直し、その後座布団や風呂敷になったり、祖母が最後には生地を裂いてハタキを作ってましたっけ。
( 今は掃除機の付属パーツが多彩なんで、ハタキは絶滅寸前? )

紋錦紗に華やかな花々と鹿の子模様のアンティークの部類に入る古い着物。
何度も縫い代えられた為にちょっと弱くなっている部分もありますが、デザインはアンティークらしい大胆さとオーラを発散していて、長い年月愛用されていたのに生き生きしてる。

着物スカート080705.jpg

でもこの着物は裾よけとか下着にするにしてもちょっと生地のキズが目立ってしまいそうだったので、思い切ってスカートを作りました。
一応、着るものに変化させる経過は辿れそうかと・・・。
洋服ならば好きな幅で何枚で接ごうと 『 お好きにどうぞ! 』 ですものね。

涼しいです!(キッパリ)
着物として着ると、どんな薄い生地でもあんなに暑いのにねぇ。
しっとりと柔らかいアンティークの錦紗着物、もう重さなんて全然感じないくらい快適そのものデス。
夏の着物は辛くてあまり着なくなる季節なので、こんな風に着物柄の洋服と下駄でフラフラ出かけてみるのもいいかもしれない。
posted by AKA at 17:43 | 着物のお手入れ 着付け

2008年06月11日

浴衣の帯

浴衣や普段の着物に使う半幅帯を作るのは案外簡単です。
半幅帯は気楽に締めれるし、その上織物が何であれ一年中使っていい事になってるので、確かに便利。
北欧系プリントとかカワイイ柄は欲しいけど、とりあえず手近にある名古屋帯の反物を洗張りして何本か作ってみました。

半幅帯 080611.jpg

最近は半幅でも長さは4mくらいあって変わり結びが出来るものが主流なので
名古屋帯のオランダ線の部分はカットして、柄合わせで目立たない様に繋ぎ、太鼓裏の生地まで全部使って作ります。
身長163cmの私は帯が広くないと着た時のバランスが悪くなるので、帯幅は4尺2寸(約16cm)以上で、出来るだけ太めの仕上げになるようにします。

正絹の帯地で作る場合は帯芯を縫うとか多少面倒ですが、コットンプリントの生地だったら、裏に接着芯をアイロンで付ければ芯の硬さをもたせられるので、ミシンで縫う事もできます。
裁断した生地の裏の縫い代を覗く部分(帯幅)に厚めの接着芯を貼り、半分にしてミシンでダーッと縫って引っ繰り返し、端の始末をすればもう完成。
帯の長さの生地が理想ですが、中央で1ヵ所柄合わせて繋ぎが出ても締めたら
分からなくなるし、浴衣などの気楽な物に合わせるなら良いのでは?

安く売ってる化繊の帯もありますが、すぐ緩むし、風合いはテラテラしているし、それならいっそお気に入りの生地で世界に一本の帯のほうが可愛くてGOOD!


posted by AKA at 12:45 | 着物のお手入れ 着付け