2016年06月06日

毎春の憂鬱と喜び

冬から春まで座って作業ばかりしていると、ビックリするくらい筋力が衰えてしまう。
しかも日常生活ではほとんど支障がないので、危機感もなく過ごしてしまうのですが、いざ体力を試されるような場面になると、とんでもないことになってる事実をつきつけられるのです。
そしてリハビリ、その繰り返しです。

毎春そんな自分に少々ガックリするれど、今年は特にひどかった。
これはまずい、って本気で焦ったので、珍しく毎週同じコースを歩くことにしたのです。


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ホームグランド的な歩きなれたコースだと、行程に気を取られることがないので、その時の良し悪しがはっきり分かって自分の体の状態を自覚しやすいです。

一週間ごとに変わっていく山の様子はタイムラプスのようでした。
自然が目覚めていく様子は、そこに居る私にも力をおすそ分けしてくれる。


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一回目は枝しかなかったのに、二回目には蕾の殻が割れて、三回目には開き始めた。
自分の庭でもないのに 「 よくやった! 」 と褒めてあげたい気分。

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最初は唯黙々と自分の足と地面ばかり見つめていたけど、薄茶色の枝が重なる谷間に可憐なアイボリーの花型をちらす頃になると、自分の呼吸の音より、周囲の変化のほうに意識が向くようになる。
それは余裕かな?
そんな風に、ちょっとずつ自分の体を取り戻してる感じが嬉しかったです。


でもね、
確実に取り戻すのに時間がかかるようになっている。
戻るうちはまだましかもしれないけれど、正直この先どうなるのか・・・ちょっと怖い。
posted by AKA at 13:04 | 植物の色

2016年06月09日

塩系インテリア

今はさっぱりとしていて色味がないアイテムでコーディネートしたインテリアを " 塩系 " と言うらしいですね。

長時間過ごす場所はそのくらい整然とした雰囲気のほうが落ち着くのかもしれません。
私も白系はやっぱりスッキリしていて好きです。
色が無い分、素材が引き立つ空間になるので、別の楽しみがあります。


週末に出かけた『 にわのわ 』のクラフトフェアでも、我家にピッタリの物を見つけてきました。


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かなり鉄っぽい金属質に見える黒釉の水差しです。
400mlくらいの容量なので色々使えそうですが、見た瞬間花入れにピッタリだと思った。

真っ白なアジサイを活けた様子まで浮かんできたので、即購入。


実際活けてみたらイメージ通りでGOODでした。


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早速、階段部分の空間に置いてみる。

我家の階段上は室内にも関わらず玉石になってるちょっと面白い仕上げ。
この水差しの質感と床がとても合っているようで、一見冷たそうな素材なのに、そう感じない小さな空間になりました。


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クラフトフェアはそれこそ、かわいらしくて素敵な物がどっさりです。

同行者のMちゃんSちゃんは綺麗な色の作品を沢山ゲットしてました。
彼女達の選んだ物は超魅力的なカラーばかり。


色を抑えた暮らしはスッキリしてて好ましいのは間違いない。
唯、色嫌いならいざしらず、美しいと感じる色を好きに持ち込めないのはかなり自制心が必要でつらいですね。
posted by AKA at 20:00 | 布のアトリエから

2016年06月13日

白系の着物

白の着物って、当然ですがちょっと緊張します。
汚れを付けたら大変だー、っていうプレッシャーがハンパじゃありません。
だからどうしても敬遠してしまって、出番は少なめです。


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それでも気温が高くなると、爽やかさに惹かれて袖を通す。
「絶対何もこぼすもんか!」
と誓いながら・・・。


随分前、白地の真綿紬を着ていた時のことです。
手を洗おうと液体ソープのポンプをプッシュした時、水鉄砲のようにピューーッと勢いよく私めがけて洗剤が飛んできました。
出口部分が石鹸成分で詰まっていたんでしょうね。

どうなったかというと、模様部分の赤の染料が白地のほうに流れ出しました。
赤の染料は着物に限らず要注意。
直ぐに液体に滲みだすくせに、いとも簡単に他の繊維に定着する!

