一度はその紅葉を見てみたいなぁと思っていたけれど
・駐車場は深夜から満車
・登山道は行列
・山小屋は布団一枚に3人で寝るほど混むのはデフォルト
・道中も小屋もどこの女子トイレも30分以上並ばないと入れない
・テント泊でも整地された場所の確保は歩行スピード必須
・上高地から駐車場に戻るバスは2時間待ち以上
そんな事を聞いてしまうと、不快指数が高すぎて行く前に気力が萎えます。
絶対そんな山には行きたくない。
今年はコロナの為、近場の山歩きばかりで北アルプスは全く計画していなかったのですが、コロナで小屋に宿泊出来る人数が130人とかに限られるらしく、もしや人生一度の機会じゃないの?と気付いた。
例年なら、2か所の小屋にそれぞれ300〜400人泊まるっていうこともあるわけだから、小屋の分だけで何百人も少ない。
ということで、鈍った体にムチ打って、テント担いで月末に行ってきました。
マイカーを乗り捨てる沢渡地区に6時頃の到着でも、バスターミナル前の第3Pに難なく駐車。
涸沢までは特に混む場面もなく登って行けました。
何事もままならない部分は生じるもので、紅葉は例年なら見頃に突入する時期ですが、酷暑の為一週間ほど遅れています。
事前に分かっていたので来週にしようか迷いましたが、好天だったし、東京の “GO TO” が始まる前のほうが空いてるし。
ドンピシャじゃないけど快適性を重視で決行したので、紅葉は3〜4分という感じでした。
鈍ってるのは自覚しているので、のんびりペースで登ったからテント張るのはちょっと遅くなっちゃいました。
通路から少し離れた場所なので、テントからの眺めはとても良い。
流石に空いてるんで、整地された張り場所は沢山残ってました。
でも、通路に近い比較的密集する所のほうが整地がより平らで寝やすいし、トイレにも行きやすいから、眺めを独占できるのが良い場所とはいえない。
実際、夜トイレに行く時にライトを頼りにガレ場を歩いていてバランスを崩し、見ず知らずの人のテントにダイブしそうになった時は全力で踏ん張ったよ。
コンパネ(500円)を敷ければ快適だけど、空いてる日でも午前中に到着しないとGETできそうもない。
銀マット(1000円)は夕方になっても沢山残ってた。
一晩1000円はちょっとお高いので、借りなかったけど、撤収の時テントの床面を確認すると、グランドシート75dは結構キズだらけでテントフロア30dも安全ピン刺したくらいの極小穴が何箇所か出来た。
( 念の為シームグリップをちょこんと塗っておいた )
コンパネ無理なこと分かってたんだから、出入り口付近だけでもブルシーを追加して強化すると良かったかな。
ヒュッテのデッキはガラガラだったので、まったりお茶をするのにお借りしました。
景色を十分満喫して秋の涸沢に別れを告げる。
多分秋の涸沢カールに泊まることはもう一生無いだろうから、「 紅葉はあと数日遅ければ綺麗だっただろうなぁ・・・ 」と、もう少し色づいてくれていたらと思わないわけではないけれど、それはちょっと欲張りすぎだね。
今年は台風影響も無く葉が沢山残っていたので、去年より紅葉は良い年になりそうです。
多分、今日くらいから見頃に突入すると思われます。
今日の公営駐車場の状況を興味本位で確認したら、
【午前7時の状況:本日午前4時ですべての駐車場が満車になりました】
というサイトの画面を見て、ホラホラ混雑きたぁ〜!1300台は停められるはずなのに凄い!
24時間出入庫可能な公営が停められないと、民間駐車場が営業開始する時間まで待機して、それまでバスに乗れないんじゃないか?
登山道は空いてたし、トイレも待つことはなかったし、寒くないし、多分ほどほどにバランスの良いタイミングだったのだと納得感が増してます。