2014年05月04日

紬を洗う

着物に関する作業のあれこれが停滞しているので、ガッツを出して消化していこうと気合を入れました。


夏物の準備をしたいところですが、まずはウールと紬で単衣にしようと思っていた反物をやっつけることにします。
糸の色が違っても、複数枚一度に縫えば効率も多少は良いでしょう。


格子着物140504.jpg


ウールは去年洗ってストックされているので、残すは紬。
藍染のものは、洗えるようにするかどうかにかかわらず、洗い張りしてから仕立てるほうが無難と言われてます。
ましてや単衣シーズンに着るのなら色移りの危険性も増しますよね。


今回は切ってから洗うことにしたので、一番丈が短い袖部分から洗濯します。

片袖1枚だけ、 1尺3寸 + 縫い代1寸 + 余裕分1寸強 を切ります。
柄出しの関係で111cmを洗ったところ、仕上がりは109cm。

111 ÷ 109 = 1.0183
これがこの反物の収縮率なので
168cmの場合は
168 × 1.0183 = 171cm の長さが必要となりますね。

勿論、若干の誤差もあるので、出来るだけ余裕をもって切るほうが良いでしょう。


紬を家で手入れできるように、反物を洗ってから仕立てる方はまれだと思います。
絹は何度も水を通すと光沢が失われてしまいますから。

でも、
洗い張り派の母の単衣より、たまには洗っちゃう派の私の単衣のほうが、汚れもシミもアクも無く、美しくキープされております。
私は光沢よりも清潔さを重視するタイプなのと、かなりの洗濯好きがこのような暴挙に走らせるのだと思われますので、決してお勧めしている訳ではありません。

ただ・・・
頻繁に専門店に手入れをお願いできる余裕のある人でなければ単衣の着物を楽しめない、とか
数年に一度洗い張りするつもりで放置して、着物が取り返しのつかない状態になる、とか
そういう事を懸念して着物から離れるくらいなら、光沢が失われるほうがマシだと考えてしまうわけです。

もちろん、平織の普段着だけが対象で、撚りのある織物は絶対不可であることは言うまでもありません。
posted by AKA at 23:09 | 着物のお手入れ 着付け