2009年05月15日

着物の洗濯には◎日和

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洗い立ての着物ってフワッとしていて、洗う度に柔らかくなるのは嬉しい。
クリーニング代節約の為、冬物のウール着物を毎日一枚洗濯して、少しづつ手入れと夏の支度をしています。
「 一日で何枚も洗う 」 というのは今年から止めました、だってタイミングを計るのが気がかりで他の事が手につかなくなるので気が重くなってしまうから。

洗う前に袖先のアール部分に布埃が溜まり易いので、袖の中の埃をブラシでお掃除します。
寝具用などの大きな洗濯ネットの中に着物を入れて、洗濯機をドライモードで脱水無しに設定してスタート。
着物をネットに入れる時 「 型崩れしちゃいけないから 」 と着物畳みしてキッチリとネットに収めて洗った事がありましたが、いざ干そうと広げてみると中は全然濡れていない??・・・。
ウールは撥水性が強い繊維だし、ドライモードはとても繊細に洗うので、ネットに入れた上に必要以上にピッチリ畳むと、中までちゃんと洗えないみたいです。
一枚で洗うならもしかしてネットも要らないのかもしれないけれど、とにかく一旦広げてフワッと入れています。

そして脱水は使わず、水を抜いて濡れたまま干します、5月の晴天日に南向きの場所に朝から干すなら40分〜1時間程度かな。
私は朝のうちにこの作業をするようになりました。
我家の物干し場は屋根が無く、日差しが強くなる時間になると、上部は直ぐ乾くのに裾はビショビショ・・・と言う風になって、均一な生乾き状態になってくれません。

湿っているうちに着物の裏からアイロンを当ててシワを取るのも順番決めちゃってます。
【 衿 → 身ごろ → また衿 → 袖 → またまた衿 → 表に返してキセを整える 】 
身丈が重要ならタテに、身幅と裄ならヨコに、一旦始めたらどちらか一方の方向だけアイロンを動かすようにしないと崩れますから、それもちょっと面倒です。

洗うと型が崩れるという心配はあまり無いけれど、どんなに洗剤が良くなっていてもウールですから、160cm以上の長さの物は1cm程度は絶対縮みます。
洗った事のないウール反物は身丈が4cm縮んだ事もあった。
それでもウールは普段の家用か雨の日用なので、私はクリーニング屋に出す気がまったくないし、新品同様の姿を留めようとも思っていません。
予防策として作る前に出来るだけ縮めてしまい、身丈は余裕をみて仕立てるようにしています。

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腰紐も洗ってサッパリ。
パリッとしていると着付けが崩れにくいので、ぐにゃぐにゃになりにくい自分に合った硬さの素材を選んで、好みの長さと幅で作っています。
posted by AKA at 12:24 | 着物のお手入れ 着付け

2009年04月16日

派手な帯揚げを染め変える

10代から使っている原色ハデハデな絞りの帯揚げを地味な色に染めたら、使えるものになるかな? って思ったのです。
なんだか10代は “ ふっくら帯揚げ ” が決まり事みたいに、絞りのものばかり何色もあって、しかも総絞りの物ってモコモコしていて収納スペースも必要。

まずは一番派手で、存在すら箪笥の中で異様に感じられる濃厚ショッキングピンクの帯揚げから試す事にしました。
カーニバル並みに派手な色だから、滅茶苦茶になっても 「 あー失敗失敗 」 とさっさと捨てて忘れられる。
絞りを湯に漬けたら伸びちゃうんじゃないか、と心配してしまいますが、絞りってそんな事ぐらいじゃ無くなったりしないものです。

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薄い焦茶色の染液で、くすんだ色に変えました。
まだ染め直していないオレンジの帯揚げと比べると若干伸びた感じですが、私としてはこのくらいは許容範囲。
きついピンクの色が少し抜けて、地色に茶色が入りましたので、ショッキングな色では無くなったかと・・・コレはスカーフとして使うつもりです。
オレンジや普通のピンクの染め変えなら、帯揚げに相応しい色に出来そう。

