2015年06月06日

季節のルールがメチャメチャ! ラフな着物

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アヤメが綺麗な季節になり、そろそろ夏着物のシーズンですね。


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「 梅雨になる前に◯◯を 」 って用事が山積していても、水辺のスイレンがハラリ、ハラリと、静かに花びらを一枚一枚開いていく様子に気づいたりすると、洗わなきゃいけないウールの着物の事など忘れて、初夏の自然を満喫してしまうのでした。


晩春辺りから、晴れるとカンカン照りで、外出から帰る頃には着物が湿気でグッタリしてます。
着物が可哀想でしかたかありません。

そんな状態を何回か繰り返したあたりから
『 今年から私は着物に関してはルールより適温を重視する 』
という風に決めてしまいました。


近年の異常気象を何度経験しても、
「 単衣や夏着物への切り替えは、昔よりも緩やかになっているようでございます 」
などと、奥歯に物の挟まったような意見しか聞こえてこないので、場違いにならない程度に勝手に選ぶ事にしてしまおうと思っています。

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その結果、5月でもこのような意味不明なアイテム合わせで堂々と出かけております。


着物の季節感や情緒や伝統は大事な事で、滑稽な形状になることは望んでいなかったのですが・・・。
もはや限界です。

とはいえ、こういうのはちょっとゴハンを食べに行くとか、友達と会うとか、無論そういうケースです。


以前に

" 浴衣で歌舞伎を見に行こう "

という驚愕の雑誌特集に眉をひそめたのは言うまでもありません。
いくら何でも砕け過ぎ・・・という言葉でも足りないくらいのインパクトでした。


スーツやワンピースでは無く、ジーンズくらいのラフさで出かけてみませんか?
という意図だったのでしょうか、斬新さを狙った企画だとしたら的中です。
でも着物の世界の感覚では
" スーツやワンピースでは無く、ジャージで歌舞伎にいきませんか "
くらいのドレスコードを提案しているようなものだと、出版社の方は分かっていらしたのだろうか?


ルールを無視し続けると、このくらいズレた事をしでかしてしまうとしたら、私は危険領域に一歩踏み出してしまった? かも。
posted by AKA at 19:05 | 着物コーディネート 紬

2015年06月14日

たぶんハイだった1日

先週何かの拍子に股関節を痛めたようで、ふとした動作でズキズキする。

そんな具合でしたが、あまりの好天気にどうしても山に行っておかなければ! という気分になってしまいました。
安全な山なら大丈夫でしょう。


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わぁ〜やっぱり、いい天気!

勢いで来てみたものの、天気とは裏腹に足の調子を考えると独りで行動するのは気が重く、
「 何でこんなことするんだろう、私・・・ 」
そんなマイナス思考になるも、とにかく青空だけ見て脚を前に出し続けてみる。

一山登ったら気が済んで帰ってもいいしね。


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上に上がったら二つ目の山が見えた。
視界は超良好で微風。
あんなに家で難儀していた脚が全く痛く無い、不思議。


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原始っぽい! って段々と楽しくなってきて
すれ違う登山者の方から
「 こんな天気は滅多にないね! 」
「 今日は最高ですね〜 」
と声をかけてもらい、やっぱり来て良かったんだと、沈んだ気持ちは直ぐに吹き飛びました。


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あの山の向こうから休まず歩いて二つ目の山頂に来てみると、全く息も上がらず、脚は軽く、何処までも歩けそうな感じがする。

股関節の事を考えて、今日の予定はここまでだった・・・
でも、写真を撮ってもらった人達が3座目に向かって行くのを見た途端、すごく行きたい衝動にかられてしまった。


全然疲れなかった為に、今日一度も休憩していないし、標準タイムより2割ほど早いペース。
いつもは休憩で景色を見ながら食べたり飲んだりするのもすごく楽しいのに・・・どうしちゃったのか?

欲求していない体に無理矢理クッキーを押し込みながら、こんなに脚が軽く感じるし、通常は更に4時間くらいは余裕で歩いてるし、なんてったって今日は最高の日なのよ。
そう確信したけれど、予定を変えずに下山する事にする。


" あ〜あ、勿体ない " と心でブクツサいいつつ下山して、ランチをしにカフェに向かいました。


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お気に入りのペニーレインに到着して、車から降り立った途端、ガクッと突っ伏して転びそうになった。
どうにかこらえたけれど、まともに真っ直ぐ歩けない!
ヨタヨタで脚をブルブルさせながら、出来るだけ平気を装って、どうにかこうにか席に辿り着いた。
さっきまでの絶好調な私は何処へ?


