2009年07月01日

着物ヘア アクセサリー2

簪の幅は5cm前後のものが使いやすくて出番が圧倒的に多い。
ヘアアレンジや体格や趣向はみんな違うと思いますが、目立ちすぎず、かといって貧弱にならない大きさなんだと思います。
髪型や着物の雰囲気とのバランスが好みだという事で、あくまで私の個人的意見ですが。

かんざし090701.jpg

ずっと前フランスで買ってきた渦巻きモチーフの簪は、黒色が髪と馴染んじゃうから何時でも合わせられて、洋服〜普段着の着物までかなりの頻度で使っているもので、もう表面もキズだらけ。
螺鈿細工の簪と並べれば、職人技や鼈甲という素材との格差は歴然で、可哀相なくらい “ 王女と乞食 ” みたいだ。
そもそも王女様のほうは扱いも手入れもVIP待遇なんで、比べちゃ気の毒なんですけどね。


かんざし090701_2.jpg

ヘビロテな5cm幅の黒だし、ちょっと気分を変えて使ってみたいなぁ・・・ということで、手っ取り早くスワロフスキーのチカラをお借りすることにしました。

どんなものでもちょっとキラキラさせると豪華になる。
とはいえ分不相応に飾り立てるとヘンテコになるのが世の常、スワロの色は落ち着いた感じのブラックダイヤモンドにしました。
不透明なジェットやヘマタイト系を選んでも控えめになって良かったかもしれません、もともと黒だったのが重宝していた理由なので、ここでパールや色石を付けたら意味がないです。
結果少なくともキズは目立たなくなった気がします。
posted by AKA at 17:24 | 和装小物について

2009年07月04日

梅雨の色

原種の植物って、清楚な雰囲気のものが多い。
見ごたえの点では改良種には及ばない外見のものが多いけれど、どことなく凛とした表情をもっていたりする。

紫陽花090703.jpg

梅雨の時期は紫とか水色とか、真夏とは違う静かな色の花を咲かせる種類が多くて、涼しげというか少しだけ寂しい気持ちになる事もあります。
でもこのくらいハッキリしたピンクだとすごく綺麗。

紫陽花って固体別に色々な表情の色合いでお気に入りの色を見つけるのも楽しい。

実家には以前紫陽花がありましたが、切っても切っても大きくなり、収拾がつかなくて、他の花々の生長の邪魔になるので無くしてしまいました。
広い庭向きなんですね。


*この記事、保存したあとシステム障害の関係か無くなっちゃった・・・
復旧されなかったのでもう一度思い出しながら書いたんですよね、同じ文って書けないものだな。
posted by AKA at 13:23 | 植物の色

2009年07月06日

紫陽花の夏帯

植物柄の着物や帯は、そのモチーフによっては短期間しか着られないものもあるので、タイミングを外すとまた来年まで使えなくなったりして焦ってしまう。
ボーッとしてると終了。
それが季節を楽しむ心の栄養剤みたいなものと思いつつ、「 着まわしが減る 」 という現実もあって、本音は季節感のない柄のほうが楽だし経済的だと感じている自分がいるのです。

額紫陽花の写真を撮っていて 「 確か・・・ 」 と思い出した。
祖母の箪笥を探すと底のほうにあった! 額紫陽花の帯。
あと数週間なら使えるだろうけど、機会があるだろうか?

帯留め090705.jpg

夏帯には涼しげな色の帯留めも映えそう。

太めの帯締めが好みなので帯留を合わせる機会があまりないのですが、夏は細い帯締めを使う事が多いから、上手に取り入れるとお洒落になるんでしょうね。
子供の頃に母や祖母が帯留めをしているのを見ていて、何だか大人が使うアクセサリーなんだなという印象だったので、自分には縁の無いもののように感じていた。
でも、そういう小物に気持ちが向くようになったのは私も当時の母の年齢になったという事ですね。

シンプルな帯に帯留めかぁ・・・
なんだか楽しいと同時に、年齢を重ねる寂しさもチラッと横切る。

posted by AKA at 12:34 | 和装小物について

2009年07月09日

着物の適正身長

着ない着物を持っている人で、実はその処遇に困っている人は案外沢山いるんじゃないでしょうか。
“ 私の若い時の着物をあげようか? ” と、私が着る事を知って自然に他所から着物が集まってくるようになった。

着物を着ている事が周囲の目に留まった上に 「 着物の枚数が無くて ・・」 と口に出したとしたら、“ 貰って頂戴 ” が殺到するかも? しれませんね。
唯、着物を受け継いだにしても、昔の人の着物では寸法が足りないというケースもあるようですが・・・

先日、叔母がもう着ない着物を10枚届けてくれた。
個性的な叔母らしい面白い柄などもあったり、人其々の趣味の違いが面白い。
その叔母には娘がいるので、念の為に彼女が着ないのかを確認したけれど、一笑して 「 着るわけない 」 と一言で終わってしまった。
実は従姉妹がいるのに私に着物が集まってくるのは、私が着物を着てるからという理由だけではないのです。

