2010年12月01日

着物と羽織 着物と道行

杜若色の羽織に縞の縫取りお召しを合わせました。
帯は模様の中に羽織と同じ色があるものを組合せています。

羽織101201.jpg

最近羽織の紐はアクセサリーっぽいデザインをつけることが多いのですが、この日は羽織と帯にリンクするような色合いの太めの羽織紐を付けました。
着物は濃色にしようかどうしようか迷った末、主に春の時期に着ている薄い色に。

お昼に待ち合わせをしてランチ後、終了前日の香水瓶の展覧会を見に庭園美術館へ。
激混みでした。
それでもちゃんと並べばイライラするほどは待たずにケース前で見る事が出来ますし、1人じゃないので、話をしながらだと気にならないものですね。

時間がかかったので、見終わったらすっかり日が暮れていました。
お庭は紅葉ライトアップの真っ最中。
暗すぎて写真は無理かなぁ・・・と弱気でしたが、一緒に行ったのがカメラに強い友人で良かった! 色々教わりながら撮るのも楽しかったです。

庭園美術館101201.jpg

「 この暗さじゃ人と紅葉のライトアップの両方を写すのは無理でしょ 」 と言われつつもチャレンジ。
私のカメラで彼女に撮ってもらったほうは流石、悪条件の中ブレてない。
撮られる私もできるだけ微動だにしないようにしましたけど。

いつだって彼女に写真を撮ってもらうのが一番安心なんですよね。
光の条件が悪いとかをあのちっぽけな液晶で判断できるみたいで、
「 顔をもう少し傾けて 」 とかの顔の向きの指示やら
「 一歩左に寄れ 」 という立ち位置まで
撮られるほうはいい加減にスタンバイしてるだけで分からないから、指示してちゃんと写してくれると嬉しい。
それに自然な表情で撮ってくれます。

特にこういう夜のシーンやら、ムーディーなライティングの店内だと、人相が悪く写るので、
“ カメラってやっぱ腕よねぇ〜 ”
と当たり前の事を再認識してしまうのでした。

この日彼女が着ていたのは大島。 ( 暗くて悪画像でゴメンなさーい! )
羽織ではなく道行のアンサンブルって珍しい。

着物101201.jpg

20才頃にお母様が用意してくれたものを初めて出して、着る時に道行だったと知ったらしいのです。
「 なんで?・・ 」 「 帯が見えないからまるで雨ゴート・・・ 」 
等など・・・想定外の気分だった様子でしたが、私もその頃作ったのはほとんど道行だったから、多分流行ってたんですよね。

ちょっと前は道行しか着なかった記憶がある。
ここ7〜8年はロングの羽織が流行っていますが、その前はそういう羽織を着ている人はほとんどいませんでしから。
着物も変わらないようで緩やかに流行ってものがありますねぇ。

2010年12月06日

椅子の張替え

ダイニングチェアは簡単にシートを替えられるものが多くて、ちょっとお部屋の模様替えをしたいときに手軽に出来てオススメです。

テキスタイル101206.jpg

次の張替え生地を探していたんですけど、「 友人が鎌倉のスワニーって生地屋さんは面白いよ 」 というので訪れたところ、それらしいのに出会えたので、ビロードのような布を購入。
次は白っぽい色か白黒コンビっぽいというイメージがあって、なかなかそれらしい質感の生地に出会えずにいたので、この布で張り替えすることにしました。

座面をウラから押すとポンッと外れるタイプなら、前の生地を取り除いて新しい生地を被せて、裏を留めるだけ。
座枠に押し戻して終了! 超簡単。

椅子101206.jpg

生地だけ見てるとそんなに真っ白な印象じゃなかったのに、オーク材の椅子に合わせたら、「 白過ぎたか・・・ 」 と予想外の出来になった。
張ると予想と違った感じになっちゃうこともありますね・・・

古い家具と相性の良い生地だと思ったのですが、英国家具でもクイーンアン・スタイルやヘップルホワイト等のエレガントな椅子向きの生地だったかもしれない。
我家のツイストレッグにはもっとシャープな幾何学調とか、少しモダンなデザインが合うのかも。
手軽な作業だから、またそれらしいのがあったら張替えればいいということで、清潔感は出たからいいかと納得する。

模様替えがしたくても、家具を買い換えるってことはとても大変な出費で出来ません。
そもそも “ 一生モノ ” という目線で家具を買うので、災害でも無い限り、ずーーーと同じ家具で過ごす事になる予定ですから。
こういう部分で少し気分を変えて楽しんでます。

