2020年10月03日

空いてる紅葉の涸沢カールへ

涸沢カールといえばパンフレットの表紙になるような、紅葉の超有名で且つ激混みなスポットですが、たまたま空いてる涸沢カールを満喫できました。

一度はその紅葉を見てみたいなぁと思っていたけれど
・駐車場は深夜から満車
・登山道は行列
・山小屋は布団一枚に3人で寝るほど混むのはデフォルト
・道中も小屋もどこの女子トイレも30分以上並ばないと入れない
・テント泊でも整地された場所の確保は歩行スピード必須
・上高地から駐車場に戻るバスは2時間待ち以上
そんな事を聞いてしまうと、不快指数が高すぎて行く前に気力が萎えます。
絶対そんな山には行きたくない。

今年はコロナの為、近場の山歩きばかりで北アルプスは全く計画していなかったのですが、コロナで小屋に宿泊出来る人数が130人とかに限られるらしく、もしや人生一度の機会じゃないの?と気付いた。
例年なら、2か所の小屋にそれぞれ300〜400人泊まるっていうこともあるわけだから、小屋の分だけで何百人も少ない。

ということで、鈍った体にムチ打って、テント担いで月末に行ってきました。
マイカーを乗り捨てる沢渡地区に6時頃の到着でも、バスターミナル前の第3Pに難なく駐車。
涸沢までは特に混む場面もなく登って行けました。


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何事もままならない部分は生じるもので、紅葉は例年なら見頃に突入する時期ですが、酷暑の為一週間ほど遅れています。
事前に分かっていたので来週にしようか迷いましたが、好天だったし、東京の “GO TO” が始まる前のほうが空いてるし。
ドンピシャじゃないけど快適性を重視で決行したので、紅葉は3〜4分という感じでした。


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鈍ってるのは自覚しているので、のんびりペースで登ったからテント張るのはちょっと遅くなっちゃいました。
通路から少し離れた場所なので、テントからの眺めはとても良い。
流石に空いてるんで、整地された張り場所は沢山残ってました。
でも、通路に近い比較的密集する所のほうが整地がより平らで寝やすいし、トイレにも行きやすいから、眺めを独占できるのが良い場所とはいえない。
実際、夜トイレに行く時にライトを頼りにガレ場を歩いていてバランスを崩し、見ず知らずの人のテントにダイブしそうになった時は全力で踏ん張ったよ。

コンパネ(500円)を敷ければ快適だけど、空いてる日でも午前中に到着しないとGETできそうもない。
銀マット(1000円)は夕方になっても沢山残ってた。
一晩1000円はちょっとお高いので、借りなかったけど、撤収の時テントの床面を確認すると、グランドシート75dは結構キズだらけでテントフロア30dも安全ピン刺したくらいの極小穴が何箇所か出来た。
( 念の為シームグリップをちょこんと塗っておいた )
コンパネ無理なこと分かってたんだから、出入り口付近だけでもブルシーを追加して強化すると良かったかな。


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ヒュッテのデッキはガラガラだったので、まったりお茶をするのにお借りしました。
景色を十分満喫して秋の涸沢に別れを告げる。


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多分秋の涸沢カールに泊まることはもう一生無いだろうから、「 紅葉はあと数日遅ければ綺麗だっただろうなぁ・・・ 」と、もう少し色づいてくれていたらと思わないわけではないけれど、それはちょっと欲張りすぎだね。
今年は台風影響も無く葉が沢山残っていたので、去年より紅葉は良い年になりそうです。
多分、今日くらいから見頃に突入すると思われます。

今日の公営駐車場の状況を興味本位で確認したら、
【午前7時の状況:本日午前4時ですべての駐車場が満車になりました】
というサイトの画面を見て、ホラホラ混雑きたぁ〜!1300台は停められるはずなのに凄い!
24時間出入庫可能な公営が停められないと、民間駐車場が営業開始する時間まで待機して、それまでバスに乗れないんじゃないか?

登山道は空いてたし、トイレも待つことはなかったし、寒くないし、多分ほどほどにバランスの良いタイミングだったのだと納得感が増してます。
posted by AKA at 12:42 | 山旅

2020年08月08日

尾瀬の見晴キャンプ場でテント泊

長梅雨が明けましたがコロナがまたもや拡大中なので、越境は避けて近場の尾瀬にテント泊してきました。
ニッコウキスゲも終わって空いているので、テント泊ならそんなに人と接触することもない。
とはいえ県外から来ている人もいるでしょうから、かなり注意して行動しました。


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日頃登山をしないH氏の荷物を日帰りくらいの重さにして、二人分の寝具やらテントやらなんやらは真夏で荷物少なめなので何とか私が担げた。
今年は全くトレーニングしていないので少々不安だったけど、「 尾瀬だから荷物は少なめだし大丈夫だろう 」 と舐めてかかった。
序盤、全く余裕綽々の元気な私はこの後ひどい目に!


