2015年11月17日

富士山の宿坊 御師の街

ここ数年、秋はワイン目的で山梨に出かけていますが、富士山周辺に足を延ばす事がなかったので久々な河口湖。



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定番スポットの紅葉はキレイだったけど、富士山はそこに存在しないかのように全く見えない。
直ぐ先の林の向こうにグレーの幕がかかったように、まるで背景が消去されているかのようです。

気象予報士も太鼓判の晴れ予報のだったはずなのに。


こうなると途端に時間を持て余してしまう。
晴れていればピクニックをするとか、湖畔をお散歩するとか、やる事はいくらでもあるけど、どんより曇った日には全くそんな気分になれないし、子供の頃から頻繁に来ている場所だと特に行く施設も無くなってしまってる。


それならばと、少々ニッチな趣向に切り替え
「 月江寺の周辺はレトロな感じの町 」
という記憶を掘り起こして、139号パノラマラインから大月に向かう旧道の中央通りを曲がり、ブラブラと月江寺まで歩いてみました。
今まで車でサーーっと通過していた道です。


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こんな感じに御師の家が点在してます。
現在の国道139号から80軒くらいの御師の宿坊が、富士山駅付近の鳥居まで並んでいたんですね。
御師の家は2本石柱を建てた入口があり、間口が狭く奥まった敷地なのは古地図どおりでした。
役割を終えた今でもその柱は健在なので、街道沿いにはずらりと石柱が並んでいます。

鳥居から先、月江寺までも途切れずに商店が続いて、確かに昭和な風情の街でした。


全く考えが及ばなかったのですが、パノラマラインから月江寺までずっと下りで、戻りはずっと登り。
富士の裾野の町だもん、当たり前の事です。


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昔の人みたいに北口本宮冨士浅間神社まで歩いてみたかったけど、スタートが遅かったので、パノラマラインまで登り返した頃には日が暮れて真っ暗に。
富士登山道の入り口の霊験あらたかな神社まで歩いて、山岳信仰気分になりたかったのだけど・・残念。

車の無い時代は1合目どころか麓から歩いたわけで、標高3776mをどうやって攻略してたのだろう。
登拝はやはり精神の強さあるのみ?


江戸の古地図に照らして都内を歩くというのも少し興味がありましたが、そのまま色んな痕跡が残っている場所を、昔の人がしていたように辿るのはやっぱり面白いって知る事ができました。
posted by AKA at 19:02 | 色々な時間