2015年07月27日

小さい入れ物

私が今使っているお財布は3個。

実用的な厚めの折財布。
着物の時に使う薄くて大きいガマ口。
一番小さいカードサイズ。

お財布を持たずに外出するなんて考えられないほど、日常生活では当たり前にそこにある生活必需品になっているので、荷物の中でお財布の場所を確保してあげる事は当然の事だと思ってました。


テキスタイル150727_1.jpg


このカードサイズはポケットにも入る大きさで、かなりコンパクトだから小さいバッグを持ちたい時や、旅行の時は必ずコレを選んでます。

いつも一緒にいる相棒のようなお財布なのに、山にいる時は 「 これ邪魔! 」 と感じてしまう。
気になって図ってみたら48gでした。
日常では全く頓着しない範囲の重さですが・・・・


今にして思えば、家を出て帰るまで、一度もお財布を出すことなく終わるケースは多々あります。
そもそも、山でお金を使うことはあっても、お財布自体はそれほど何かの役にたっている訳じゃなかったのです。
現金や免許書をしまっておく入れ物、それだけの役割です。


テキスタイル150727_2.jpg


すご〜く簡素なものを作ったら、12gで出来ました。
こういう物のグラムを図るなんて、不気味に神経質な人間になってきたようでちょっと怖い!
それもこれも体力低下が原因。
スタッズずっしりついた財布でも気にならないくらい、何キロでも背負える、っていう体になりたいけど、もう無理そうです。


私にしては珍しくピンクらしいピンクの配色にしたのは、男前な山道具の中に見えない所で少しだけ女っぽさのあるものを加えたかったからかもしれない。
ぺったんこなので何処に入れてても邪魔にならない。
お金を入れるものとしてはミニマムだけれど、貢献度はマックスになりました。
posted by AKA at 23:54 | 布のアトリエから

2015年06月23日

足袋のかたち

着物の足元も徐々に軽い色合いを選ぶようになってきました。


足袋150623_1.jpg


一番ヘビーローテーションは木綿レース。
履いた後、お洗濯済むまで違う足袋を渋々選んでます。
そんなにお気に入りなら、もっと作ればいいのに!


そもそも、私が足袋を手作りするようになったのは

● 気に入った布で好みの足袋が欲しい
● 沢山ある布の消費にもってこい


というのはもちろんなのですが、それ以外にもっと基本的な理由としまして

● 足の形と足袋の形が合わない

というのがあります。


足の形は大まかに5タイプあると言われています。
『 エジプト型・ギリシャ型・ローマ型・ゲルマン型・ケルト型 』 ですね。

その内日本人は概ね3タイプのようです。


150623_2.jpg



・親指が一番長いエジプト型  日本人の65〜75%
・第2趾が一番長いギリシャ型 日本人の20%
・指の長さがほぼ同じローマ型 日本人の5〜10%

割合は大体こんな程度と言われていますが、足袋は日本人の足に合う様にエジプト型のラインで作られています。


私はギリシャ型。
既成品の足袋を履くと、人差し指が押されるので、足袋の中でぎゅぅ〜と指を丸めて踏ん張るように歩くことになっちゃいます。
ソックスなら収縮性があるので気になりませんが、足袋だと丸めた人差し指の関節も表から浮いて見えます。
残念! な感じ。
足袋屋さんにお誂えで注文っていうのは、私には贅沢過ぎます。


反して革靴選びはつま先が痛くなる事は少ないです。
ハイヒールを好んで履いてる時代でも、外反母趾になることはありませんでした。
中央部が細くなってたり尖がってる靴のほうがむしろ具合が良い!

ヨーロッパに行くとそれが原因と知らずに、「 すっごい履きやすい! 」 って、靴ばっかり大量買いしてましたが、欧米はギリシャ型の人が多数のようです。
向こうの靴が履きやすいのは当然だったんですね。
そうと気づいたのは頻繁に足袋を履くようになってからです。


でも、近年若い世代はギリシャ型が多くなっているという調査結果も!
しかし、エジプト勢を抜き去らない限り、足袋の形は変わらないかなぁ・・・。
posted by AKA at 21:14 | 布のアトリエから

2014年12月23日

シャビーな木箱

先月末にワイワイと楽しんだ東京蚤の市。
戦利品を飾る場所を、廊下? トイレ? 階段?・・・と散々悩んだ末に、巨大な額を撤去して殺風景になっていた階段に設置してみました。


シャビー141223_1.jpg


古い糸巻き2個もアイアンフレームにバランスの良い大きさで収まった。
こういう使い込んだ木の風化具合がたまらなくツボで、見ると和むので、日に何度も通るところに設置したのは正解だった。


LED141223_2.jpg


ところで・・・
年末になると切れてなくても照明を交換したくなるのは何故でしょう?
" 新年を明るく迎えましょう "
の宣伝文句に感化され過ぎ?

でも、階段の行燈をクリアタイプのLEDにしたら前より明るくなった。
810ルーメンの白熱電球タイプより、階段に付け替えた600ルーメンのクリア電球のほうが明るく感じる。
LEDの場合、全光束の数値が高いほうが明るいとは限らないのかしら?

消費電力からするとクリアのほうが効率良く明るく出来る事は分かったけど、部屋の照明には眩し過ぎて不快感もあるかな。
長時間居る場所には不向きな感じでした。
配光の角度とか条件もあるし、これからも色々な製品が登場する分野だと思うので、ゆっくりペースで交換していこうかなと思います。
posted by AKA at 21:42 | 布のアトリエから

2014年12月13日

派手な衣類をナチュラルカラーに

大掃除をしていると、本来するべき掃除という行為がしばしば脱線してしまう。

大きな原因は、
前々からやろうと予定していたが、忘れていて手つかずだった事の発見。
これらに次々遭遇するからです。


例年だったら、見つけた傍から何処かにしまい込んだり、更に後回しにすべく放置したりしてましたが、今年は見つけた順にコツコツ対処しようと頑張っております。


昨日は、染め変えてから収納しようと思っていた夏物衣類の染作業でした。
(3か月くらい放置してあったのですね・・・)


染141213_1.jpg


夏物は色の発色が強い物が多めなので、一部はナチュラルカラー系にチェンジしてみました。

元々は ペパーミント/サンゴ色/レモンイエロー の蛍光色系のパッとしたTシャツでした。
ネオンカラーの時もポイントカラーとして出番は多かったけど、随分落ち着いた色になりましたので、重ね着でも合わせやすい色になりました。



派手なビタミンカラーで、最近は使わなくなった半襟も染液に放り込んでみた。

半襟141213_2.jpg


ちょっと茶系が濃く入ってしまったけれど、落ち着いた色になった!
染める前はこういう色


買った時からちょっと好みの色と違っていたのです。
普段着用にするつもりだったのに、あれこれ色々な着物に合う色調じゃなかったので、自然に使わなくなっていました。
今度の色は出番が増えると助かるなぁ。


こんな具合に、派手な色を次々と地味にしていくこと8着。
随分ため込んでいたものですね。
ようやく収納ボックスに収められました。
posted by AKA at 19:22 | 布のアトリエから
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