2009年08月14日

色を伝える匙加減

私達は自分の頭の中にある色を、言語に置き換えて相手に伝えてる。

「 森はグリーンで、他はピンクとパープルとグレーを基調に配色して 」
とあまりに簡単に伝達しすぎると、人はそれぞれのグリーンやピンクを思い浮かべるから、こちらが思う以上にイメージは伝わらないものです。
もしかしたら何一つ伝わっていない可能性もあります。

AKA+Hでも日々色の伝達作業をする必要があって、大抵は色見本などで具体的にやり取りするようにしているのですが、たまたま“ グリーン ”に関して「 森は緑ね 」 と同然の如くのように言葉を節約して終わらせてしまった。
そして出来上がった生地は・・・

テキスタイルプリント090814_1.jpg

はぁ・・・確かにピンクとパープルとグレーに “ 森は緑 ”

多分違う。
何が多分かと言うと、この作業は注文なので、私も依頼人の頭の中の色を正確に受け止めたかどうかについて絶対がないって事です。
自分の全身をアンテナにして、 「 こういうものが欲しいの♪ 」 と話す依頼人の“ こういうもの ” が “ どういうものか? ” を受け取った瞬間を思い出すと、この色じゃあないなという印象がしたのです。

グリーンの色味を変更して、ピンクとパープルの配置をチェンジしました。
そして出来上がった生地は・・・

テキスタイルプリント090814_2.jpg

緑以外は同じ色を使っていてもこんなに印象の違うものが出来てしまうのですから、やっぱり色って扱うのが大変なものです。
一色なら共通認識できるような定番商品のラベル色など、例をあげて伝えるとか、複数色ならメインイメージの色調をできるだけ言葉を多くしていくしかなさそうですね。
posted by AKA at 09:35 | テキスタイル-絵のような布

2009年07月16日

レザーに絵をプリント

以前からチャレンジしようと思っていたレザーへのプリント。
ノコギリ屋根の工場をイメージしたドローイングのデザインは、幾何的でモダンな感じのものです。

レザークラフト090716.jpg

これはもうテキスタイルプリントというジャンル内の素材と言えないかもしれないけれど、布でも革でも、作りたいものが作れればそれで良し。
まずはH氏が自分で実験的に使ってみるとの事だったので、メンズな雰囲気で制作しました。

一番荒っぽく使われる革製品って何だろう?
という事でやっぱり財布。
ポケットにギュウギュウ突っ込まれたり、カバンの中で揉みくちゃになったりしますからね、実験にはピッタリ。

レザークラフト090716_2.jpg

内ポケットやら中仕切りやら、10cm×5cm 程度の空間に細々と色んなパーツを用意するので、コインケース程度の財布とはいっても作業はちょっと面倒な感じです。
コバ ( 革の切り口 ) 部分と内部の革の縫い目は錆朱色にして、モノトーン系革なんだけどちょっとだけ赤をアクセントにプラス。

問題なければ今度は私用に動物柄とか大きな花柄のレザー小物とかを作ってみようと思っています。
posted by AKA at 17:39 | テキスタイル-絵のような布

2009年07月11日

ファブリックのアルバム

布で包まれたアルバムやノートって、いきなりランクアップしたみたいに可愛くなるので、自分で手作りするのもオススメです。
装丁からやるなんて大げさな事をしなくても、ベースは市販のクリアホルダータイプのものを上手く利用すればしっかりしたものが作れます。

アルバム090711_1.jpg

ファブリック部分は“ スピーシーズ ” というタイトルで制作したテキスタイルプリントです。
植物モチーフとフリーハンドのストライプを組み合わせてデザインしました。
爽やかめの色調ですけど、『 手に持って使う 』 が前提なので、ベース色はベージュで、比較的汚れが目立たない色に着彩しています。
AKA+Hの作品を見に来て下さった方が気軽に見てくださるような用途なので、可愛らしい雰囲気で皆さんに好まれそうな色柄の物に。

アルバム090711_2.jpg

背の部分に牛皮を使っているので、裏まで穴を空けてから縫い止めます。
背の部分はとても痛みやすいので、本革を当てると生地が傷むのを防いでくれます。

『 すごい労力かけて既製品をランクアップさせる 』
という感覚ではなく、欲しい物をどうやって完成させるか? と考えていくと、既製品を利用して手を加えるのが最もキレイに作れる方法、となっただけなので、手間の時間が勿体無いという気はしません。
むしろ、労力惜しまなければ好きな物に囲まれて暮らせるって事は、なんだかワクワクするような感じです。
posted by AKA at 12:57 | テキスタイル-絵のような布

2009年06月04日

ピンク系の色合わせ

以前はピンク否定派だった私も最近では 「 ピンクさん、すごいですねぇ 」 と感服しています。
“ ピンク = カワイイ ” という一般通念の 『 可愛い 』 というキーワードにひっかかりを感じて、自分には縁のない色と決めてかかっていたのですが、どんな色系統にだって深さや明るさや派手さや大人しさは存在するから、可愛いばかりじゃないピンクだって存在するって事を認識するのにずいぶん時間を要した感じです。
そんなマイブームと圧倒的大多数の支持もあって、意識してピンクの配色に挑む機会が増えています。
年々ピンクに傾く自分がいる。

Tシャツ0604_2.jpg

そんな流れで、更にピンク系統の配色のを増やしつつ制作したテキスタイルプリントのTシャツ。
こちらの2点は定番の柄配置とは違う特殊なバージョン。
完全な一点もの。
モーブベースは大量のダリアを左サイドに配置。

Tシャツ0604_1.jpg

ディープパープルはもう少し少なくて右サイド配置。
それでも定番柄より花数多めですので、花好きの女子にはご満足頂けるかと。
posted by AKA at 12:35 | テキスタイル-絵のような布