ずっとそういうイメージがあったので、自分が大人かどうかの判別がつかないまま時が過ぎ、塩瀬は箪笥にしまったまま出番がほとんどない。
もちろん総務省の基準からすれば私はずっと前から大人ですが、自分の中の 『大人感』 には自分自身が当てはまっていなかったのでしょう。
でも、塩瀬帯のある種サッパリ感がある色柄は普段着にこそ生かされるかな?と最近思うようになってきました。
もちろん普段着という名の正絹紬に合わせるのが正統的使い道でしょうけれど、正真正銘に家用普段着物が一番サッパリと着たい着物なので、塩瀬が汚れやすい生地にもかかわらず使ってしまおうと思っています。

家にいる時お太鼓でいると寛げない、という方には不向きな帯ですよね。
私は腰痛持ちで、腰周りがしっかりしているほうが良いくらいなのでまったく気になりませんけれど。