バラを育てるからには、目標は1つ。
“ バラを良く咲かせるようにする ”
これに尽きますよね。
( カタチの良い株にする・・・という盆栽的な趣向の方は存じ上げませんので )
うっかり、冬をぼんやり過ごすと、残念な結果になる年が多いので、結局冬の手入れが決め手になるような気がします。
と言っても、すごい事をするわけではなく、しっかりタップリと肥料をあげて、ちゃんと剪定をするというだけですが・・・
来月は剪定だなと思っていた矢先、ツルバラに花が咲いているのを発見。
例年2月に剪定していますが、今年はもう梅でも咲きそうな温度で芽が動き出してる様子なので、早めに枝の整理をしてしまいました。
イングリッシュローズはバシバシと短くするだけで、短時間で終了しますが、ツルバラは結構大変です。
脚立を立て、去年伸びたシュート ( 新枝 ) をグググゥ〜と曲げて固定する。
トゲの攻撃を受けながら脚立の上で右往左往するのはちょっとした労働なんです。
でも、ツルバラに沢山花をつける為には、枝を水平にしてあげる事がとても大事だから、痛くてもガマンです。
昨年夏に勢い良く1m以上に伸びた枝は、一年経つと硬くなってくるので、早めに曲げて固定すると、枝全体にお日様の光が当たり、全ての節が 「 自分が一番上の部分だ 」 と思うので、新芽がそこらじゅうから伸びていきます。
曲げずにそのまま上向きにしていたら、多分上の数箇所の節からしか花芽が出ないと思いますし、バラで覆われたような外見にしないのは、ツルバラを植える目的が半減しちゃいますよね。
気まぐれに咲いた一輪のバラは色もなく、花びらも少なく、冬の寒さに晒されて茎も真っ赤。
なんだか愛おしい。
一足早く春が来たような気分で、暖かい部屋に飾って楽しんでいます。
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