銀杏101206.jpg

窓を見ると目の前には黄金色の銀杏。
これから数ヶ月は部屋に居ることが多くなる季節です。
快適に過ごせるように先週くらいからビーワックスなどで家具の手入れをしたり、大掃除を長期間で少しづつ進めて、1日1品目のメンテナンスを遂行中。
一生使うつもりなら、もっと真面目に家具の手入れをしなければ!
posted by AKA at 23:02 | 布のアトリエから

2010年12月08日

ウールの着物に簡単な帯結び

着物で掃除したりする事が多くなる12月。
名古屋帯や八寸帯も動きやすいように紐を使わず、簡単な帯の結び方で。

帯が出っ張っていると何かに当たったり、狭いところに入ったりするのに邪魔になりますから。

着物101208.jpg

だったら半幅帯にすればいいのですが、たまたまその日の気分で選んだものが幅があるってこともあります。
この木綿帯も締めやすいのでついつい選びがちに。

そういう時はこんな風に

簡単帯結び2.jpg

胴を2度巻いたら “ て ” を結んで固定して、お太鼓幅の方は胴にまいた部分に“ たれ ”を残して下から通します。
( 写真撮りづらいので前に持ってきちゃっていますが・・・ )

簡単帯結び1.jpg

ペロンと垂らしておしまい。
枕も、帯揚げも、帯締めも何も無しで緩みません。
角出し結びのなり損ないみたいな感じです。
結んで固定するのは半幅になる部分だけになるよう気をつけないと、お太鼓にシワが出来ちゃいますけどね。
posted by AKA at 23:38 | 着物のお手入れ 着付け

2010年12月11日

危険な指

「今年の秋は菊模様の着物を着なかったなぁ・・・」

菊模様にちょっと刺繍しながらふと関係無い事を思い浮かべては、菊模様の着物は何処に入っていたかと探しに行きたい誘惑にかられる。
最近、夜に短時間だけチクチクして過ごす日々。

テキスタイル小物101211.jpg

この日の夜は刺繍をして大きなクルミボタンを2個作っただけで睡魔に襲われ終了。
昼間大掃除などしていると、全体力を消耗してしまうのです。
それと、作業に集中出来ない最大の理由、それは手荒れ。

刺繍をしながらも刺繍糸に自分の指のササクレが引っ掛からないよう用心しなくてはいけない。
刺繍帯や唐織の帯は危険な代物で、この間も新品同様の帯の模様にササクレが引っ掛かって糸引きを作ってしまった。
以来、そういう帯を扱う時は ( 着る時だけに限らず )、病院で使うようなピッタリした手袋をはめてから触るようにしているのです。
まったくどんだけケバケバなんだ、私の手は。
しかし、流石にそれをして縫い物ってわけにはいかない。

この間友人が
「ひびケア軟膏ってCMやってるけど、今時あんなにパックリ割れしている人なんていないわよねぇ」
と笑いまじりに言ったので
『 何言ってんの!先週も指3本が同時にパックリ割れて、あの軟膏様様で直したところだよっ 』
と自己申告しました。

一回割れると、ちょっと何かを握っただけで、付きかけてた皮膚が血を流しながら割れるっていうを繰り返すのでタチが悪い。
真っ白いタオルを掴んで赤く染めたりもする。
ひびケア無しで冬を乗りきれそうもない。( 確かに効く!太鼓判 )

もちろん、掃除の最中にもちゃんとゴム手袋をはめていて、それでも荒れるのです。
数年前まで手荒れを経験したことが無いっていう友達がいるのですが、子供の時から手荒れに悩まされている私には超人としか思えません。

しかし、どうしてゴム手袋は右手の親指と人差し指ばっかり穴が開いちゃうのだろう? メーカーさんなんとかして下さい。
先週も 「 98円だから破れるんだ、198円にしよう 」 と、どっちにしてもセコイ選択肢ながら倍の価格にしてみたが、3日目には人差し指が水浸しになった。
ケータイ電話ばかりでなく、こういうところに現代の技術を生かしてもらいたいのですが・・・。

日々のケアでオススメなのは、食器を洗う時。
まず手にクリームをたっぷりと塗ります。
その手にヘアカラーなどで付いてくるブカブカの薄いビニール手袋をはめて、その上から家事用のゴム手袋をします。
食器を洗う時お湯を使うので、手がサウナ状態に蒸されてクリームの浸透が良いみたいですよ。
posted by AKA at 23:33 | テキスタイル小物

