いつだったか思い出せないくらい前の事ですが、急須がなくなったので緑茶はほとんど飲まなくなりました。
日常的に緑茶が飲みたければすぐに急須を買いますよね・・・。
「 とりあえず 」でもなんでも。
でも 「 とりあえず 」 という発想が全く浮ばず、あっち見たりこっち見たり。
気に入るのは何万円って品だったりして、普段使いに適当な品に出会えないまま年月が経過しました。
不便をしていても買いたいものが見つかるまで、何年も “ ゆったりと和菓子を味わう時間 ” はおあずけでした。

そんな私でも気軽に購入できる値段で、しかも気に入ったデザインの急須に、去年の益子と笠間の陶器市をハシゴした時に出会えました。
見た瞬間 「ああ、やっと日本茶が飲める」 と思ったものです。
買ったのは笠間の作家さんの作品でしたが、笠間の陶器が気に入る率高めな事を再認識しました。
作家さんがお水を入れて下さって、水切れも試させて下さいました。
止めたいところでピタッと切れるのって、とっても大事ですよね。
茶葉もストレーナーを使わなくても出てくることはないし、とても具合が良いです。
とにかく、真鍮の持ち手というのが気に入ってしまったのです。
焼締めだったので扱いは大丈夫かしらと気にかかりましたが、真鍮の誘惑には負けました。
前に焼締めの飯椀を買ったことありますが、使い始めて直ぐに淵が欠けてしまったのです。
そうなるともう気が緩むというか、扱いが大雑把になって、あっちこっち当ててしまってボロボロに・・・。
1年以内は結構欠けるリスク高いような気がしますね。
1年無事に過ごして、ますます愛着が倍増。
入れるたびお茶を吸い込んで、ちょっとづつ強くなってくれるといいなぁ。
割ったらまた日本茶難民に逆戻りなので、すごく注意して使っています。
この時期は初摘みの爽やかな緑茶を好んで飲んでますが、さっぱりとした水饅頭とも相性抜群。
ちょっとだけでもお茶の時間を作って、リフレッシュするようにしたいですね。
・水玉と縞の陶器
・笠間の陶器市