2008年12月24日

ヨーロッパのホームセンター

パリに行った時には必ず立ち寄るBHV、お洒落な内装材の宝庫。
ヨーロッパのホームセンターは毎日でも通いたいミラクルショッピングゾーンです。
パリの事を思い出したのは、友達がドイツのホームセンターで売っていたリボンを送ってくれたからです。

リボン081224.jpg

クリスマス関連の売り場にあったとの事ですが、ホームセンターでこの品揃え! 日本のホームセンターじゃこうはいきません。
お見舞いの果物にでもつけるようなペラッペラなリボンか、子供向けの星柄なんかが少しばかり置いてあるくらいのものです。
というか、ホームセンターという場所にハイクオリティーとハイセンスなんて期待して出かけて行くこと自体ありません。
なんだか血が騒いできてしまいました。

フランスではDIYのことを “ ブリコラージュ ” といいますが、日曜大工が盛んです。
しかもちょっと押し入れの中に棚を作る・・・なんてレベルではなく、かなり本格的で、自分の家を足がかりに今後は大工でも目指すつもりか? ってくらいになんでもかんでもやってしまう人が多いようです。

多分住宅事情が日本とは全然違うのも理由の一つでしょうね。
フランスでは賃貸でも改装は自由という場合が多く、カレンダーすら壁につけるのも気を使うような生活とは雲泥の差で羨ましい。
個性的な空間にするために壁やら水回りやら何でも改装しちゃうので、ホントにすごい品揃えで、私なんぞ入店したら最後なかなか立ち去れず、1日中でも滞在してしまいます。
posted by AKA at 12:34 | 布のアトリエから

2008年12月11日

シルクの輝き

“ 光の街まえばしプロジェクト−シルクの輝き ” というイベントが銀座にある群馬総合情報センターで開催されました。
群馬県産の絹のご紹介が主なテーマになっており、「 群馬の絹地にプリントしてください 」とのご依頼を受けました。
かなり時間に猶予がなく、このために制作した図案というわけにはいかなかったのですが、ご来場の方々にはご好評を頂けたようでホッとしました。

絹のライト081211.jpg

糸紡ぎや機織りの紹介も絡めるという事もありますが、“光の街まえばしプロジェクト”では糸巻きに絹を巻いてイルミネーションを行うイベントで、群馬=絹というイメージを発信していく試みもあります。

富岡製糸場と絹産業遺産群も世界文化遺産に立候補していましたね。
確かに今でも群馬産生糸は全国シェア50%。
何だか冷静に拝見していますと、群馬の方々は謙遜が過ぎるというか、自己アピールもっとしてもいいのでは?と思うことが多いです。
二言目には群馬の絹は最高って言っていればもっと知名度もアップしそうだと思うのですが・・・

今は大島紬だって韓国や中国で織られているご時勢で、国産はなかなか生き残りが大変でしょうね。
もちろん私も群馬の着物を持っていますが、着物を着るものとしては、新潟の上布(麻の織物)のように絶滅寸前みたいな悲しい事にならない様、シルクカントリーとしての試みには色々期待したいと思います。

posted by AKA at 12:17 | 布のアトリエから

2008年09月22日

革の木ノ葉のステッチを縫う

革を使って模様を作るのは布を使うより始末が楽で綺麗。
でも革にステッチを加える時、“曲線キルターで縫う?”“手縫いで縫う?” と作業の度に悩んでしまいます。

革縫製080922.jpg

バッグの本体を組み立てる縫製部分は当然ミシンで縫うのですが、こういう飾りを目的としたステッチは葉っぱの幅にピッタリステッチ幅が収まらないと綺麗に見えない。
微調整を考えると刺繍のように手縫いかな・・・と革を縫い始めるけれど、当然、手は疲れるし肩も痛くなる。
終わる頃には 「 やっぱりミシンを使って縫えばよかった・・・ 」 と思ったりします。

『 曲線キルター 』 はその名の通り曲線ラインをキルティングする為の刺繍用ミシン押さえです。 ( 存在も知らないという方の為に念のため )
曲線キルターはフリーに縫うものを回して自由にステッチを作る道具で、ミシン針と連動して針が上がると程なく押さえが解除され、その瞬間に自分がココだ!と思う次の縫い目まで任意の位置に移動し、針が降りてくると押さえが先に下りてシッカリ生地を挟み、通常の様に縫えるようになっている物です。

針が上がる → 解除 → すばやく生地移動 → 押さえられる → 針が刺さる
そのリズムは餅つきに似た感じ・・・縫う人のリズム感も必須!
モタモタしたり動かし方が悪いと、無常にも見当違いの場所に針がブスッ。

曲線キルター080922.jpg 曲線キルター080922_2.jpg

もちろん写真のような押さえの動きは押さえのレバーを下げた状態で自動的に繰り返されます。
自由な位置に移動するということは、送り歯を完全に無くさないとダメなので、送り歯の高さが調整出来るプロ用ミシンにしか付けられないかもしれません。
それと、送り歯がある時のように自動で均等間隔の縫い目が仕上がるものではなく、すべて自分の手の細かい動き次第なので、かなり緊張感漂う道具です。
posted by AKA at 12:37 | 布のアトリエから

2008年09月15日

フランスのビーズで刺繍

ビーズ刺繍で使うビーズと、ビーズアクセサリー用はちょっと違う選び方をしたほうがいいかも、と最近になってようやく気が付きました、適度な不透明具合が布との相性を良くするみたい。

材料を布に置いてみると、「 日本のビーズって光り過ぎる・・・」 と感じる。
アクセサリーなどは光ったほうが綺麗だと思いますし、良く光るということは品質の点からも良い事です。
でも布と組み合わせると質感が馴染まなかったり、何より透度が高いと色が認識しにくくなって、存在感が弱くなることが多い。
袋詰めで何百粒もぎっしり入っている時の色はハッキリしてても一粒一粒の色は力強さがないこともあって、注意して選ぶようになりました。

ビーズ080915.jpg

何より優先されるのは染色・布との相性。
ビーズ刺繍といっても、私達が制作してるテキスタイルプリントにアクセントとして刺繍する作業なので、ビーズのみで模様を出していくビーズ刺繍とはちょっと意図は違うかもしれません。
主役はあくまで布の模様でビーズではないけれど、布の色にしっくり寄添い、それでいて質感の違いを主張してくれたら刺繍の効果が生かされる。

フランスのビーズは布との相性抜群なんだけど、色の事ばかり考えて選ぶと日本製には無いような物凄く極小粒だったりして、極細の針でも通すのがギリギリ、こっちはサイズが要注意だった。
posted by AKA at 10:14 | 布のアトリエから