2009年04月16日

派手な帯揚げを染め変える

10代から使っている原色ハデハデな絞りの帯揚げを地味な色に染めたら、使えるものになるかな? って思ったのです。
なんだか10代は “ ふっくら帯揚げ ” が決まり事みたいに、絞りのものばかり何色もあって、しかも総絞りの物ってモコモコしていて収納スペースも必要。

まずは一番派手で、存在すら箪笥の中で異様に感じられる濃厚ショッキングピンクの帯揚げから試す事にしました。
カーニバル並みに派手な色だから、滅茶苦茶になっても 「 あー失敗失敗 」 とさっさと捨てて忘れられる。
絞りを湯に漬けたら伸びちゃうんじゃないか、と心配してしまいますが、絞りってそんな事ぐらいじゃ無くなったりしないものです。

帯揚げ090416.jpg

薄い焦茶色の染液で、くすんだ色に変えました。
まだ染め直していないオレンジの帯揚げと比べると若干伸びた感じですが、私としてはこのくらいは許容範囲。
きついピンクの色が少し抜けて、地色に茶色が入りましたので、ショッキングな色では無くなったかと・・・コレはスカーフとして使うつもりです。
オレンジや普通のピンクの染め変えなら、帯揚げに相応しい色に出来そう。

家庭用からプロ用まで染料は色々ありますが、個人的に使いやすいと思っているのは、 “ SEIWA ” という大手染料メーカーで出している 『 ローパス 』 というシリーズです。
製品染めに関しては今まで使った中では最も信用できます。
以前、緑色のコットンワンピをグレープ色に変えるという無茶な計画を実行しましたが、先染め生地みたいに問題なく出来たくらい、ムラなく染まる染料です。
H氏がやるとしたら、染料と助剤を使って染めて、その後、蒸す工程とかありますが、普通のご家庭では無理でしょう。
私とて染めに関しては同じ事、いちいちH氏にああしてこうしてと言うのも面倒だから、思い立った時にすぐ少量から染められて、簡単に確実にムラなく!が一番良い。
私は東急ハンズ渋谷店で買っていますが、染め物に詳しくなくても染め方の手引きがおいてあるので安心です。

ローパスには、タンパク質繊維用の “ Aタイプ( イルガラン染料系 ) ” と、植物繊維用の “ Dタイプ( シリヤス染料系 ) ” があります。
絹やウールに使う“ ローパスA ” は、酢酸という助剤が必要ですが、無くてもお酢で代用出来るので特殊な助剤は必要ありません。
本当は煮て染めるのですが、絞りの帯揚げを煮ちゃうまでの勇気は無かったので、熱いお湯に漬け込む方法でやってみましたが、帯揚げ程度なら全然問題なさそうです。( セーターを染める時は絶対煮るのですが・・・ )
手引きにも書いてない注意が一つ、複数の染料を混ぜて色を作る場合は、色同士をムラ無く混ぜる助剤が必要なので、1枚か2枚だけやりたいような場合は単色にするのが無難だと思います。
posted by AKA at 12:08 | 着物のお手入れ 着付け

2008年11月19日

洋服生地で着物を作る

洋服の生地で着物を作るとカワイイものが出来るし、費用も安く作れます。
もちろん普段着物にしかなりませんが、一番必要なジャンルなので色々バリエーションが欲しくなります。
普段家にいる時や雨の日に出かける時は断然ウール派!
ウールの厚さは様々なものがありますが、平織りで柔らかい、ワンピース向きの生地を選んでいます。

まずはウールですが、洗ってアイロン仕上げします。
私はウールの着物は家で洗濯するので、縫う前に充分生地を縮めます。
これで手入れの度に型崩れしたり短くなったりするのを解消できます。
必要なサイズに裁断したら、すぐにロックミシンかジグザグ縫いで端を縫い止めます、ほって置くとドンドン端がほつれてしまいます。
あとは普通の着物と同じように仕立てるだけですが、丈夫にするために背中心や脇縫いなどはポリエステルの糸でミシンをかけますので、かなりスピーディ!

