2009年01月10日

自分で漆喰壁を作る

漆喰壁09011.jpg

1階の水回りの黒カビに悩まされて、一大決心で漆喰を塗りました。
漆喰は自ら呼吸をする建築材で、湿気に非常に強く、蔵などに多く使われる事で有名です。
ですからカビなどにも効果があるかもと考えてやってみる事にしたのですが、効果は思った以上でした。
まずRC建築では悩みの種、冬場毎日起る “ 結露 ” が無くなりました。
他の部屋は窓とかドアとかビッショリですが、漆喰壁にはそんな事は全然起らなくなり、湿気無い→カビも生えない、ということなんでしょう。

ベリベリと既存のビニールクロスをはがすと、 恐ろしい事にその中はカビがビッシリでした。
カビキラーを部屋中に撒き、カビを殺してから作業スタート。
売っているのはほぼ白漆喰ですが、我家のように色を加える場合は、漆喰用または白セメント用の染粉を入れます。
この染粉は複数の色を混ぜて好きな色を作れるのが便利なところですが、染色や絵を描く経験の無い方は少しづつ加えて、作ったものを少し取り出してドライヤーで乾かして色確認しましょう。

漆喰の他は左官屋さんでおなじみの “ 鏝 ” を買い、プロじゃないので細かいコーナーなどは油絵用のペインティングナイフを使いました。
マスキングテープを廻縁に貼り、後はひたすら塗って行くだけです。
作業はどう楽観的視点で見ても決して簡単とは言えません。
ビニールクロスのように、家庭で扱えるような工夫は一切無い職人技術のジャンルなので、自分でやるならこんな程度の仕上がりだろうと鷹揚になれる人はやってみて下さい。
もちろん私も初めてで悪戦苦闘し、ヘトヘトになりましたが、それでも変チクリンなビニールクロスより、よっぽど気に入っています。
トイレ1カ所でも丸1日、色を付けた漆喰は全部まとめて作るか、染料の量を厳密にしないと、壁の途中で色が変わるので、密閉して保存し、何日も作業しました。

そんな壁にAKA+Hのテキスタイルパネルをかけました。
季節の折々に絵を移動させたり新作を飾ったりして楽しむので、壁の雰囲気は重要です。
posted by AKA at 11:36 | 布のアトリエから

2009年01月06日

革で作るペンケース

革は生き物の形が材料なので、そういう不定形の材料からバッグなどに必要な形を裁断していくと、どんなに工夫してカットしても、ずいぶん沢山の余り革が出てしまいます。
残った材料は作品に使える可能性がなくても、レザークラフトなど小物を作る機会があるかもと、とりあえず保管しておきます。
誰かに何か作ってあげたら少しは減るだろうに、と大掃除で思っていたら、以外と早くその機会がやってきました。

毎年お正月に友人達が集まる新年会では、必ず ビンゴ ” をやってプレゼントを交換するのですが、作品制作をしている人は自分で作ったものをプレゼントにするのです。
私も今までずっとAKA+Hの小物で参加していたのですが、だいぶ革も溜まってきて保管も大変なので、今年はレザー小物にしてみようかな、と元旦早々に縫い物生活が始動しました。

革のペンケース090106.jpg

いざ買うとなると以外と値段が安くないだろうと思ったので、革のペンケースを縫うことにしました。
表に見えてくる面積は大きくないし、細長いので、あまり革に模様を付けにくい感じ。
今回は “ ファスナーつまみ ” 部分に3色の糸でランダムステッチを入れてワンポイントにしてます。
そのステッチ部分を除けば、本体はすべて手縫いで出来るので、お正月特番を見ながら長くて太い針で黙々とチクチク。 ( 正しくはグサグサ )
誰に当たるか分からないプレゼントなので、あまり好き嫌いを感じるようなデザインにせず、あっさり目に作りました。
posted by AKA at 12:25 | 布のアトリエから

2008年12月24日

ヨーロッパのホームセンター

パリに行った時には必ず立ち寄るBHV、お洒落な内装材の宝庫。
ヨーロッパのホームセンターは毎日でも通いたいミラクルショッピングゾーンです。
パリの事を思い出したのは、友達がドイツのホームセンターで売っていたリボンを送ってくれたからです。

リボン081224.jpg

クリスマス関連の売り場にあったとの事ですが、ホームセンターでこの品揃え! 日本のホームセンターじゃこうはいきません。
お見舞いの果物にでもつけるようなペラッペラなリボンか、子供向けの星柄なんかが少しばかり置いてあるくらいのものです。
というか、ホームセンターという場所にハイクオリティーとハイセンスなんて期待して出かけて行くこと自体ありません。
なんだか血が騒いできてしまいました。

フランスではDIYのことを “ ブリコラージュ ” といいますが、日曜大工が盛んです。
しかもちょっと押し入れの中に棚を作る・・・なんてレベルではなく、かなり本格的で、自分の家を足がかりに今後は大工でも目指すつもりか? ってくらいになんでもかんでもやってしまう人が多いようです。

多分住宅事情が日本とは全然違うのも理由の一つでしょうね。
フランスでは賃貸でも改装は自由という場合が多く、カレンダーすら壁につけるのも気を使うような生活とは雲泥の差で羨ましい。
個性的な空間にするために壁やら水回りやら何でも改装しちゃうので、ホントにすごい品揃えで、私なんぞ入店したら最後なかなか立ち去れず、1日中でも滞在してしまいます。
posted by AKA at 12:34 | 布のアトリエから

2008年12月11日

シルクの輝き

“ 光の街まえばしプロジェクト−シルクの輝き ” というイベントが銀座にある群馬総合情報センターで開催されました。
群馬県産の絹のご紹介が主なテーマになっており、「 群馬の絹地にプリントしてください 」とのご依頼を受けました。
かなり時間に猶予がなく、このために制作した図案というわけにはいかなかったのですが、ご来場の方々にはご好評を頂けたようでホッとしました。

絹のライト081211.jpg

糸紡ぎや機織りの紹介も絡めるという事もありますが、“光の街まえばしプロジェクト”では糸巻きに絹を巻いてイルミネーションを行うイベントで、群馬=絹というイメージを発信していく試みもあります。

富岡製糸場と絹産業遺産群も世界文化遺産に立候補していましたね。
確かに今でも群馬産生糸は全国シェア50%。
何だか冷静に拝見していますと、群馬の方々は謙遜が過ぎるというか、自己アピールもっとしてもいいのでは?と思うことが多いです。
二言目には群馬の絹は最高って言っていればもっと知名度もアップしそうだと思うのですが・・・

今は大島紬だって韓国や中国で織られているご時勢で、国産はなかなか生き残りが大変でしょうね。
もちろん私も群馬の着物を持っていますが、着物を着るものとしては、新潟の上布(麻の織物)のように絶滅寸前みたいな悲しい事にならない様、シルクカントリーとしての試みには色々期待したいと思います。

posted by AKA at 12:17 | 布のアトリエから