2007年09月14日

秋冬はやっぱりベルベット

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縞模様の雑木林、花が咲く木、葉の茂る木・・・
前記事のコモビ山をイメージした森の図案は無事完成して、10月の展覧会にはバックになっていることでしょう。

秋を意識した思いっきりシックな色合いになっています。
いつもより写真が白っぽく光って見えるのは生地がベルベットだから表面に起毛がある為です。

ベルベットのプリントテキスタイルはちょっと珍しいと思いますので、何に利用していこうか・・・
秋冬限定で楽しめる素材なので、毛皮と合わせるのもよいかもしれないなぁ、とかベルベットを撫で回しながら思案しています。
ベロア系は大好きな素材ですけれどハッキリ言って縫いずらいんですよねぇ。
私は下送りだけでなく押さえ部分に上送りの部品を付けて、上下でガッチリ同時送りしていますが、多分家庭用のミシンでは付けられないかもしれない・・。
シッカリしつけする以外のコツに気づいたらまた報告します。
posted by AKA at 14:50 | テキスタイル-絵のような布

2007年09月13日

言葉を想像して図案を作る

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ユーゴにあるコモビ山とか、何かピシッっとインスパイアされるキーワードが目に飛び込んでくると、『 コモビ山 』という言葉が頭に貼られて半ば勝手に
「 コモビ山にはどんな木が生えているのか? 」
と景色を作り出し、頭の中でスケッチを描きはじめて、最終的には図案になってく・・・。

H氏の作業を傍で見ていると、時に不思議な事をしているようでもあり、楽しそうでもあり、格闘しているようでもある。
「これがコモビ山の森だ」
と描いた絵には勢いがあって面白いと思う。

それを見た私の 「 こんなの作りたいなぁ 」 という三次元的現実視点が参入するとH氏の苦悶の始まりなのだ。

「 この木の位置が邪魔 」
「 このかわいい花の部分がダーツで隠れそうだから動かして 」
「 高さはこのくらいでレピートさせられない? 」 etc・・・

私はきっと夢見る心に氷の塊を落とすような事をしてるんでしょうね。
posted by AKA at 18:19 | テキスタイル-絵のような布

2007年09月10日

優柔不断症候群 U

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色をコントロールする能力ってかなり個人差があると思います。
常に色と関わって仕事をしてるのに時々判断が着かない事があって、悩みに突入してしまう事もあります。

違う素材の色と色を微妙に合わせたりするのはまったく問題ないのですが、私のリクエストでHさんに色の希望を伝える場合があると、染料を前にして
「この色で!」
と断言できず何度もプリントさせて、ウンザリ顔をされる・・・。
美大の頃からすでに白紙に色をのせるのに躊躇する傾向がありましたが、素材の色合わせだと水を得た魚の様に決まっていくから不思議です。

生地担当のHさんはというと、「 40色を全部一画面に着色しろ 」 と言われても、多分普通に塗り終わるようなヒトです。
時々着彩する様子を見ていて 「 ピンクの隣に緑を合わせたちゃったよ 」 とかびっくりしますが、ちゃんと仕上がっていくのだからすごい決断力だ。
多分、色の見える範囲が普通じゃないんでしょう。
posted by AKA at 21:20 | テキスタイル-絵のような布

2007年09月09日

風景画を布の模様に

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パラッパラッと空から降ってくる星やら月やらが山に当たって跳ね返る・・
草原と遥か彼方の山並みと夜空を描いたテキスタイルプリントです。

この夜空部分は大きなスクリーンの上の方で、その下には畑のような草原が、小川や塚を超えながら続いている風景画の布図案です。

風景画ってあまり布模様になっていない題材ですよね。
なにか問題でもあるんだろうか?
風景柄を好む民族とそうでない民族とがあるとか?

多分レピートで模様を繰り返すのには不向きだし、天地が明確な生地だと裁断に無駄が出るとか製品デザインしにくいとか、そんな生産者側の都合もあるのかもしれません。
そういう視点で見るとアロハはすごく風景図案が多いですよね。
しかも油絵風な濃厚タッチ、椰子の木にサンセットみたいに具体的情景とか、すばらしく美しい自然に囲まれているとそういう趣向になるのでしょうか。
posted by AKA at 09:47 | テキスタイル-絵のような布