ちょっとガーリーな感じのコーディネートとか、普通の着物風でも大丈夫かな
着物081119_2.jpg 着物081119_3.jpg
モダンな洋服っぽいコーディネートもいける
着物081119_1.jpg

洋服だったら黒系の色を選ぶけど、着物を作るとしたら茶系もいいのでは? と焦茶の水玉模様にしましたが、黒よりマイルドなのでコーディネートの範囲は広そうです。

posted by AKA at 12:47 | 着物のお手入れ 着付け

2008年11月11日

美術館と着物

ハラミュージアムアークへ納品に出発、10分で出かける着物を選んで普段着の着物からチェンジ、黒い建築と紅葉と現代美術に合うようにしました。
ついつい、「 長襦袢はこのままでもいいか・・ 」 と時間短縮の為に横着して家用のモスリンの長襦袢のままで出かけてしまいましたが、やっぱり失敗だった。

着物081111.jpg

家で着物を着て過ごす時は、家事や作品制作などもするから、洗えて手入れが楽で温かいウールモスリンの長襦袢を愛用していますが、正絹の物に比べるとツッパリ感やゴワつき感はどうしてもあります。
正絹のようにシンナリ柔らかく体に添うようなシルエットになりにくい。
ましてやモスリンに紬の着物を重ねるとすごいゴワっとした外見になってしまいます。

化繊の長襦袢も手入れは楽でモスリンと違い柔らかい感じになりますが、冷たくて保温性がない事と、家のほうが家事など動きが激しいので着崩れが凄くてあまり好きになれません。

『觀海庵』へと続く長ーーい廊下、牧場を眺めつつ開放感抜群の空間です。
posted by AKA at 12:06 | 着物のお手入れ 着付け

2008年11月06日

刺繍半衿の洗濯

刺繍されてる物は 「 洗うと、どうなってしまうのだろうか・・・?」 とビクビクして、ついついお手入れが後手後手になり、クリーニングするの忘れて放置したり、むしろ汚れが落ちなくなったりしてしまう。

汚れって最初は無色なのに後から変色して浮き出してくる。
そうなるとなかなかキレイになってくれないので、半襟に汚れのラインがついてしまうくらいなら多少刺繍が縮んでも洗ってしまおうという考えの持ち主です。
お手入れ方法にはベンジンで拭く、という王道もありますが、ベンジンだけだと後でシミになると聞いた事があり、アンモニア水で薄めるとかしないといけないのかもしれない。
なんだか揮発性の薬品は、そこにある汚れをどうして抹殺できるのか? が理解できず、水に流す方を信用してしまう原始的頭脳が悲しい。

刺繍半衿081106.jpg

右から
★化繊生地に化繊糸刺繍の半衿
ネットに入れて普通に洗濯機で洗って、そのまま普通に乾してます。

★綿生地に綿糸刺繍の半衿
糸に毛羽立ちが出やすく、縮みが強くて、生地・糸両方縮みますね。
漬け置き洗いをして、水気をタオルで取り、生乾きでアイロンをします。

★正絹生地(しぼの無いもの)に化繊糸刺繍の半衿
糸の縮みは強くないけれど、シワが出やすいので、アクロンやエマール、シャンプーを多め水で溶いて、10分以内で漬けます。
すすぐ時も泳がすようにしていますが、小さな洗面器などだとついつい手の動きで生地にシワを作るので、お風呂場の床に平置きして、シャワーで洗う方が型崩れやシワになりにくいと思います。
ビショビショのまま竿にかけてから、タオルで優しく挟みます。
水気がまだあるくらいのタイミングで裏からアイロンをします。

★正絹縮緬地に正絹糸の日本手刺繍の半衿
どんな事情があろうとも、絶対に自分で手入れをするのは止めましょう。

今日は仕事前に付きっきりで手入れをしました。
洗いっぱなしや乾しっぱなしは厳禁なので、ちゃんと時間が取れる時を選んでいます。
もちろん、自分で洗わず、都度クリーニングにちゃんと出すほうが仕上がりは綺麗に決まっていますけど。

posted by AKA at 12:59 | 着物のお手入れ 着付け