そんな嫌われ者のエメラルドグリーンの夏用半衿に手を加えて、こんな半衿に作り変えました。

もはや全く別の代物のようになりました。
地色なんてほんの僅かしか見えなくなっちゃた。
絶対使わない色なのに染め変える事も出来ない素材だし、嫌いな色に時間をかけて刺繍するなんて、ちょっと労力が勿体無い・・・という気がしていたのです。
これは全面、ミシンの直線縫いだけで出来てますから、そんなにすごい時間はかかっていません。
唯、ちょっと退屈な作業をし続ける根気のみが必要な要素。

まず衿が見える幅に、自分のやりやすい一定の間隔でラインを縫っていきます、この時縫う線はチャコや鉛筆で印を付けて、曲がらないようにしましょう。
全てのラインは往復して縫うと、ステッチがハッキリします。
糸は30番以上の太さが立体感がでて良いと思います。
そしてココからが根気。
線と線の間、また線と線の間・・・延々と執拗に繰り替えします。
端から順番に詰めて縫うより線と線の間を縫うほうが曲がりません。

今回は5色ほどの糸をランダムに縫っていきました。
相性の良い同系色を中心に、ちょっとアクセント色を入れる程度にするのが無難でしょうね。
遠めに見ると織物のようにも見えます。