着物090709_1.jpg

以前話題にしたかもしれませんが、我一族は大女の家系。
私の父はその年東京で生まれた新生児の中で、一番健康 ( 要するに一番大きい ) 赤ちゃんだった事から、都知事から表彰状が届けられたくらいの人だし、叔母達ももちろん160cm以上です。
なのに子供の頃の私はすごく小さくて、従姉妹達から 「 おチビ 」 と呼ばれたりしていた記憶がある。
従姉妹と遊んでいると 「 お姉ちゃん達に遊んでもらってるのね 」 と言われて、実は私のほうが年上なのに何時も一番年下に見られていた。
そういうつまんない事が悔しかったりするんですよね、子供って。

そんな私も遺伝子の力添えで何とか163cmまで伸びました。
しかし!遺伝子はもちろん従姉妹達のこともサポートするわけで・・・・
「 パンツの裾上げなんて直した事無いよ 」 と会話をする従姉妹達の中でやっぱり私が一番背が低い。
「 小柄でいいねぇ 」 なんて言われ、私は世間じゃ小柄の部類には入らないのでは? と思うんだけど、心の中じゃ170cm近くある従姉妹が羨ましかった。
結局163cmのチビ!なのか。

着物090709.jpg

寸法確認のために叔母の着物を着てみた・・・血筋のチカラはすごい、サイズは大丈夫だった。
身長がもっと高くなりたかったけれど、一番小柄な私が身内の着物や装身具を全て所有する結果になり、この身長で止まったから得する事になったんですね。
従姉妹たちは全く着物に興味がないようです。

身長が高いと着物が着れないという事は絶対無いと思うけれど、実際はそういう身長の人は洋服がとても似合うし、極端に言うと洋服は背が高いほど似合うようになっている衣装。
つまりのところ、どちらの衣装が自分に似合うか? という選択になれば洋服って事になってしまうのでしょうね。

小柄な人が着物を着ていると、身長に対する帯の幅といい着物の柄のバランスといい、とても素敵な雰囲気だったりする。
私は可愛らしく胸高に帯を締めたり帯幅が狭いと、帯下が間延びしたように広々としてなんとも格好が悪くなるんですけどね。
着物にはギリギリの身長ってことかな。

2009年07月11日

ファブリックのアルバム

布で包まれたアルバムやノートって、いきなりランクアップしたみたいに可愛くなるので、自分で手作りするのもオススメです。
装丁からやるなんて大げさな事をしなくても、ベースは市販のクリアホルダータイプのものを上手く利用すればしっかりしたものが作れます。

アルバム090711_1.jpg

ファブリック部分は“ スピーシーズ ” というタイトルで制作したテキスタイルプリントです。
植物モチーフとフリーハンドのストライプを組み合わせてデザインしました。
爽やかめの色調ですけど、『 手に持って使う 』 が前提なので、ベース色はベージュで、比較的汚れが目立たない色に着彩しています。
AKA+Hの作品を見に来て下さった方が気軽に見てくださるような用途なので、可愛らしい雰囲気で皆さんに好まれそうな色柄の物に。

アルバム090711_2.jpg

背の部分に牛皮を使っているので、裏まで穴を空けてから縫い止めます。
背の部分はとても痛みやすいので、本革を当てると生地が傷むのを防いでくれます。

『 すごい労力かけて既製品をランクアップさせる 』
という感覚ではなく、欲しい物をどうやって完成させるか? と考えていくと、既製品を利用して手を加えるのが最もキレイに作れる方法、となっただけなので、手間の時間が勿体無いという気はしません。
むしろ、労力惜しまなければ好きな物に囲まれて暮らせるって事は、なんだかワクワクするような感じです。
posted by AKA at 12:57 | テキスタイル-絵のような布

2009年07月14日

風速を感じる着物の柄

「 それ何の柄? 」 と聞かれて、返答に困る模様ってあります。
着物は特に特定の名称がある柄の場合が多いから、余計に模様が気になる。

「 唯の模様です 」 と答えたら、作者のアイデンティティーを踏みにじった事になるかもしれません。
そういう場合は “ 創作柄 ” がベストアンサー?
中には抽象的でありながら、何かストーリーがあって描いたとしか思えないようなものにも出会う。

着物090714.jpg

アプリコット系の着物はかなり気に入っている模様なのですが、袷着物だったのを単衣に直そうと解いたもの。
見るたびに 『 ビューン 』 と効果音が聞こえそう。
雫型の粒が台風のごとく渦を巻いて吹き飛ぶ感じの模様で、脱水機的な勢いがあります。
乱菊柄の変化系かしら?

もう一方は綿帽子かなにか、植物的雰囲気を感じるものが飛び交っています。
こちらも雨粒を感じさせる水玉が配置。

でも全て想像。
見る人によって想像するシーンは違うでしょう。
いっそのこと作者の解説が付いていたら面白いのにと思う。
posted by AKA at 18:09 | 着物いろいろ話