2010年12月14日

ベーシック柄の着物なら

着物の整理をすると色々出てくるけれど、不要になった着物がベーシック柄のコーディネートしやすい着物なら、他の用途に仕立て替えもしやすいし、貰い手を探す場合も大変じゃないかも。

着物って洋服と違って縫い替えが可能なので、身長がよほど違わなければ直して譲ったり出来て便利。
もちろん、着物だって柄や色によって似合う似合わないはありますけど、基本のカタチは同じだからベーシックな模様なら好みの影響は少ないように感じます。

着物101214.jpg

それこそこういう霰模様だったら、誰が着たって大丈夫なんじゃないかしら?
特に臙脂色は日本人の肌色と相性が良いし、コーディネートも楽。

残念な事に生地に毛羽が出てる部分があって着物としてはもう着れないのですが、こういう単調な柄なら襦袢に作り変えても良さそうだし、裾回し等の裏地でも使えそう。
着物としての役目を終えても、ベーシック柄なら役立つ方法は沢山ある。
染めて作る機会があれば、また “ 更新 ” じゃないけれど同じ模様を作ろうと思っているくらい重宝な柄です。


麻の葉101204.jpg

麻の葉模様も定番柄。
自分では着ない道行を友達が貰ってくれるので、裄のサイズを直したりしました。
譲るにしても、あまり個性的な柄は流石に迷惑になりかねないので、当たり障りのなさそうな品物の時だけ、自分から貰ってほしいと声をかけるようにしています。

同じ着物でも着る人によって違う着物に見えるっていうくらい、その人自身の着付け方の雰囲気やコーディネートの影響力が強い衣装なので、ベーシックな物ほど各々の個性で着こなせそう。

私も周りの人の着物を、その人が着ていた時とは全くちがったコーディネートで着ています。
渡されたセットで着ることは無い。
やっぱり別の人が似合っていたコーディネートが自分に似合う可能性は低いものです。

「 この着物作ったの? 」 と自分のものだった着物に向かって言う母。
「 へえぇ〜! コレ私の着物だよね? 」 と叔母もビックリ。

お下がりではなく、自分に巡ってきた一枚として新鮮に楽しめるのが着物の良いところです。
posted by AKA at 17:25 | 着物いろいろ話

2010年12月20日

ピンクの爪皮を手作り

爪皮101220.jpg

牛革のエナメルが手に入ったので、雨の日用の下駄の爪皮を作りました。
かなりの厚みがあるしっかりしたピンクの水玉模様のエナメル革!
これはもう爪皮にするのにピッタリじゃないかと、革を見つけた時ちょっとウキウキしました。

・爪皮の作り方と型紙はコチラ

柄モノの革でエナメルとなると、タイミングに恵まれないと手元に巡ってこないものです。

ビニールレザーだとかわいい柄も沢山あるのですが、やっぱり本革の丈夫さには劣ります。
何処か破れたりすると、そこからどんどん裂けてしまったり・・・
革はそういうことはありませんから安心です。

しいて難を言えば、防水という点ではビニールと違って完全無浸透という訳にはいかない。
念の為、裏にナイロンを貼っています。
素材を重視して作ってしまいますが、今までも本革エナメルの爪先から雨が浸み込んで困った経験はないので、どしゃぶりの状況で着物は着ないからなんとかなってます。

黒とピンク、雨の日に着る着物ともコーディネートしやすそうです。
近頃はピンクの抵抗感が無くなってきてるので、結構重宝しそうな予感。

とはいえ、大掃除の際に出てきたこれらの不要物。

101220_1.jpg

ピンクピンク過ぎる!
でも女性ホルモンは活発になりそうだ・・・。

ちょっと前まで、『 全部ピンクづくしの家に住む女社長 』 なんていう画像をテレビで見たりすると
「 エグい・・・ 」
って拒否反応を示していたのですが、最近では少し解釈が変わってきた。

「 ピンクが大大大好き! 何でもかんでも全部ピンク! っていう人って、大抵アグレッシブで元気だよなぁ・・・すごいなぁ・・・ 」  

淡いピンクじゃなく、写真みたいな真っピンクって色の強さに怯んだりするけど、それは自分のエネルギー不足もあるんだと思う。
そういう強い色合いに平気で取り囲まれていられる人って、健康で強い人間の証だと思うようになって、ちょっと賛美の眼差しを向けるようになりました。
posted by AKA at 13:24 | 着物まわりの小物を手作り