2008年12月11日

シルクの輝き

“ 光の街まえばしプロジェクト−シルクの輝き ” というイベントが銀座にある群馬総合情報センターで開催されました。
群馬県産の絹のご紹介が主なテーマになっており、「 群馬の絹地にプリントしてください 」とのご依頼を受けました。
かなり時間に猶予がなく、このために制作した図案というわけにはいかなかったのですが、ご来場の方々にはご好評を頂けたようでホッとしました。

絹のライト081211.jpg

糸紡ぎや機織りの紹介も絡めるという事もありますが、“光の街まえばしプロジェクト”では糸巻きに絹を巻いてイルミネーションを行うイベントで、群馬=絹というイメージを発信していく試みもあります。

富岡製糸場と絹産業遺産群も世界文化遺産に立候補していましたね。
確かに今でも群馬産生糸は全国シェア50%。
何だか冷静に拝見していますと、群馬の方々は謙遜が過ぎるというか、自己アピールもっとしてもいいのでは?と思うことが多いです。
二言目には群馬の絹は最高って言っていればもっと知名度もアップしそうだと思うのですが・・・

今は大島紬だって韓国や中国で織られているご時勢で、国産はなかなか生き残りが大変でしょうね。
もちろん私も群馬の着物を持っていますが、着物を着るものとしては、新潟の上布(麻の織物)のように絶滅寸前みたいな悲しい事にならない様、シルクカントリーとしての試みには色々期待したいと思います。

posted by AKA at 12:17 | 布のアトリエから

2008年09月22日

革の木ノ葉のステッチを縫う

革を使って模様を作るのは布を使うより始末が楽で綺麗。
でも革にステッチを加える時、“曲線キルターで縫う?”“手縫いで縫う?” と作業の度に悩んでしまいます。

革縫製080922.jpg

バッグの本体を組み立てる縫製部分は当然ミシンで縫うのですが、こういう飾りを目的としたステッチは葉っぱの幅にピッタリステッチ幅が収まらないと綺麗に見えない。
微調整を考えると刺繍のように手縫いかな・・・と革を縫い始めるけれど、当然、手は疲れるし肩も痛くなる。
終わる頃には 「 やっぱりミシンを使って縫えばよかった・・・ 」 と思ったりします。

『 曲線キルター 』 はその名の通り曲線ラインをキルティングする為の刺繍用ミシン押さえです。 ( 存在も知らないという方の為に念のため )
曲線キルターはフリーに縫うものを回して自由にステッチを作る道具で、ミシン針と連動して針が上がると程なく押さえが解除され、その瞬間に自分がココだ!と思う次の縫い目まで任意の位置に移動し、針が降りてくると押さえが先に下りてシッカリ生地を挟み、通常の様に縫えるようになっている物です。

針が上がる → 解除 → すばやく生地移動 → 押さえられる → 針が刺さる
そのリズムは餅つきに似た感じ・・・縫う人のリズム感も必須!
モタモタしたり動かし方が悪いと、無常にも見当違いの場所に針がブスッ。

曲線キルター080922.jpg 曲線キルター080922_2.jpg

もちろん写真のような押さえの動きは押さえのレバーを下げた状態で自動的に繰り返されます。
自由な位置に移動するということは、送り歯を完全に無くさないとダメなので、送り歯の高さが調整出来るプロ用ミシンにしか付けられないかもしれません。
それと、送り歯がある時のように自動で均等間隔の縫い目が仕上がるものではなく、すべて自分の手の細かい動き次第なので、かなり緊張感漂う道具です。
posted by AKA at 12:37 | 布のアトリエから

2008年09月15日

フランスのビーズで刺繍

ビーズ刺繍で使うビーズと、ビーズアクセサリー用はちょっと違う選び方をしたほうがいいかも、と最近になってようやく気が付きました、適度な不透明具合が布との相性を良くするみたい。

材料を布に置いてみると、「 日本のビーズって光り過ぎる・・・」 と感じる。
アクセサリーなどは光ったほうが綺麗だと思いますし、良く光るということは品質の点からも良い事です。
でも布と組み合わせると質感が馴染まなかったり、何より透度が高いと色が認識しにくくなって、存在感が弱くなることが多い。
袋詰めで何百粒もぎっしり入っている時の色はハッキリしてても一粒一粒の色は力強さがないこともあって、注意して選ぶようになりました。

ビーズ080915.jpg

何より優先されるのは染色・布との相性。
ビーズ刺繍といっても、私達が制作してるテキスタイルプリントにアクセントとして刺繍する作業なので、ビーズのみで模様を出していくビーズ刺繍とはちょっと意図は違うかもしれません。
主役はあくまで布の模様でビーズではないけれど、布の色にしっくり寄添い、それでいて質感の違いを主張してくれたら刺繍の効果が生かされる。

フランスのビーズは布との相性抜群なんだけど、色の事ばかり考えて選ぶと日本製には無いような物凄く極小粒だったりして、極細の針でも通すのがギリギリ、こっちはサイズが要注意だった。
posted by AKA at 10:14 | 布のアトリエから

2008年08月22日

ビーズ 刺繍 イエローの発色

ビーズ刺繍080822.jpg

刺繍に限らず、世の中の黄色に対する選択肢は多くないと思うのは私の気のせいだろうか?
元々子供の頃からの関わりからして中途半端だ・・・“ 女の子色でも男の子色でもない色 ” ピンク・赤/ブルー・グリーンのような不動の地位が無い色なのかもしれない。

黄色系のビーズはなんだか少ない気がする。
黄色系の刺繍糸は色合いに偏りがある気がする。
ビーズはガラスなので限られた色から選ぶしかないので諦めますが、刺繍材料は糸を染めるのだから表現出来る色はもっと沢山あっていいはずなのに、なんだか明るく幼い色ばかりが目に付く。

図案のイメージに近い黄色を見つけるのが困難になると、しかたがないので糸を混ぜて調整します。
刺繍糸ならば3本取りの糸の内、1本違う色を混ぜて濃淡を作る。
あまり離れた色を混ぜるのは難しいけれど、少し暗くするとか濃くする事はできるので、そんな対応をしてみる。
欲しいのは落ち着きがあって上品でクラシカルな黄色なんです。
それなのに黄色の材料達は “ 元気をテーマにしてみました ” って感じなので温度差が全然埋まらない。

確かに周囲をみれば 「 今、黄色の服にハマッてるの 」 って人は出会ったことがない、風水では幸運色だけど、要求度や需要は低い色なんでしょうね。

posted by AKA at 12:35 | 布のアトリエから