でも散々あちこち削いだり、曲げたり、縮めたりをミリ単位で考えた末に、やっと気に入った型になった経緯があるから、材料はかなり無駄が出るけどしかたがないかな。
そんな風に最初の1個目を制作する時点では納得するのですが、2個目・・・5個目・・・と作るうちにだんだん納得が疑問へと変化していくことになる。
例えば革の場合、もともと生き物が材料の為、大きさや凹みが毎回まちまちで、必要な型紙すべてをタテにヨコにナナメにしたりと毎回シュミレーションをしてカットしないと、気の向くままに切出していたらかなりロスします。
直線構成の型であれば理想的ですが、変化を付けるためにはカーブは必要な要素なので内カーブの寸法内に別型が収まるようにしないと、複雑になればなるほど無駄も増す一方で、カットの苦労も比例するようです。