石鹸を飛ばした紬の場合は、解いて別な色の着物に染め直ししないと修復できないですね、と悉皆屋さんから宣告されました。


その後、いかなるポンプも信用しなくなったのは言うまでもありません。
ポンプと着物の間を手のひらで遮るようにして出すようにしてます。
ご用心。
posted by AKA at 17:51 | 着物コーディネート 紬

2016年06月19日

帽子との出会い

身に着ける物の中で選ぶのが難しいな、と思ってしまうのは、ズバリ帽子。
特に苦手なのはハット、ツバのある帽子です。

アウトドアでは必須アイテムだけど、長時間被ってると煩わしくなってしまうのです。


日焼けを防ぐ用途なら、ハットのほうが有効だろうと色々使ってみるものの、なにかしっくりこないです。
畳める柔らかいものはツバが風であおられやすいし、自転車の時は役たたずで日常で使えない。
ツバがしっかりした物は携帯性が悪い。

山でも街でも兼用できるデザインの帽子で、一つくらいお気に入りになるようなものはないものか・・・
と悩みがピークの時、先日の『 にわのわ 』で、帽子作家の須田英治さんのハットと出会いました。


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チロルハット風のカタチが可愛くて、手に取ったらしっかりしてるのにすごく軽い。
気に入ったのだけど、残念な事に山仕様にするには素材の問題があって一旦は戻して立ち去ったのですが・・・

他のブースを徘徊しながらも悶々とあの帽子のことが気になり、今まで散々チャレンジが失敗に終わった帽子が想い浮かんではきたものの、考えた末にやっぱり頂く事にしました。
展示じゃないと購入できない作家さんだというのが最後の決め手。


実際山歩きで使ってみたところ、不都合が起きそうな予想はラッキーにも裏切られました。


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キャンパス地は蒸れるし、汗をかいたら乾かないし・・・と思ってたけど、ヘルメットみたいに頭にスポッと乗るような型なので、頭囲が密着しないから、そもそも蒸れないので暑くない。

ツバの角度が良いようで風には強く、帽子が浮くようなことが全くないのでアゴ紐も不要。
これなら主稜線のふきっ晒しでもストレスなく被れそうです。
自転車で全速疾走しても全く問題ナシでした。

流石、帽子職人さん凄い! ( 四代目とのこと )
長きに渡る悩みから解き放たれて、ちょっと感動。


あまりにも気に入ったので、登山向きな素材で作ったらもうパーフェクトじゃないか、という考えが浮かんできた。

帽子を作った経験ゼロだけど、何事もチャレンジです。
型紙を起こして、まずは手近な素材で試作。


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まぁ、自分用と思えば何とかなってるような。
色々な角度の微調整は更に必要なのですが、お気に入りの登山帽目指して試行錯誤してみようと思います。
posted by AKA at 18:23 | 布のアトリエから

2016年06月30日

デコクロ

ルームシューズを買わなきゃ!
燃えるゴミの日に急に捨てたくなった為に、その日から履くものが無くなった。
普通、次のを用意してから捨てると思うけど、時々こういう無計画な事をしてしまう。


今まで使ってた革のバブーシュは可愛いけど、シミや汚れが定着しやすくて困る。
そういう思いを何度も繰り返して、夏の日常履きにはちょっと・・・という確信に至った。
やっぱり無印かユニクロが安いし、無難だし、手入れが楽かもね。
ということで、まずはユニクロに直行!


ほぉ〜、思ったよりしっかりしてる。
990円。
すごいなぁ。

色のバリエは無いけど、これをデコったら十分かも。
って、迷わず買って、さっそくチクチクしてみました。


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買う時はバブーシュみたいにスパンコール刺繍にしようと思ったけど、ひっかかったり、切れたりするかも。

何より、急いで使いたかったので、もたもた作業するといつまでも素足で過ごす事になりそうだから、刺し子のようにステッチだけいれてみました。
革縫いに使う、しっかりした麻のロー引き糸でグサグサと縫って、2時間ほどで完成。

ラインも引かずに目見当で縫ってるから線は曲がってるんだけど、それも素朴な味わいって事にしましょう。


スピード仕上げの割には、ユニクロっぽさが薄れたようでヨカッタ。

ユニクロベースであれこれデコってカスタマイズする人が多いのも分かる気がします。
シンプルなデザインだから、好みで変化つけやすいネ。
posted by AKA at 22:29 | 布のアトリエから