2010年01月04日

真冬の着物 万全の防寒対策

昼間の最高気温は−3℃!
着物の防寒対策・・・手作りの着物用下着を着込んで着物の上にベルベットコート、毛皮で首を覆い、肘までのロング手袋、ネルの足袋、爪先カバーは毛皮の爪皮を着用というフル装備で。

今年は日光東照宮まで初詣に行きました。
小雪が舞っていて、雪景色も見れて、何だかムード満点。
薬師堂にある鳴竜の鈴をならしたような鳴き声は、開運のご利益があるとされているので初詣にはピッタリです。

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但し、防寒対策は厳重に!
行く前は、衿は刺繍のがいいかな・・・とか選んだものの、最初から最後まで黒づくめで覆った防寒具を取る事はありませんでした。
お堂の中などの履物を脱いで上がる床は、まるでスケートリンクのような冷たさです。
着物って洋服より暖かいものですが、弱点は腕と足首あたり。
ここまで温度が低いとなると、肌色の薄手のスパッツを履き、もちろんババシャツ着用。
冷え性のせいか真冬に肌襦袢はありえない、脇の下がスースーしてしまうので、ピッタリした肌着は欠かせません。

下着屋に出くわすと、首が大きくあいた下着がないかと常にチェックしてますが、着物の場合は後が大きく開いていないと、衣紋を抜いた時に下着が見えちゃうのでNG!。
前が大きく開いたカタチは沢山売っているのですが、前も後も大きく開いてるのって案外少ないのです。
必要になってから探しても見つからなかったり、文字どおり “ 婆 ” 専用かと思うようなデザインだったりするので、常に巡回体制なのです。
今愛用しているのは、前も後もVネックになっている水玉模様のデザインで、普段はこれで十分なのですが・・・

更に強力に防寒したい時 ( 超寒い日に羽織を着たい時とか ) は、着物用に作り直したあったか下着を愛用。
ユニクロなどで安価で目立たない色の、ピッタリするサイズのフリースTシャツやタートルネックを購入して、首を大きくジョキジョキ切り取ってしまいます。
フリースは収縮性があるので、切り口を三ツ折にして縫えばOK、ちなみに袖も長袖の長さは不都合なので短くします。
これはすっごく暖かいし下着より安く済むので、見た目より防寒を・・・という場合はお勧めですよ。
大きく首の開いた下着が見つからない時や、もっと暖かい物を・・・という場合は是非作ってみて下さい。

あったか足袋や爪先カバーの作り方は 『 着物まわりのモノを手作り 』 へ 
posted by AKA at 12:17 | 和装小物について

2010年01月06日

銀色の花模様

メタリックの布の制作がマイブームになっているみたいです。
マットとメタリックをコンビにしたり、どちらかというとアクセントとしてデザインする事のほうが多かったのですが・・・

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全面メタリックのテキスタイルプリントです。
付属の花ブローチもメタリック。
もちろん本革部分もメタリックレザー!

スタッズとコサージュというハード系イメージ × フェミニン系イメージの混在のバッグです。

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シーンや洋服のイメージに合わせてコーディネートできるようにコサージュはブローチにしました。
外してシンプルに通勤で使って、アフターでブローチをストールや服に付けたり・・・。
更にバッグは広げて形をカジュアルなトートタイプに変えられるので、3WAYで使いまわしが可能なバッグです。
posted by AKA at 12:24 | テキスタイル小物

2010年01月09日

博多献上モダン

着物を着る時、何らかのかたちでお世話になる博多織。
洋服の社会で着る、リアルクローズな着物といったコンセプトのデザインも続々と生まれているようです。

スタンダードでトラディショナルなイメージが強く、良くも悪くも当たり前にそこにある存在になっていました。
もともとコンテンポラリーな図案を活かせる織だと思いますが、改めてそう思ったのはクリスマス会の時、友達が献上織の小さな小さなガマ口をプレゼントしてくれたからです。
そこには実にモダンな姿がありました。

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手の中にすっぽり納まる5〜6cmの面積に、キリッとした独鈷柄。
幾何学模様を極めたシャープさとでも言えばよいのか? とにかくカッコイイ感じがしました。
ガマグチは飾りをつける部分があるので、せっかくだからモノトーンの雰囲気を壊さないようにシルバーのガラスを付けました。
先日も話題にしましたが、布って小さくするとイメージが変わる。
多分このガマ口も普通サイズの面積にしたら生地の和風臭が強くなって、若い世代から遠いところに行ってしまう可能性があるかも。

献上織は密教法具の “ 独鈷 ”、 花を散らすのに用いる仏具の “ 華皿 ” の二つの文様の間に縞を配置した模様です。
もちろん縞の部分も “ 両子持縞 ” と “ 中子持縞 ” の2種類。
そこまでガチガチに決まり事があると、流石にそれをチラリと見ただけで 「 ああ、献上織 」 と判るほどで、どれも同じ模様が色のバリエーションで展開されているくらいに思っていたのですが・・・

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ちょっと気になって家にあるのを確認してみたら、実は模様も平べったいもの、縦型、縞の変更、独鈷だけ残したもの、華皿だけ残したもの、細い模様、等々結構違っていました。
普段身近に使いながら、実は柄を凝視したのはこれが初めてかもしれません。

