オーダーメイドのバッグを承る時、一番神経を使うのは色です。
調合済の染料見本からお選び頂く場合は問題ないのですが、私がティールグリーンと認識する色とその方が思っている色が果たして同じ色なのか?
そのことに疑問が湧いたのは、新しいテレビを買いに行った時です。
「各社色味が違います。赤味が強い方が見やすい人、青味が強い方が見やすい人などいらっしゃいますので、画面を見た時に自然に感じるメーカーをお選びになったほうが宜しいです。」
というアドバイスを頂きました。
つまり、
赤味を認識しにくい人とか個人差があるっていう事ですよね。
バッグなどは、その方の好みの方向性と合致していて、全体の雰囲気にまとまりがあれば問題無い事なのかもしれません。
このバッグもお気に召して下さいました。
でも、気に入ったものを愛用して頂きたいという気持ちが勝ってしまい、制作したものが持ち主の手に渡る瞬間までドキドキしているのでした。