2007年08月19日

蜻蛉 花柄 植木鉢

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チャイナシルクノトンボガラ。
東洋的な感じがすごく好きな模様で、オリジナルのテキスタイルプリントと組み合わせて、パッチワークにして使っているのですが、プリント柄の植木鉢もオモトとか春ランを植えそうな雰囲気のデザインなので、模様やテイストが東洋的でしっくりきているような気がします。

私は春ランなど渋好みで大人な世界の植物は、まだ手を出していないですが、とにかく鉢が美しくて、脚なんか付いてて 「いいなぁ」 って羨望の眼差しで見ているジャンルです。

白い顎ひげとか生やしたおじいさんとかが緑茶のみながら自慢しあうような
年季が必要な世界の臭いがします。
私はまだまだパッチワークで色遊びを楽しんでいるのがお似合いです。

2007年08月13日

蒼の発色

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以前からアオ色は表現の難しい色だと感じていました。
「○○○のような感じの□□色」
のような説明をする場合にも、何に例えるのが適切かどうかを悩みます。

例えばアカ系なら「イチゴ」「レンガ」「血」「ワイン」など、大抵の人が同じ色を思い浮かべられる色言語があると思いますが、アオ系は空とか水とか状況や環境で変化するような曖昧な言葉か、花の種類のようにマニアックなものとかブルーシートなど限られた商品の説明になってしまう。

テキスタイルプリントの色決めをする時も、
「もっと深いアオにして」 「いや、濃いんじゃなくて渋い感じの」 「いやいや灰っぽいのじゃなくて茶が入ったような」 「こんな古典色じゃなくて・・・」
どんなに言葉の上に言葉を重ねても正確なイメージが伝わらない。

その上、我が国ではグリーンでさえアオと呼ぶ・・・。

2007年08月07日

秋めいた図案

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8月になると着物は萩や葡萄など、季節を先取りした図案になってしまうので、これからが夏本番というのに、すっかり意識が秋に向かってしまいます。
緑を基調にしたグラデーションのシルクスクリーンのプリント生地は、秋草などの和の趣も感じる、様々な植物を組み合わせて画案にしています。

昨日は白馬で夏の植物を堪能しましたが、花火やキャンプやバーベキューなど、夏ならではの楽しみをまだまだ満喫していないというのに
「ここは秋も最高でしょうね・・・」
と、早くも秋の山に思いを馳せてみたり、紅葉シーズンの京都の手配をしています。

2007年07月30日

ハリガネ線の複雑さ

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ハリガネで作ったように見える騙し絵風の絵を、複数の色のグラデーションでシルクスクリーンで布に仕上げる・・・

なんだか複雑な事情を抱えているような説明ですが、模様のほうも複雑な感じで
「この線は表側か裏側か?」 
「角柱か角錐か?」 
という釈然としない気持ちが、沸々と湧き上がるような図案です。
しかもプリント色も針金の不思議さに合わせて複雑な表現にしています。

Hはこういう仕掛けのようなテキスタイルプリントの表現が好きです。
罠のような模様ばかりコツコツと描いている様子は、数学の宿題をやっている
時のなんともいえない集中力に似たものを背後に感じます。