「 1年中使っていいし、崩れないし、緩まないし、博多帯はとても良いのよ 」
着物を着始めた頃、母が普段着用に用意してくれたのが右下写真の朱色のものでした。
十代の頃でしたから、始めはなんとなく柄らしい柄が無いのがちょっと物足りなくて、可愛くないな・・・という気持ちもありましたが、今はなるほどと良さを実感しています。
紗献上という夏用の物もあるので一年中使えると言っても夏以外?と心配しちゃいますが、紗献上は戦後生まれ。
最近登場したものなので、透けてなくても通年使って問題ないようです。

普段着に合わせる帯というカテゴリーだと思いますから、あまり季節の着物ルールにこだわりなく使える優秀な万能選手というところでしょうか。
ちなみに伊達締めはやっぱり博多織が good!
長襦袢にキュキュっと締めると気持ちがシャンとします。
posted by AKA at 12:25 | 和装小物について

2010年01月12日

チェックの着物

チェック・格子柄の着物というのはずっと昔からあるので、現代的な柄というわけではないと思いますが、いつの時代でも古臭くならない合わせやすい着物なのでとても好きです。

同じようにストライプ・縞柄も永遠不滅な存在ですけど、チェックのほうが可愛いさがあるので万人向きな模様かもしれませんね。
個人的な見解ですが着物に限らず、ストライプのほうがフォーマルな感じ、チェックのほうが気軽で楽しい雰囲気で、カジュアルな普段着っぽい感じがします。

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このチェック柄着物の時、どうしてか更にチェックの帯を合わせてしまう。
他の柄が合わないという事は全然ないはずというのに・・・

チェックのワンピースで更にチェックのアイテムを合わせたらやりすぎになるだろう。
それを思うと合わせないほうが良いのか?
しかし、スコットランドの民族衣装はチェックとチェックをあわせている、しかもスタイリッシュ!

“ 多分外出着なら絶対やらない ” とか “ この色とこの色の組合わせは? ”
そういう疑問は普段着で徹底的に実験してみる。
おかげで、ただ家にいるという時間がすこぶる楽しい時間に変貌しているようです。
posted by AKA at 13:12 | 着物コーディネート 普段着

2010年01月14日

帯締めのお手入れ

帯締めの両端にあるフサの部分は、ボサボサになってくるので定期的にチェックして直しています。
長く使っていたり、まとめて収納していると房は乱れてしまいがち。
最近は “ 房カバー ” という着物グッズも売っているようなのですが、本数が多くて全部につけるとしたら結構なお値段に。
費用を別にしても日々の収納となると、私のような不精者は使って収納の度にいちいち房にカバーを着けて・・・なんて事は実行出来るとは思えないので、まとめて手入れするほうが向いています。

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それでは、乱れた房の直し方。
房部分の少し上を持って、房が下がるように帯締めを持ちます。
そして房にだけアイロンのスチームを当てます。
スチームを撫でるように当てたら、手で房を慣らすという動作を繰り返します。
髪の寝癖を取るような要領で、房をブローしてあげるのです。
写真のくらいボサボサでもちゃんと真っ直ぐになりますよ♪
( というか、ここまでボサボサのまま放置してた私って・・・不精以前の問題か? )

いきなり台においてアイロンを押し付けるような事をするとクセを固定してしまうので、最初は宙に浮かせてスチームを当てて下さい。
他の部分にスチーム当てると縮む原因になるので気をつけましょう。


作業のために帯締めの引き出しを引っ掻き回していたら、極太2色の古い帯締めが出てきた。
昔の太い帯締めって、アンティーク着物のコーディネートには可愛くて良いのですが、このコンビって色合わせが唐突で出番がない。
よく見れば、三分組紐2本を一本にして間を縫ってあるだけ。

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解いたら個々に使えそう・・・帯留用の帯締めに丁度良い幅になりそう・・・無地の帯締めになるから着物合わせは楽。
昔の帯締めは短いので、帯留用には丁度良い。

あまりに安易に作られているので、祖母が自分で作ったのかと思ったのですが、外してみたら、房を太くするために足し房も入っていたので、ちゃんとこういうデザインで作られた物だったみたいです。
この帯締めも房を整えたら、初めから三分紐だったみたいにちゃんとリメイク出来ました。
posted by AKA at 12:40 | 着物のお手入れ 着付け

2010年01月17日

革とテキスタイルのコサージュ

コサージュも用途は色々。
パーティーなどで着けるシルクフラワーのような素材は、リアルに花っぽいので素敵ですが、普段使うには華やか過ぎて気恥ずかしい。
特に冬は、洋服の素材と光沢が違いすぎて余計に “ 着けました ” っぽくなってしまいます。
ベロアなどの冬素材のほうが馴染みやすくてやっぱりイイ。

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冬の服に合うようにウールのコサージュを制作しました。
写真のタイプは山茶花。
メタリックの花びらを内側向きに2枚合わせて、テキスタイルプリント主役・・・という主張を回避しました。
チラッと見えるプリント模様のほうが印象が和らいで、服に合わせやすくなりました。

革の葉っぱにはワイヤーが仕込んであります。
革はハードな素材なので、そのままだと真っ直ぐにピンッと張っていて、硬くて無骨な、やりっぱなし的な感じになります。
刺繍を加えたりしてあげたらアクセサリーっぽいパーツになりました。
ツバキ科の葉っぱっぽく、くるりっとさせます。

コサージュを手袋に着けてみたら、ブレスレットしてるみたいで面白くて、上半身に着ける時とは違った使い方が出来てお勧め。
posted by AKA at 10:17 | テキスタイル小物