家庭用からプロ用まで染料は色々ありますが、個人的に使いやすいと思っているのは、 “ SEIWA ” という大手染料メーカーで出している 『 ローパス 』 というシリーズです。
製品染めに関しては今まで使った中では最も信用できます。
以前、緑色のコットンワンピをグレープ色に変えるという無茶な計画を実行しましたが、先染め生地みたいに問題なく出来たくらい、ムラなく染まる染料です。
H氏がやるとしたら、染料と助剤を使って染めて、その後、蒸す工程とかありますが、普通のご家庭では無理でしょう。
私とて染めに関しては同じ事、いちいちH氏にああしてこうしてと言うのも面倒だから、思い立った時にすぐ少量から染められて、簡単に確実にムラなく!が一番良い。
私は東急ハンズ渋谷店で買っていますが、染め物に詳しくなくても染め方の手引きがおいてあるので安心です。

ローパスには、タンパク質繊維用の “ Aタイプ( イルガラン染料系 ) ” と、植物繊維用の “ Dタイプ( シリヤス染料系 ) ” があります。
絹やウールに使う“ ローパスA ” は、酢酸という助剤が必要ですが、無くてもお酢で代用出来るので特殊な助剤は必要ありません。
本当は煮て染めるのですが、絞りの帯揚げを煮ちゃうまでの勇気は無かったので、熱いお湯に漬け込む方法でやってみましたが、帯揚げ程度なら全然問題なさそうです。( セーターを染める時は絶対煮るのですが・・・ )
手引きにも書いてない注意が一つ、複数の染料を混ぜて色を作る場合は、色同士をムラ無く混ぜる助剤が必要なので、1枚か2枚だけやりたいような場合は単色にするのが無難だと思います。
posted by AKA at 12:08 | 着物のお手入れ 着付け

2008年11月19日

洋服生地で着物を作る

洋服の生地で着物を作るとカワイイものが出来るし、費用も安く作れます。
もちろん普段着物にしかなりませんが、一番必要なジャンルなので色々バリエーションが欲しくなります。
普段家にいる時や雨の日に出かける時は断然ウール派!
ウールの厚さは様々なものがありますが、平織りで柔らかい、ワンピース向きの生地を選んでいます。

まずはウールですが、洗ってアイロン仕上げします。
私はウールの着物は家で洗濯するので、縫う前に充分生地を縮めます。
これで手入れの度に型崩れしたり短くなったりするのを解消できます。
必要なサイズに裁断したら、すぐにロックミシンかジグザグ縫いで端を縫い止めます、ほって置くとドンドン端がほつれてしまいます。
あとは普通の着物と同じように仕立てるだけですが、丈夫にするために背中心や脇縫いなどはポリエステルの糸でミシンをかけますので、かなりスピーディ!

ちょっとガーリーな感じのコーディネートとか、普通の着物風でも大丈夫かな
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モダンな洋服っぽいコーディネートもいける
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洋服だったら黒系の色を選ぶけど、着物を作るとしたら茶系もいいのでは? と焦茶の水玉模様にしましたが、黒よりマイルドなのでコーディネートの範囲は広そうです。

posted by AKA at 12:47 | 着物のお手入れ 着付け

2008年11月11日

美術館と着物

ハラミュージアムアークへ納品に出発、10分で出かける着物を選んで普段着の着物からチェンジ、黒い建築と紅葉と現代美術に合うようにしました。
ついつい、「 長襦袢はこのままでもいいか・・ 」 と時間短縮の為に横着して家用のモスリンの長襦袢のままで出かけてしまいましたが、やっぱり失敗だった。

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家で着物を着て過ごす時は、家事や作品制作などもするから、洗えて手入れが楽で温かいウールモスリンの長襦袢を愛用していますが、正絹の物に比べるとツッパリ感やゴワつき感はどうしてもあります。
正絹のようにシンナリ柔らかく体に添うようなシルエットになりにくい。
ましてやモスリンに紬の着物を重ねるとすごいゴワっとした外見になってしまいます。

化繊の長襦袢も手入れは楽でモスリンと違い柔らかい感じになりますが、冷たくて保温性がない事と、家のほうが家事など動きが激しいので着崩れが凄くてあまり好きになれません。

『觀海庵』へと続く長ーーい廊下、牧場を眺めつつ開放感抜群の空間です。
posted by AKA at 12:06 | 着物のお手入れ 着付け