2019年08月15日

奥黒部 雲の平 水晶岳 黒部五郎岳への旅 その2

2日目はいよいよ念願の雲ノ平へGO!

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昨日、谷へ下る時に鬱蒼とした地味な山が目の前に鎮座していて、
「この山が噂の雲の平へ上がる急登だな」
って覚悟はしていたのだけど、朝一番、2時間のヌルヌルのゴロゴロ岩の登りは中々しんどかった。
多分、谷へ下って直登を上がるというアプローチがなかったら、雲ノ平は “ 日本最後の秘境 ” といわれる場所にならなかったんじゃないか?と思う。

途中ですれ違った年上の女性は
「 何で(我々登山者は)こんな事してまでこんなところに来るんだろうねぇ 」
ため息交じりにつぶやいて去っていった。
おっしゃるとおり、下りも相当膝に負担がかかるでしょうねぇ。
とにかく、事前に分かっていた事なのだから、無の境地で楽園目指して淡々と登る。


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想定時間どおりで雲の平の入り口にたどり着くと、今日の目的地、水晶岳が目の前に現れた。
15時までに更にあそこの上まで登るのか・・・何だか遥か彼方に感じるけど。


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アラスカ庭園を過ぎ、アルプス庭園の付近まで来ると、本当に素晴らしい景色が広がっていました。
しかも、人の姿は見当たらない。
楽園というのは、景観が美しいだけでは成り立たないかもしれない。
美しい景色の中にうじゃうじゃ人が居たり、観光バスが並んでいたりしたら、そこは楽園と感じなくなってしまうものじゃないかと思う。


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雲の平にポツンと建つ雲の平山荘。
カワイイ小屋でした。
この景色の中、この小屋で泊まってまったりと過ごすなんて贅沢な旅もしてみたいな。


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雲ノ平は本当に心から来てよかった、と思える場所でした。
ここを見ずに登山人生を終えたら、後悔どころじゃ済まなかっただろう。

日数がかかる秘境なので登山者は多くないと聞いていましたが、この日は日曜日にもかかわらず、数組しかすれ違わなかったのは本当に驚きです。
恐らく、お盆休みとシルバーウィーク以外なら “ 独り占め ” 的な気分を満喫できる場所なのかも。


雲の平を満喫したら、次の目的はピークハント。

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絶景を堪能しながら先へ先へと進んでいくと、遥か彼方に思えた水晶岳も目の前。

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ちゃんと予定時間に水晶岳の稜線に到着して、最高の天気で2日目が終了しました。
posted by AKA at 12:30 | 山旅

2019年08月14日

奥黒部 雲の平 水晶岳 黒部五郎岳への旅 その1

雲の平に行ってみたい。
そう思ったのは10年くらい前だったと思う。

“ 最後の楽園 ” と呼ばれるその場所は一般的には片道2日かかり、奥黒部まで周回するには4日間。
富山県の登山口までの移動日と予備日もそれぞれ1日設けると、6日間は山行に当てなければならないとあって、その日数一人きりで山中で過ごす事を考えると何だか気が重く、あれよあれよと歳月が流れてしまったのだった。
ちょっとした海外旅行並みの日程だから、実行するには一人で行くしかないかも・・・と腹をくくろうとしたタイミングで、「 今年なら会社を休める 」と友人が同行してくれることになり、ようやく念願叶って奥黒部周回の旅に出かけられました。


駐車場の確保が登山より困難!と聞いていたので、前日の17時頃に折立登山口に行き、テントを張って前泊。
いよいよ登山スタートです。

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登り始めの樹林帯はちょっと暑いけれど、このコースはすぐに視界の良いところに出れるので、とても気持ちの良い登山道です。

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1時間強で尾根沿いの開けた道になり、景色を見ながら楽しく歩ける。
距離は長いけれど、辛さは感じないって最高。

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両側は草原のお花畑が広がり、キンコウカの黄色い花が一面咲き誇っていました。
楽園へのアプローチとしては100点!


