

出雲に続いて翌日は小さいけれど国宝の神魂神社 ( かもすじんじゃ・・・私は読めなかった )、熊野大社や八重垣神社を周り、イザナミノミコト・スサノオノミコト・・・と、どんどん字が難しくなり、ますます日本書記や古事記の世界にどっぷり浸りました。
そしてこの辺りに来たら外せないのが足立美術館。
横山大観などの数々の収蔵品より庭が有名という美術館です。

こんなふうに庭に立って写真を取る事が出来るのは極限られた場所だけです。


欧米では10年くらい連続で “ 日本の庭園ナンバー1 ” に選ばれている枯山水の庭。
ものすごく広い庭には、小さな葉っぱ一枚落ちていません。
このお庭には、立ち入る事はできません。
上の写真もガラス越しに撮影ですが、最高技術で作られたクリアガラスのようなので、肉眼で見ているのとまったく変わりなく、見る事が出来るし、写真も撮れます。
それゆえ驚異的完璧さ。
近寄りがたい絶世の美女・・・といった感じです。 ( 実際近寄れないが・・・ )
美しいのだから素晴らしいと認めないわけにはいかない、庭師の執念すら感じる、もう圧巻な空間。
もちろん、美しいという事と好きになるかどうかは別次元の話です。
私はもっと野生味のある、生き物の住処のような雰囲気のお庭のほうが好き。
でも、一種の追求という視点で、ここまで完璧な庭を見たのは初めてでしたので、来た甲斐がありました。
美術館の入口付近に立っていた時、やってきた年配のグループの中の1人が
「 入館料は1人2200円ですから〜 」
と皆に伝えると、
「 ええっ?! 2200円!! 」
と、大声で驚いたオバサマがいました。
うん、確かにちょっとビックリする気持ち分かる気がする。
ましてや、美術にそんなに関心が無かったとしたら、考えちゃう料金かもしれません。