2009年02月22日

アラブ系チェス

前列のポーン ( 歩兵 )、ルーク ( 塔 )、ナイト ( 桂馬 )、ビショップ・・・あれ? ビショップが象になってる。
そしてクイーンがいない。
そういえばアラブ、イスラムの国には “ 女王 ” にあたる存在が無かったのかも、第一夫人、第二夫人、第三夫人・・と順番はあるし、“ スルタナ ” という言葉も聞いた事はありますが、キング=スルタンの隣で縦・横・斜めと一番の能力を発揮するほどの存在感という位置づけではない、女性がいないチェスの駒。
“ 宰相 ”みたいなキャラクターがスルタンの隣に鎮座しています。

チェス090222.jpg

チェスはもともとインド発祥らしくて、ビショプの駒は本来は象だったらしい。
ガネーシャを意味してるかどうかは知りませんが、それがヨーロッパに渡って、ビショプは聖職者になった様です。

トルコの町ではあちらこちらでゲームを楽しむ男性の姿をみかけます。
飴色の内装が素敵なチャイハネで、お茶を飲みながらバックギャモンに興じる光景というのは、オシャレでいい感じですが、そういう世界に女性の姿は一切ありません。
私はどうしてもチャイハネでお茶がしたかったけど、いつでも女は私だけ。
本当は水タバコをくゆらせる光景も是非とも見たかったのですが、もう空気が “ 女人禁制 ” です。 ( そう入口に書いてあったとかではないですが )
旧市街を散策していても、街の中の80〜90%くらいが男性という印象。
そのくらいの割合になると、私としては居てはいけないところに居るような、居心地の悪さを感じます。
もちろんゲーム盤がある席に座ってみるなんて、出来る雰囲気ではななかった。

素敵なゲームボードが沢山売ってるし、体験できなかった雰囲気を家で再現しようと、購入することにしたのですが、生憎バックギャモンはやったことがない。
普段目にする駒とは違うという事が珍しくて、チェスを購入。

トルコ人は外国人がトルコ語を話すなんて考えてもいないせいなのか、「 ありがとう 」とか、一言口ににしただけで態度が豹変する。
予算より高めな価格で提示されたチェスをなんとか値引きしてもらおうと、話に聞いた言葉をこの機会に試してみたのです。
無表情に○○○$じゃないと、と言うトルコの店主に向かって

「 トルキエ イレ ジャポンヤ ユルラルダンベリ ドストデルミ 」

と発音なんてメチャメチャで、呪文のように私が呟いたとたん、『 おーー、それを言われちゃ御終いよ! 』 とばかりに、値段が1/3になったではないか。

この言葉を言うと、ウソみたいに値段が下がると聞いていたのです。
「 トルコ人と日本人は昔ながらの親友じゃないですか 」
というセリフですが、ホントに値下げしたのには私のほうがビックリした。
トルコ語は日本語と文法が似ていて、単語を日本語と同じ順番で言えばいいので、チャレンジしやすい。
“ おはよう ”“ ありがとう ”“ はい・いいえ ”などの初歩的言葉でもトルコ語を口にした途端、相手の喜びようは他の国では見たことないくらいで、今にも抱きついてきそうなくらい嬉しそう。
なんていうか、感情に素直な国民性っていいですね。

posted by AKA at 11:17 | 色々な時間