最後に伊勢街道と旧東海道に立ち寄ってレトロ気分を満喫。

松坂城はわざとらしく整備されたりしていない手付かずっぽい雰囲気。
ほとんど人とも出会わずシーーンとしているかと思えば、急に石垣の上で大声で詩吟を吟じ始めるおじいさんがいたりして、中々情緒がある所だった。

このお城が稼働していた時代の男性って私より小さかったはずだから、この石段は大変だったろうな・・・と思う。
( 簡単に上がれなければ攻められないという意味があったのかも? )
当時の女性が着物で上がるのはかなり見苦しい姿になったでしょうねぇ。

松坂の定番 『 御城番屋敷 』
道の両側の長屋式の建物には、今も人が生活していらっしゃいました。
( 観光施設とばかり思っていましたが・・・ )
伊勢街道の他の町でも見かけましたが
『 笑門 』 と書かれた木札が付いた締飾りの魔除けが玄関に飾られていました。
1年中玄関にお飾りを付けるのは三重の習慣だそうです。

東海道宿場町の関。
想像以上に距離がある街道でした。
何キロも続く古い街並みは見ごたえ十分で、古い家を大切に守っている方々が沢山いらっしゃるのに感動。
生憎色んなお店の定休日の日に行ってしまいましたが、その分独り占め的に散策が出来ました。
「 こんにちわ 」 と声をかけて下さるので 「 お邪魔します 」 と答える。
定休日でなくても土産物や飲食店がずらーーー・・・っていう場所ではありませんが、商業的でないから見えてくる生き生きした昔の風情が感じられる場所でした。