コロナ対策用にアルコールスプレーなども持っていきましたが、結構ちゃんと対策されているので驚いた。
・トイレ入口や売店にはアルコールスプレー完備
・トイレ個室には除菌スプレー(便座を拭くよう注意書きがあった)
・洗い場にはハンドソープ!
ありがたいが、環境破壊につながらないのか心配になるほど外界と遜色ない状況でした。


予想どおり人はあまり多くはなかったですが、山ではお決まりの「 こんにちは〜 」の挨拶はこういう事態の場合どうしようかとちょっと戸惑いますね。
運動量的に考えても当然行動中はみんなマスクはしていないので、狭い所ではアイコンタクトと軽く会釈っていう感じか、小声で、というのが気持ち的に楽でした。
いつもなら楽しくなるくらいの若者の威勢の良い 「 こんにちはぁ!」 という大声には怯みます。
元気に声をかけられたのに、それを無視して無言で通り過ぎる偏屈なババァと思われたくないので無論こちらも答えますが、メンタル的によろしくなかったです。


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ニッコウキスゲが終わっても、まだまだ色々な花が咲いていたし、人もまばらなので十分楽しめました。


だけど、夜寝る頃には股関節痛が始まってしまった。
やっぱり、訛ってる体には重すぎたんだよね。
帰りの登りは結構汗ダクダクになり、「 あと300m、あと200m、、、」 ってな感じで満身創痍。
最後は楽しくっていうわけにはいきませんでした。

翌朝ベットから起き上がったら、脚ブルブルガクガクで、生まれたての子鹿みたいになっててホント情けなかったです。
posted by AKA at 19:09 | 山旅

2019年10月29日

紅葉の尾瀬

今年の秋はあまり晴れが続かない。
2泊3日で紅葉の北アルプス登山を変更して、日帰りで紅葉が楽しめる場所ということで、今年2回目の尾瀬へ。


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草紅葉はちょっと赤みが足りないようにも感じたけど、お天気も良くて、朝の湿原はのんびりした雰囲気でした。


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ゆっくり湿原を散歩したら、至仏山へ登山開始。
前日の雨で蛇紋岩の登山道は滑る滑る。
どの石も岩もツルッツルに磨き込まれちゃってて、どこに足を乗せても不安定。
油断するとスリップしちゃいそう。

写真を撮ってる時に、カメラ覗きながら一歩前に足を出した途端に滑って、時計回りにひっくり返った。
カメラを落とすものかと踏ん張ったら、右脚を軽くひねっちゃったよ。
気をつけて登ってたのに、止まってる時に転ぶとは。

1時間くらい登っていると右股関節がズキズキしてきて、脚を上げるのがちょっとツラい。
山頂までもたなかったらどうしようか?
この登山道、登り専用ルートだから引き返せないし・・・。
とりあえず右足を庇いながら歩いてたら、左股関節まで痛くなってきた。

こういう頃合いを見計らったように最後の木階段地獄エリアに突入するのよね、山って。


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素敵な青空!
ビクトリーロードの様じゃない?

でも、その時の私には “ あの世への階段 ” に見えた。


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永遠と続く木階段は嫌いだ。
もう両足が悲鳴を上げてる。


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でも最高の眺めを目にすると、そんな辛さは忘れちゃって、懲りずにまた登ってしまう。
この景色を見ながら食べたテリヤキチキンサンドが美味しかった。


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下りルートは穏やかな道。
紅葉を楽しみながら下ったおかげで、少しづつ痛みが収まった。

今度来る時は絶対滑りにくい日に登ろう!
posted by AKA at 22:07 | 山旅

2019年09月28日

学校登山で行った山

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私が通った区内の中学校では、夏の林間学校で安達太良山に登っていました。
何十年も前の事なのに凄く楽しかった記憶があって、懐かしくなって登ってみることにしました。


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山はもう秋がスタートしてる。

片道だけロープーウェイを使って楽々登山のスタート。
序盤は木道が設置されているので、ほとんどハイキングコースみたいにのんびり歩ける。
うーーん、こんなに歩きやすかったかな?

1時間くらいであっという間に山頂に到着。
思い出に浸る間もないくらいに直ぐに終わってしまった・・・呆気なさすぎる。
でも、山頂からの気持ち良い眺めは変わらず素敵でした。

当時は真夏の日差しの中、汗だくで登った。
多分、もっと時間がかかって大変だった事は確かな記憶として残っています。

木綿のTシャツにジャージのズボン、運動靴、という学校指定の体操着姿だったし、雨具は恐らくビニール合羽。
水筒には500mlくらいしか水分は入っていなかったと思うし、おやつも金額が決められてたから沢山は持っていなかった。
今の学校登山はどんなだか分からないけれど、随分ベテラン登山者みたいな軽装備よね。
下山の時はすべての水だったか麦茶だったかを飲み干していて、喉が乾いてしょうがなかった記憶がある。


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知らずに登ったのですが、安達太良はリンドウの山で有名らしい。
登山道はリンドウ街道みたいにたくさん咲いていて、ご褒美もらった感じでラッキーでした。


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来週以降は紅葉も見頃の時期になってきそう。
紅葉は序盤だったけれど、リンドウが見れたから良しとします。


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紅葉が遅れてるからからか、天候が微妙だからか、浄土平のキャンプ場は貸し切りでした。
気持ちの良いデッキサイトでのんびり過ごせると思っていたのだけど、風が酷くて、体感温度は真冬。
高地は天候が変わりやすいし、荒れると大変。
そういう理由で空いてるキャンプ場なのかな?
但し、星空は凄かった!
近くに天文台があるくらいだから、天体観測には絶好のロケーションだと思います。
posted by AKA at 19:30 | 山旅