そういう方法は良く存じています。
でも、手描きの物とはやっぱり違うのですよね・・・なんとなく表情が。
時にはAdobeイラレを使ったりしてペーパーアイテム用に図案をトレースしたりしてますが、複雑に波打つH氏のタッチをどんなに原画通りになぞってみても
「ちょっと、勝手にパスを簡略しないでよっ!」
って状態になります。
後でパスを追加したりして、微妙に揺らめく人間の線を復元するのは大変。

だからH氏は何度でも検討を繰返し、描き直しをするハメになり、何枚も根気強く描き分けて何版もスクリーンを作る・・・。
今年もコツコツと作業していきます。
まずは春の展覧会に向けて植物モチーフなど検討中です。
でも、手間って表れるよね、不思議と。
それがいとおしかったりするし。
コツコツやるのが結局のところ遠回りでないと気づかされるような。(3匹のこぶたのレンガの家のように)
昨今はやり(?)の偽装とは無縁の世界ですね。
手ずから成るデザインが最強です。賞味期限も長いし。。。
目指すところは遥か先ですが、安易な方法に流されず、必要な部分は手間を惜しまないように続ける事も大切ですよね。