2011年10月27日

ウールの着物を縫う前に

ウールの着物を何枚か増やしたいな・・・
そう思っていたところ、新古品の反物を入手出来ました。

一反¥1000

必要な人もあまりいないご時勢。
私にとっては必須衣類ですが、一般的には¥1000でヒートテックを買う方が利用価値大なのでしょう。

着物111027_1.jpg

この柄ならば20年は着れる予想。
1年換算50円。


着物111027_2.jpg

こちらはかなり “ 紬風 ” を目指したと思われる西陣ウールお召しです。


ウール着物に関しては縫う前に洗って、家で手入れ出来る着物にするのが私流です。
今は制作が詰まっていて、まったく身の回りの物を縫える状況ではないのですが、洗濯日和が続いているので、生地を洗うだけはしておく事にしました。

約12mの反物という事は、縮めると長さが足りなくなる恐れもあります。
それでも縮めないと家で洗濯できず、普段着物の用途として成り立たないので、やるしかありません。
私はウール着物を木綿の着物のように扱いたいし、縮めさえすればそれも可能になりますからね。
服地と違って、 「 じゃあ多めに買おう 」 って事が出来ないのが苦しいところです。

見た感じではピンクのウールお召しのほうが縮む予感・・・。


チェックの着物  
< 洗濯前 > 11m92cm  < 洗濯後 > 11m76cm
16cm縮みました。
1〜2%減は予想より縮まなかった感じがします。
やはり平織りは素直な布なのかもしれません。

ピンクの着物
< 洗濯前 > 11m96cm  < 洗濯後 > 11m55cm
41cm縮みました。
糸を引いたり緩めたりでヨロケ縞の柄を作っているし、フシも作ってるし・・・しかし思った以上に縮む生地でしたね。

お召しと名乗っているからには縮みそうな気配がアリアリでしたが、41cmも縮むとは・・・洗っておかなければどれだけ型崩れしたかわかりませんから、良かったのかもしれません。
私の着物は、不可欠な長さだけにギリギリ節約して裁断しても、11.7mは必要なんですが・・・
袖部分で調整しなくてはならないでしょう。

生地はそれぞれテンションが違うので、縮み方はそれぞれ。
織ってる機械の縦糸のテンションがどのくらいかなんて、とても予測不可能ですから、こういう事はしかたがありません。
posted by AKA at 23:58 | 着物のお手入れ 着付け

2011年09月12日

日本刺繍の帯を直す

日本刺繍の模様で糸の渡りが長いものは、細い糸で押さえがしてあるのですが・・・
帯の表面は結ぶ時や着ている間もスレてしまうことも多くて、押さえてある糸が切れてしまったようです。

刺繍帯110912_1.jpg

糸を撚らずに刺してあるので、押さえの糸が切れるとボサボサと毛羽だってしまいました。
多分更に放置すると、その部分の糸がどんどん無くなり、生地が見えてきてしまうでしょうね。

日本刺繍の技法に詳しくないので、ま、素人がやって見苦しくない方法で修復するほかありません。


刺繍帯110912_2.jpg

例によって、絹の刺繍糸が無いため、縫い糸を使って網掛けのようにしてしまう事にしました。
5mmピッチで90度でクロスするように糸を刺していきます。


刺繍帯110912_3.jpg

糸が交差する部分全てを一ヶ所づつ糸を架けて押さえました。
案外簡単に乱れる事無く出来てホッとしました。


刺繍帯110912_4.jpg

一ヶ所だけやると変なので、同じモチーフの同じ箇所すべてに飾り縫いのように刺していった結果・・・

「 やる前より変化が出ていい感じではないか! 」

完全に自己満足な感想です。
でも、何だかやり始めたら楽しくなって、もっと他のところもやりたくなったけれど、素人が調子に乗るとロクなとこにならないので、このくらいで止めておくのが無難でしょうねぇ。
posted by AKA at 23:01 | 着物のお手入れ 着付け

2011年06月04日

半衿のスジ汚れの洗濯

半襟にスジ汚れが出来やすい季節になって、半襟の洗い方を変えました。

着ている時にはビッショリ汗をかいている気がしていなくても、脱いで一晩湿気を飛ばすと、襟の山や、襟足のラインが “ じわぁーー ” とした色が付いている。
そして襦袢から半襟を外して、一枚の布になったのを見ると 「 うわぁ 」 と、はっきりスジ汚れを再確認。

冬はオシャレ着用の洗剤で漬け置き洗いしてましたが、夏場のスジ汚れは落ちにくかった・・・


半衿洗濯110603_1.jpg

半襟のひどい汚れにはクレンジングフォームを使うようにしています。
もちろんオイルクレンジングはNGです。
ベンジンよりも扱いが楽で、衿山の汚れは見えなくなります。

スジ汚れの原因は、汗・皮脂・ファンデーション・日焼け止め。
この汚れに一番効く洗剤は洗顔フォームだと思います。
そして間違いなく、我家にある石鹸の中で一番値段が高く、デリケートに洗うのは “ 顔 ” 用の石鹸なので、優しい石鹸だろうと思います。

洋服の衿汚れ用洗剤というのも市販されていますが、絹の生地や刺繍・染にダメージが有るか無いか、試す気にはなっていません。
( 恐らく、生地がギシギシ音を立てそうです )

半襟を濡らしてからクレンジングフォームを塗りこむだけで完了。

今回洗ったのは、絹まじりの塩瀬生地にレーヨン刺繍糸の半襟。
こういう薄いピンクの生地などはしっかり汚れを落とさないと、どんどん見苦しくなってしまいます。

半衿洗濯110603_2.jpg

刺繍の半襟に限らず、平絹でないかぎりアイロンをかけるときは下にタオルを敷いて、裏からアイロンを当てます。
塩瀬生地も一見フラットに見えますが、生地に細かい凹凸があり、タオルの上でかけたほうがピシッと仕上がります。
刺繍の間の細かいシワも綺麗に伸びます。

ドライクリーニングのように・・・
とはいかないかもしれませんが、私の場合、普段使う刺繍半襟は家で手入れするほうが綺麗に保てる気がします。
「 半衿は一生モノではない 」 と思っているので、買った時のようにキープすることよりも、清潔さを優先しています。

・刺繍半襟の洗濯へ
posted by AKA at 11:05 | 着物のお手入れ 着付け

2010年12月08日

ウールの着物に簡単な帯結び

着物で掃除したりする事が多くなる12月。
名古屋帯や八寸帯も動きやすいように紐を使わず、簡単な帯の結び方で。

帯が出っ張っていると何かに当たったり、狭いところに入ったりするのに邪魔になりますから。

着物101208.jpg

だったら半幅帯にすればいいのですが、たまたまその日の気分で選んだものが幅があるってこともあります。
この木綿帯も締めやすいのでついつい選びがちに。

そういう時はこんな風に

簡単帯結び2.jpg

胴を2度巻いたら “ て ” を結んで固定して、お太鼓幅の方は胴にまいた部分に“ たれ ”を残して下から通します。
( 写真撮りづらいので前に持ってきちゃっていますが・・・ )

簡単帯結び1.jpg

ペロンと垂らしておしまい。
枕も、帯揚げも、帯締めも何も無しで緩みません。
角出し結びのなり損ないみたいな感じです。
結んで固定するのは半幅になる部分だけになるよう気をつけないと、お太鼓にシワが出来ちゃいますけどね。
posted by AKA at 23:38 | 着物のお手入れ 着付け