先週何かの拍子に股関節を痛めたようで、ふとした動作でズキズキする。
そんな具合でしたが、あまりの好天気にどうしても山に行っておかなければ! という気分になってしまいました。
安全な山なら大丈夫でしょう。
やっぱり、いい天気!
勢いで来てみたものの、天気とは裏腹に足の調子を考えると独りで行動するのは気が重く、
「 何でこんなことするんだろう、私・・・ 」
そんなマイナス思考になるも、とにかく青空だけ見て歩く。
一山登ったら気が済んで帰ってもいいしね。
上に上がったら二つ目の山が見えた。
視界は超良好で微風。
あんなに家で難儀していた脚が全く痛く無い、不思議。
原始っぽい! って段々と楽しくなってきて
すれ違う登山者の方から
「 こんな天気は滅多にないね! 」
「 今日は最高ですね〜 」
と声をかけてもらい、やっぱり来て良かったんだと、沈んだ気持ちは直ぐに吹き飛びました。
あの山の向こうから休まず歩いて二つ目の山頂に来てみると、全く息も上がらず、脚は軽く、何処までも歩けそうな感じがする。
股関節の事を考えて、今日の予定はここまでだった・・・
でも、写真を撮ってもらった人達が3座目に向かって行くのを見た途端、すごく行きたい衝動にかられてしまった。
全然疲れなかった為に、今日一度も休憩していないし、標準タイムより2割ほど早いペース。
いつもは休憩で景色を見ながら食べたり飲んだりするのもすごく楽しいのに・・・どうしちゃったのか?
欲求していない体に無理矢理クッキーを押し込みながら、こんなに脚が軽く感じるし、通常は更に4時間くらいは余裕で歩いてるし、なんてったって今日は最高の日なのよ。
そう確信したけれど、予定を変えずに下山する事にする。
" あ〜あ、勿体ない " と心でブクツサいいつつ下山して、ランチをしにカフェに向かいました。
お気に入りのペニーレインに到着して、車から降り立った途端、ガクッと突っ伏して転びそうになった。
どうにかこらえたけれど、まともに真っ直ぐ歩けない!
ヨタヨタで脚をブルブルさせながら、出来るだけ平気を装って、どうにかこうにか席に辿り着いた。
さっきまでの絶好調な私は何処へ?
あの気力は単なる脳がハイ状態になってただけ、薬物をやると同じ感じなのかな?
下界に戻った途端、脳も股関節も現実に戻ったようです。
あのまま調子に乗って3座目に向かってたら・・・多分遭難予備軍入りだったかも。
『 整備された登山道で救助要請 』
って、世間からバッシングを受けそうな事になってたかもしれない。
甘〜いキャラメルラテを飲みながら一人反省会。
ペニーレインのオレンジブレッドをお土産に購入。
出来立ても最高だけど、一日経っても美味しい。
とにかく、最高の日を最高のまま終わらせられてホント、良かった。