2009年06月02日

歩きにくい下駄の形

千両下駄090602.jpg

外出中に下駄が真っ二つに折れたらアナタはどうします?
和装の履物屋はちょっと行けば一軒くらいある・・・という店じゃありません。
自分の重心に合わない下駄のせいで、そんな想定外の出来事に合ったのです。

先日、歩道橋を降りた所にあるインド料理屋に向かっていた時、階段の途中で何かが足の裏に当たった。
んん?と思いながらも降りきり、下駄を脱いで確認すると下駄の中央に前後を分断するような亀裂が入っている・・・! まだ3・4回しか履いてないのに。
やばい・・・これは絶対やばい・・・。

こんな時に限って、「 お飲み物はドリンクバーへご自由にどうぞ♪ 」 と言われ、喜ぶどころかブルーな気分になって、全て同行したH氏に頼み、トイレに行くのすら限界までガマンした。
食事中も頭の中は “ 家に帰りつけるか? ” と “ この店にガムテープがあるかどうか聞くか? ” の2点がぐるぐる巡って、会話にも集中できなかった。

まだ亀裂だし・・・家まではそう遠くはない。
そう覚悟を決めて店を出ると、ものの1分もしないうちに真っ二つに割れてしまった。
それでも千両下駄はつま先がスロープ状になってるので、つま先を地面に当てて、裏道を選んでヨタヨタしながらどうにか帰宅したのです。

電車に乗って行くような場所にいたらどんな事になっていたんだろう?
ガムテープは安全ピンと並ぶ必需品だな・・・と思った。
前がスロープ状の “ のめり ” でも小町下駄のほうがかかとがしっかりしていて安定感があるかも、千両下駄は初めて履いた時から 「 なんか歩きにくいなぁ 」 という印象で、私の歩き方や体重のかけ方には合わなかったからこうなったのかもしれない。
慣れた二枚歯の下駄のほうがずっと歩きやすいから、二度と千両下駄は買わない! と今回の件で学んだものの、今回割れたものに関しては勿体無くて 「 車で行って帰る用途なら使えるかな 」 と思い、接着剤でピッタリ合わせてバイスで圧着して修理しました。

下駄の補修090602.jpg

クラックで塗装面が剥げたけど、自分で塗装した下駄なので塗り直しすれば、もう少し目立たなくなるかも。
いくら密着してても信用ならないので、裏を金属プレートで補強しました。
こんなんで全体重支えられるという確信は持っていないけど、鼻緒もオーダーしたものだし、悪あがきで使ってみます。
posted by AKA at 12:32 | 和装小物について