あの気力は単なる脳がハイ状態になってただけ、薬物をやると同じ感じなのかな?
下界に戻った途端、脳も股関節も現実に戻ったようです。

あのまま調子に乗って3座目に向かってたら・・・多分遭難予備軍入りだったかも。
『 整備された登山道で救助要請 』
って、世間からバッシングを受けそうな事になってたかもしれない。
甘〜いキャラメルラテを飲みながら一人反省会。


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ペニーレインのオレンジブレッドをお土産に購入。
出来立ても最高だけど、一日経っても美味しい。
とにかく、最高の日を最高のまま終わらせられてホント、良かった。
posted by AKA at 10:24 | 色々な時間

2015年06月23日

足袋のかたち

着物の足元も徐々に軽い色合いを選ぶようになってきました。


足袋150623_1.jpg


一番ヘビーローテーションは木綿レース。
履いた後、お洗濯済むまで違う足袋を渋々選んでます。
そんなにお気に入りなら、もっと作ればいいのに!


そもそも、私が足袋を手作りするようになったのは

● 気に入った布で好みの足袋が欲しい
● 沢山ある布の消費にもってこい


というのはもちろんなのですが、それ以外にもっと基本的な理由としまして

● 足の形と足袋の形が合わない

というのがあります。


足の形は大まかに5タイプあると言われています。
『 エジプト型・ギリシャ型・ローマ型・ゲルマン型・ケルト型 』 ですね。

その内日本人は概ね3タイプのようです。


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・親指が一番長いエジプト型  日本人の65〜75%
・第2趾が一番長いギリシャ型 日本人の20%
・指の長さがほぼ同じローマ型 日本人の5〜10%

割合は大体こんな程度と言われていますが、足袋は日本人の足に合う様にエジプト型のラインで作られています。


私はギリシャ型。
既成品の足袋を履くと、人差し指が押されるので、足袋の中でぎゅぅ〜と指を丸めて踏ん張るように歩くことになっちゃいます。
ソックスなら収縮性があるので気になりませんが、足袋だと丸めた人差し指の関節も表から浮いて見えます。
残念! な感じ。
足袋屋さんにお誂えで注文っていうのは、私には贅沢過ぎます。


反して革靴選びはつま先が痛くなる事は少ないです。
ハイヒールを好んで履いてる時代でも、外反母趾になることはありませんでした。
中央部が細くなってたり尖がってる靴のほうがむしろ具合が良い!

ヨーロッパに行くとそれが原因と知らずに、「 すっごい履きやすい! 」 って、靴ばっかり大量買いしてましたが、欧米はギリシャ型の人が多数のようです。
向こうの靴が履きやすいのは当然だったんですね。
そうと気づいたのは頻繁に足袋を履くようになってからです。


でも、近年若い世代はギリシャ型が多くなっているという調査結果も!
しかし、エジプト勢を抜き去らない限り、足袋の形は変わらないかなぁ・・・。
posted by AKA at 21:14 | 布のアトリエから

2015年06月30日

森の中のカワイイやつ

滝に向かって森を歩いていると、おサルの湧水が出現。


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杉林の林道に祠のようなものが建っていて、中を覗くと、
「 このお水どおぞ〜 」
って、このおサルが手を差し出してるの。


それから間もなく


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林野庁のセンスはどうやらそう悪くはない事が判明。
この手描き感が森とマッチしててこれもカワイイ。

こういう場所でキッチリ並んだゴシック文字を貼られたりすると、もはや異物としか感じられないでしょうね。


そして沢沿いに大岩を登ったり降りたりして滝に到着。


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お天気が悪い日は滝を目指すのがいいかもしれない。

滝までは森の中を歩くから、晴れていたら蒸し暑い。
沢沿いの道は年中グチャグチャ。
滝壺付近はミスト状態で、あっという間にびっしょりだし。
梅雨だからと残念な気分になる自分を発見せずに、静寂を楽しめるのが素敵です。
posted by AKA at 19:47 | 色々な時間