
色をコントロールする能力ってかなり個人差があると思います。
常に色と関わって仕事をしてるのに時々判断が着かない事があって、悩みに突入してしまう事もあります。
違う素材の色と色を微妙に合わせたりするのはまったく問題ないのですが、私のリクエストでHさんに色の希望を伝える場合があると、染料を前にして
「この色で!」
と断言できず何度もプリントさせて、ウンザリ顔をされる・・・。
美大の頃からすでに白紙に色をのせるのに躊躇する傾向がありましたが、素材の色合わせだと水を得た魚の様に決まっていくから不思議です。
生地担当のHさんはというと、「 40色を全部一画面に着色しろ 」 と言われても、多分普通に塗り終わるようなヒトです。
時々着彩する様子を見ていて 「 ピンクの隣に緑を合わせたちゃったよ 」 とかびっくりしますが、ちゃんと仕上がっていくのだからすごい決断力だ。
多分、色の見える範囲が普通じゃないんでしょう。