蚕の品種によって出来る糸の太さや特徴が変わるので、利用用途も違いがあるのです。
すごく細い糸を吐く日本の純粋種で最高級品 『 小石丸 』 は皇居御用蚕所で飼育されてるので聞いた事あるかもしれません。


冬に銀座で行ったイベントに引き続き、先日は横浜のレンガ倉庫で、群馬シルクをアピールするイベントにAKA+Hも参加させて頂きました。
私は知識不足だったので、群馬にオリジナルお蚕様が存在していた事も知りませんでした。
お蚕も牛や豚みたいにブランドがちゃんと存在していたんですね。
『 新小石丸 』 節が無くて繊度にムラがない、高級呉服用
『 世紀二一 』 一つの繭から1500mも取れ、糸が細く高い染色性が特徴
『 ぐんま200 』 蚕が強健で糸がほぐれやすく並太、極めて白色
『 蚕太 』 太い糸を得るために改良した品種、ニットなどに利用
『 上州絹星 』 古来種との交配、強度と伸度に優れた摩擦に強い糸
『 ぐんま黄金 』 まさに金! って感じの山吹色の糸を吐く
『 新青白 』 薄緑色でフラボノイドが多く含まれているので、抗菌性が高くて寝具などに使われるそう
( 国産絹の布団やシーツなんて、どんな価格になるのか興味深深だ・・・ )
子供達はきっと繭玉も糸巻きも見るのは初めてなんでしょうね。
生き物を殺して出来上がる糸・・・貴重なはず。
何千年の時が経っても絹以上に美しい素材は登場しなかったんですよね。
大事に後世に残していきたいものですね。