2017年06月06日

ミシンは突然壊れるものです

1針前まで普通に縫えていたミシンが、突然 「 ガンッ! 」 という音を立てて止まった。
ペダルを踏んでいたので、ブーーーンというモーター音だけが響いているいるけど、プーリーは全く動かず、針は微動だにしない。
ポカーーンという感じです。
何か絡んだのかと、外せる部分は取って内部を良くみたり、ありとあらゆる部品に油をさしたり、色々試みてみるも全く状況は好転せず。


諦めてミシン屋さんに来てもらったところ、可動時間が多いのに対してメンテナンスが足りず、グリスが取れて、内部の何処かに金属片が噛んでしまっているらしい。
こういう状態で無理にプーリーをグイッと回すと、再起不能になってしまうらしい。
モーターは大丈夫なので、オーバーホールで直るとの事。
あぁ、よかった。


しかし、安心したのも束の間、修理が激混みで今日受付ても順番待ちで、半月から一ヶ月かかると告げられて困ってしまいました。
とにかく春は修理が殺到するらしいです。
私のトラブルとは真逆の理由で。


ミシンを所有していても全然使う事がなく放置しているご家庭が多く、子供の入学やら、引っ越しやらを期に、突然何かを縫おうという状況になる。
使わないから内部はサビが付いたりしているのに、そのまま動かしてしまい、そして故障。
こういうパターンが物凄く多いそうです。
折角ミシンを持っているなら、たまには不要なタオルで雑巾くらいは縫ってあげたほうが良さそうです。


テキスタイル170606_1.jpg


私はそんなに長い期間ミシン無しで過ごせません。
悩んだ末、修理は諦めて買換えました。


でも、機械は数年経てばどんなジャンルでも高性能に進化するもの。
作業の快適度は上がるので、あまり使い慣れたものに固執しなくてもよいジャンルだろうと、今回の突然の出費を納得する事にしました。


テキスタイル170606_2.jpg


オーダー頂いた新作柄のバッグ。
好評だったパープルで、シック系の雰囲気のものをお作りしました。


今月の末にはまた展示・販売があるので、しっかり油を与えながら、新たな相棒のミシンには頑張って働いてもらいます。
posted by AKA at 21:37 | 布のアトリエから