2009年07月09日

着物の適正身長

着ない着物を持っている人で、実はその処遇に困っている人は案外沢山いるんじゃないでしょうか。
“ 私の若い時の着物をあげようか? ” と、私が着る事を知って自然に他所から着物が集まってくるようになった。

着物を着ている事が周囲の目に留まった上に 「 着物の枚数が無くて ・・」 と口に出したとしたら、“ 貰って頂戴 ” が殺到するかも? しれませんね。
唯、着物を受け継いだにしても、昔の人の着物では寸法が足りないというケースもあるようですが・・・

先日、叔母がもう着ない着物を10枚届けてくれた。
個性的な叔母らしい面白い柄などもあったり、人其々の趣味の違いが面白い。
その叔母には娘がいるので、念の為に彼女が着ないのかを確認したけれど、一笑して 「 着るわけない 」 と一言で終わってしまった。
実は従姉妹がいるのに私に着物が集まってくるのは、私が着物を着てるからという理由だけではないのです。

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以前話題にしたかもしれませんが、我一族は大女の家系。
私の父はその年東京で生まれた新生児の中で、一番健康 ( 要するに一番大きい ) 赤ちゃんだった事から、都知事から表彰状が届けられたくらいの人だし、叔母達ももちろん160cm以上です。
なのに子供の頃の私はすごく小さくて、従姉妹達から 「 おチビ 」 と呼ばれたりしていた記憶がある。
従姉妹と遊んでいると 「 お姉ちゃん達に遊んでもらってるのね 」 と言われて、実は私のほうが年上なのに何時も一番年下に見られていた。
そういうつまんない事が悔しかったりするんですよね、子供って。

そんな私も遺伝子の力添えで何とか163cmまで伸びました。
しかし!遺伝子はもちろん従姉妹達のこともサポートするわけで・・・・
「 パンツの裾上げなんて直した事無いよ 」 と会話をする従姉妹達の中でやっぱり私が一番背が低い。
「 小柄でいいねぇ 」 なんて言われ、私は世間じゃ小柄の部類には入らないのでは? と思うんだけど、心の中じゃ170cm近くある従姉妹が羨ましかった。
結局163cmのチビ!なのか。

着物090709.jpg

寸法確認のために叔母の着物を着てみた・・・血筋のチカラはすごい、サイズは大丈夫だった。
身長がもっと高くなりたかったけれど、一番小柄な私が身内の着物や装身具を全て所有する結果になり、この身長で止まったから得する事になったんですね。
従姉妹たちは全く着物に興味がないようです。

身長が高いと着物が着れないという事は絶対無いと思うけれど、実際はそういう身長の人は洋服がとても似合うし、極端に言うと洋服は背が高いほど似合うようになっている衣装。
つまりのところ、どちらの衣装が自分に似合うか? という選択になれば洋服って事になってしまうのでしょうね。

小柄な人が着物を着ていると、身長に対する帯の幅といい着物の柄のバランスといい、とても素敵な雰囲気だったりする。
私は可愛らしく胸高に帯を締めたり帯幅が狭いと、帯下が間延びしたように広々としてなんとも格好が悪くなるんですけどね。
着物にはギリギリの身長ってことかな。