2007年09月10日

優柔不断症候群 U

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色をコントロールする能力ってかなり個人差があると思います。
常に色と関わって仕事をしてるのに時々判断が着かない事があって、悩みに突入してしまう事もあります。

違う素材の色と色を微妙に合わせたりするのはまったく問題ないのですが、私のリクエストでHさんに色の希望を伝える場合があると、染料を前にして
「この色で!」
と断言できず何度もプリントさせて、ウンザリ顔をされる・・・。
美大の頃からすでに白紙に色をのせるのに躊躇する傾向がありましたが、素材の色合わせだと水を得た魚の様に決まっていくから不思議です。

生地担当のHさんはというと、「 40色を全部一画面に着色しろ 」 と言われても、多分普通に塗り終わるようなヒトです。
時々着彩する様子を見ていて 「 ピンクの隣に緑を合わせたちゃったよ 」 とかびっくりしますが、ちゃんと仕上がっていくのだからすごい決断力だ。
多分、色の見える範囲が普通じゃないんでしょう。
posted by AKA at 21:20 | テキスタイル-絵のような布

2007年09月09日

風景画を布の模様に

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パラッパラッと空から降ってくる星やら月やらが山に当たって跳ね返る・・
草原と遥か彼方の山並みと夜空を描いたテキスタイルプリントです。

この夜空部分は大きなスクリーンの上の方で、その下には畑のような草原が、小川や塚を超えながら続いている風景画の布図案です。

風景画ってあまり布模様になっていない題材ですよね。
なにか問題でもあるんだろうか?
風景柄を好む民族とそうでない民族とがあるとか?

多分レピートで模様を繰り返すのには不向きだし、天地が明確な生地だと裁断に無駄が出るとか製品デザインしにくいとか、そんな生産者側の都合もあるのかもしれません。
そういう視点で見るとアロハはすごく風景図案が多いですよね。
しかも油絵風な濃厚タッチ、椰子の木にサンセットみたいに具体的情景とか、すばらしく美しい自然に囲まれているとそういう趣向になるのでしょうか。
posted by AKA at 09:47 | テキスタイル-絵のような布

2007年09月05日

花模様の鳥

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草原の花々と戯れた後で山に帰っていく鳥。
そんな物語はどうでしょうか?

お花の模様を一杯付けて飛び立つ鳥は、水彩画のように筆で着色染めしたテキスタイルプリントで、スクリーンプリントの山の風景の上にアップリケして、お花が目立つように刺繍を加えています。
ピンクとかティファニーブルーで優しい感じの色合いです。
とにかく自分的にピンクカラーブームが着てるのは間違いないのだけれど、ピンクの洋服とか着物とか、そういう大胆な部分で消化できないので作品に現れているのかもしれない。

山は山らしく、空は空らしく、花は花らしく・・・
不思議な部分は鳥の体が花模様になっていることくらいです。

2007年09月02日

渦巻と輪になる花

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梅鉢のような模様が花型の中に渦巻きと一緒に描かれた図案を、かなり渋い路線の色合いで水彩画のように染めたテキスタイルプリントです。

全体のトーンが落ち着いているので、スパンコールは真っ白と不透明を使い、ちょっとビンテージっぽい色合いになるよう刺繍をしました。

古典柄だったら多分、渦巻きには花じゃなくてトンボとか魚、例えば鯉とかの柄のほうが一般的なんでしょうけれど、もともと涼をとるニュアンスで作画をしたわけではなかったので、少々和のテイストを感じさせる変わった花柄の模様という感じで見て下さいマセ。