2010年06月21日

帯のシミを目立たなくする

無地のところにあるシミって致命的な難点になりますよね。
柄が込み入っていればさほど目立たないのですが、お太鼓柄の背景にシミがあると、見慣れている本人は余計に気になってしまうものです。

夏帯100621_1.jpg

紗の刺繍帯、私にとっては夏帯は枚数が多くないだけに貴重。
でもシミ抜きは出来そうもないから、この帯はどうしようもないなと思っていたのですが、そうでなくても紗は繊細なので、シミの部分から劣化している様子なのです。

切れてからじゃ遅いので、とりあえず目立たない接着芯を裏から当てました。
するとその部分が透けなくなったせいか、シミが目立つ様になった気がする。

@ そのままにして、夜とか目立たない時間帯で使う。
  帯を点検するように眺める人はいない?・・・という超楽観的予想。

A図案と似た色で刺繍を加える。

悩んだ挙句 A を選択したのですが、次なる問題は図案ではなく、絹の刺繍糸です。
そこらの手芸屋には売ってない・・・、最低オカダヤくらいまで買いにいかないと・・・、しかも必要なのは修正くらいの量だし・・・。

ということで、近所の手芸店で絹の穴糸を買ってきた。
これなら300円もしませんが、このままでは刺繍には全然不向き。
まずは3本で撚ってある糸を解し、カーリーヘアみたいにチリチリになった糸を何度も何度も扱いて、ピンッと張ってから撚りのクセを取るように上からアイロンを当てました。

すると案外いい感じの絹刺繍糸の出来上がり。

やっぱり必要は発明の母だ。
一本作るのに要した手間も結構なものだけど。

夏帯100621_2.jpg

魚の尾っぽ辺りから笹の先の小枝みたいな部分を加えました。
図案的にはかなり無理のある構図・・・。
それでも 不自然な刺繍 VS 醜いシミ ならば刺繍の勝利のように思えたので、ちょっと自己満足です。

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posted by AKA at 12:38 | 着物のお手入れ 着付け

2010年06月23日

投げ込み生け花は苦手

アレンジメントにしようと思い色々な花を買ってきたのですが、結構長さがあるものが多かったのです。
いきなり短く切りそろえてアレンジを作るのが勿体無く、季節的にも花が痛みやすくて日々茎を切り詰めていかねばならないなら、「 最初は長いままで楽しもう・・・ 」 と大きめの花瓶を取り出して活けてみたのですが・・・。

花100623.jpg

腕が悪いんですね・・・ぜんぜんまとまらない。
高校の華道部の頃から “ 投げ込み ” は苦手だった。

「 自由におやりなさい 」
と言われるよりも
「 この条件を満たして表現しなさい 」
という状況のほうが、何にしてもやりやすいタイプでなのです。

多分、着物が大好きなのも “ 型 ” とか “ 形式 ” が存在するからなんだと思います。
これからの未来は分かりませんが、

『 今年の着物は袖が無いのが流行です 』
『 帯を肩から斜めにかけて個性的に 』

なーんて事が起きたなら、着物でも華道でも型があっても悩みは尽きないというのに、私の手には負えないものになってしまうでしょう。
活けていても、「 ここら辺で斜めにぐいっと曲がってくれればいいのになぁ 」 と思ってしまうのですが、儘ならない対象物と向き合うのはとても気持ちが集中するので、ある意味良い気分転換になります。
posted by AKA at 12:33 | 植物の色

2010年06月26日

お得なアフタヌーンティー

土日は予約でアフタヌーンティーをすると10%割引になるというので、お喋りの場所にインターコンチネンタルホテルを選びました。
最近ホテルのアフタヌーンティーというと3000〜4000円くらいの価格が相場みたいなのですが、こちらは¥2950から割引になり、利用時間制限はないのでゆっくりできます。

アフタヌーンティー100626.jpg

ブレッドスタイルとデザートスタイルが選べますが、デザートスタイルのほうがオススメです。
ケーキ四種、サンドイッチ、ブレッド2種、チョコレート2種、マカロン、パート・ド・フリュイという内容でした。
お茶は好きなものを選んで、何杯でもお代わりできます。

外を歩き回りたくないような季節には、こんな場所で過ごす時間もリッチな気分になって良いものです。
夏場に着物で集合、っていう時にホテルは快適で使えるなぁ。

しかし、いくらのんびり出来ると言っても、アフタヌーンティー開始の14時に予約をして、そろそろ出ようかとなったのが18:30過ぎ!
紅茶を6杯も飲んだものだから帰りにトイレが近くなりました〜。
もちろんホテルのスタッフは、「 早く帰れ 」 的な圧力を感じさせる事がないので、こんなに居座れたのです。
長時間ソファ席を占拠していたのだから、コストパフォーマンスは良かった! ガールズトーク恐るべし・・・。

グリーンの着物の組み合わせ

この日の着物は “ 主役不在 ” な感じのコーディネートになりました。
華が無いといえばそんな感じの着物ですが、青竹のような静かな感じという事で・・・。
アフタヌーンティーの後、竹いっぱいのスペースで写真を撮ってもらいました。

着物100626.jpg

絽の丸帯は今年も軽くする計画が間に合わなかった・・・。
同じような色の濃厚色な絽刺繍の半襟、紫の帯締め帯揚げ、緑 × 紫の定番カラーです。

最近こういうワントーンっぽい色合わせが好きなのかもしれません。
コレといって特徴の無い柄同士を組み合わせて、色の濃淡とかバランスで全体を整えるのがちょっと楽しい。
貧相にならないように、バカに大きい煙水晶の帯留をポイントにしました。
こういう大きい帯留もシンプルな帯と組み合わせると、どぎつい感じがしないような気がします。


鼻緒100626.jpg

お喋り相手のお気に入りを見せてもらいました♪
アフタヌーンティーの趣旨は、使える時期の狭い金魚の鼻緒でお出かけも含まれていたんです。

超素敵!
手刺繍の金魚が鼻緒になっている、贅沢!
作家モノだそうでいいですねぇ・・・ヨダレ。
夏に大活躍させるんだ♪ と嬉しそうでした。

2010年06月30日

河原の風景をスカートに

70cmが1図案という大きい柄のテキスタイルプリントは随分前に制作したものですが、整理の際にひょこり出てきました。
あまりに不思議な図案なので、単なる色彩構成的にドローイングしたのかな?
しげしげと眺めていると、「 その絵は利根川の河原をイメージして制作したんだ 」 とH氏は言った。

そう言われた途端、なんとなく河原に見えてくるから、人の脳細胞に与えるキーワードの役割は相当影響力が強いみたいだ。
あんなに何だか分からなかった柄なのに・・・。

スカート100630.jpg

当時は1カラー10mくらいづつ制作したらしいのですが、「 色々使った 」という事で1パネルの長さしか残っていません。
この図案を切り刻んだらますます何だか分からない柄になるよね・・・。
石コロはもはや唯の円形になるよね・・・。

ということで、一番大判で消費できるのがスカートでしたが、裁断したら残り布も出ないくらいギリギリの用尺。
幸い風合いがナチュラルなキャンバス地だったので、春から初秋まで着れそうなスカートが出来ました。
使い切った感がありましたね。
なんとか河原っぽい情景を残せたかな?
posted by AKA at 12:27 | テキスタイル-絵のような布