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せっかく4時間もかけて2330mまで登りましたが、また谷へ下ります。
勿体な〜い。


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澄んだ水が流れる沢をいくつも通過して1日目の薬師沢に到着。
特にヤマ場もなく、移動だけで初日が終わった。

一息入れたら沢に足を浸けて、綺麗な水で髪や体をゴシゴシ拭いてサッパリ。
髪を切ったのは、この登山でお風呂はおろか、石鹸で顔や手を洗ったり、歯磨き粉で歯を磨いたりもできない為、ロングヘアでは大変な事になってしまうと悩んだ末の事です。

かじかむくらい冷たい山の水は、天の恵みくらいに有り難かった。
遥々山奥に来たんだなぁ。
沢で涼みながら、まったりと水の流れを眺めるだけで幸せになれました。




posted by AKA at 23:25 | 山旅

2019年07月14日

梅雨の湿原

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太陽がそろそろ恋しくなってきています。

尾瀬沼にテント泊をして燧ヶ岳に登る予定の日は、山は晴れマークの時間ありそうな予報だったので、淡い期待を抱いて決行。
水芭蕉はもう終わって、ニッコウキスゲはこれからが本番という時期ですが、沢山の蕾が見られたので、今年は良さそうな予感がしました。

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初日は尾瀬沼まで登ってテントを設営するだけなので、とてもラクチン。
沼の景色を眺めながらのんびりと木道歩き。

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そして、ゴハンを作ったりしながらグダグダと過ごす。
テント泊はなんといってもこれが楽しい。

でも、就寝した途端にパラパラと雨が降ってきて、次第に本降りの雨がテントを叩くようになり、疲れも全く無かったために全然眠れない。
「明日の登山、道はグチョグチョだろうな・・・」
せめて止んでほしいと願いつつ朝を向かえ、外を見た途端 、グチョグチョ確定!

序盤はだらだらとした道が続くので、全く標高が稼げない。
靴がズボズボ沈む道を悪戦苦闘しながら進んで、かなりの距離を歩いた気がしていたところで “ 一合目 ” の看板を目にした時は絶望した。
久々に、何でこんな事しているんだろう?と、モチベーション最悪登山でした。

でも今回の目的が、『 楽しい要素が無くても、長距離歩ききる 』 というドMなトレーニング登山が目的だったので、まさに絶好のコンディションと言えましょう。

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雨が降ると花びらが透明になるサンカヨウ。
登るほど花は見事になっていったので救われた気がしました。
posted by AKA at 23:26 | 山旅

2019年05月16日

ミニマム系のキャンプ

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モクレンや桜が咲いて、山の上もようやく春らしくなってきたので新緑まで待ちきれず、週末にちょこっとキャンプをしてきました。

テントを張った後に
「 やれやれ温かいお茶でも入れますかねぇ♪ 」
の段階になって、よりによってコンロを積み忘れた事に気づく。
ガスボンベを握りしめ、取りに帰るかどうかを三回くらい頭でグルグルした結果、箱の片隅の定位置に登山の相棒のバーナーが、『私がいるじゃない』と安心させてくれた。

もう全部のメニューをシングルバーナーで作るしか無い、と決意。
結果、何の問題もありませんでした。

“ あったら便利 ” と “ 無いと不便 ” は似て非なる物なんですね。


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食べて、のんびり、をひたすら繰り返し、日が暮れればすることは完全に無くなり就寝。
静かな夜でした・・・。
21時前くらいまでは・・・。

そんな時間になってから真っ暗闇に一組やってきて、場所探しと設営を始めました。
選ばれた場所は不幸にも私達の近く。
大量の荷物や家具をガチャガチャ運び、暗闇で2ルームテントとタープまで建てようとしてます。
ペグを地面に叩き入れる振動はこちらまで伝わってくるし、暗くて作業が進まないのか、あーでもないこーでもないと会話も喧しい。
とりあえず、寝る場所だけ確保して残りは明日にするという考えは無いのかしら?

翌朝も夜に建てた位置が気に入らず、やり直しでまたまたドンドン・ガヤガヤ。
午前中には、別荘みたいな凄いのが出来上がってました。

グランピングはよく知らないジャンルですが、こんな大騒ぎの果の豪華なキャンプなら、あっという間に設営撤収が出来て潔いミニマムキャンプの方が私の性に合ってるなと、今回愛用のバーナーとお隣さんが教えてくれました。
posted by AKA at 19:29 | 山旅