
偶然性が生んだオリジナルカラーと、何とも優し気な風合いがイイ味出してるリサイクルシルク糸。
サリーを裂いて混ぜたり繋げたりして作られているので、毛糸みたいな太さがあります。
結構細めなのから極太なものまで色々。
巻きの途中で色が変わったり。
太さも途中で変わったり。
【 規格 】 というものに厳格な日本ではちょっと無い素材ですねぇ。
私は何かをルーズな雰囲気で作ろうとすると、『 意図的にルーズにした 』 っていう空気感が臭うようになっちゃいます。
『 子供が描いた絵 』 と 『 大人が子供風に描いた絵 』 の違いみたいな感じ。
無作為にやったらからこその味わいが、エスニック素材の魅力なんでしょうね。

機能性の塊! みたいな存在のカラビナに巻いてみる。
コレ、登山では結構使うものなのですが、金属のままだと 『 男の道具 』 って感じが丸出しで、どうも好きじゃない。
( 好みで選ぶ類の物では全くないのですが・・・ )
クライミングで使うとかなら、こんなふざけたデコを加えるなど言語道断だけど、何かを固定したり、ぶら下げたりする程度の使い方なら、ちょっとデコってあげても楽しいものです。
最初、毛糸とかヘンプとかで巻いてみたけど、全くビビッと来なかった。
「強度はかなり落ちるけど」
と思いつつ、リサイクルシルクをブランケットステッチでグルっと編んでいったら、自分好みの物が出来ました。
これなら山以外で、パンツやバッグに付けても男前な感じにならなそう。
他にも殺風景な物にぐるぐるすれば、何でも可愛くなる予感。
マフラーの縁かざりとか、ニットの部分使いもいいね。
クッションとかインテリア小物には相性いいと思う。
着物の小物でも何か作れないかな?
考えてみよう。

ザックにワンポイントで付けると、機能的アクセにもなる。
山の道具に山で使わない物を付けるなんて、馬鹿げていてふさわしくないものなので、一応役割もある飾りができてよかった。
エラスティックコードに脱いだウェアを引っ掛けて、ぶら下げたまま歩く機会は多く無いのだけど、ウェアが落ちたりしないように固定したりするのに使えそう。