2009年06月16日

快適な単衣着物

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盛夏用の絽の着物に匹敵するくらい涼しくて、しかも透けない着物を・・・という事で猛ダッシュで仕上げた着物を初めて着ました。
薄くて風が通って楽ちん。
しかも、絽の着物のほうが重く感じるくらい軽いので満足。
今まで柔らかものやお召しの単衣を着ていたけれど、銘仙の単衣がこんなに快適ならもっとほしいくらいです。

まだ 「 夏! 」 って温度を意識した着物にしなくても大丈夫そうなので、濃い色合わせのコーディネートにしました。
帯は黒地にリボン糸がチェックに織られている単衣帯、衿は珍しく白でさっぱりとさせました。
夏は白半襟も爽やかでいいですね。

洗い張りした生地はサッパリ感があって気持ち良いのだけど、フワフワと膨らむような感じで空気の通りはいいものの、もう少し馴染んでくれたほうが着心地良いかもしれない。
あっという間に湿度で柔らかくなってくれるでしょうけれど。
posted by AKA at 12:17 | 着物コーディネート 紬

2009年06月18日

江戸のハイブリッド

江戸時代に流行した植物の花菖蒲。
江戸っ子達はこの時期、堀切の菖蒲園に行楽にでかけたりして楽しんでいたことが浮世絵などを見るとわかります。
今は一箇所しかないですが、実は数件の菖蒲園が並んでいて、今よりずっと見ごたえあったはずですし、新しい品種の交配も盛んだったようです。

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そんな江戸の血筋を受け継ぐ堀切生まれの菖蒲は、掛川の菖蒲園で立派に育てられています。
両手ぐらいの大きさの花が美しく咲いていて、新品種も沢山あり、普段目にしないような変わったものも楽しめるので、ものすごく高価そうなカメラと三脚を担いだ大勢の人が熱心にシャッターをきっていました。

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キレイな菖蒲を眺めてブラブラしていると、私の目の前を猛スピードでヤンマが通過!
ヤンマだ♪ヤンマ♪
大喜びで目で追うと、 『 私の事が好きならどうぞお撮り下さい 』 とばかりに傍で咲いてる菖蒲に止まったではないか。
「 わぁヤンマが花に止まった! 」
ついつい興奮して大声を出したものだから大変。
私がカメラを構え、もたもたとピントを合わせているうちに、私の背後には貴重な被写体を逃すまいと怒涛のように押し寄せたカメラ趣味の方々でいっぱいになった。
第一発見者の私に敬意を払う意思があるらしく、私が済むまで待とうという気持ちが感じられるものの、肝心の私がド素人で作業が遅いし、ヤンマは何時飛ぶか分からない!! という事情で、イヤでも前のめりになるらしく、今か今かと既にカメラを構えて待機している。
早くどかねば!とかえってプレッシャー感じて撮るのに時間がかかった。

もっと色んな角度で撮りたかった・・・・別にゆっくり撮影する権利は私にはあっただろうけど、もっとヤンマちゃんを必要としている 『 オレ、このヤンマ撮れなきゃ死ぬ 』 みたいに殺気立った人々のオーラが感じられ、早々に譲って差し上げるべき?と思ってしまったんですねぇ。
何ていうか、何でも熱中している人の気迫って普通じゃないんですよね。
私がどいたとたん、カシャカシャと高性能一眼レフの連射する音が花園に響き渡りました。
posted by AKA at 18:08 | 植物の色

2009年06月21日

着物のアクセサリー 5

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バロックパールを沢山つけた帯留めを作りました。
極小さな粒が散りばめられた四角い帯留めが欲しかったので、ほぼ欲求どおりの物になって満足です。

淡水パールを探しに問屋へ行ったら、想像よりも沢山の粒の大きさや色があって悩んでしまいました。
一般的な白系でもクリーム色・かなり白色・イエロー・シルバー色、他もベビーピンク・シェルピンク・グレー・ブラック・グリーンっぽい色・・・・。
予め合わせたいものや自分のアイテムが頭に描けないと迷ってしまいそうです。


まず市販の布くるみ用の帯留め金具を用意して、くるみ台部分に布を張ります。
付けるパーツに似た色の絹にすると自然な光沢があるので、土台が見えたりしても馴染みが良いかもと思いました。

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布を巻く時はバイヤス方向に張ると、角がきれいに仕上がります。
回した布をグイグイとひっぱるようにして裏で縫って固定します。

パールは最初規則正しく横向き5列に敷き詰めて、その後間を埋めるように盛り上げて縫い留めていきます。
布を台にすると縦横無尽に留められるので作業はとても簡単。
パールを付け終わったら、受け台のほうに接着剤を塗って、くるみ台をしっかり押し付ければ完成、作業時間は1時間もあれば完了です。

この帯留金具は4分紐も通るので、普通の帯締めに付けられて便利。
今回作ったのを使ってみて重宝だったら、今度はブラックパール系でも作ってみようと思います。

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posted by AKA at 10:46 | 着物まわりの小物を手作り

2009年06月23日

両面使える昼夜帯に

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古くて汚れやシミが多い帯だけど柄は気に入っている・・・。
大抵帯の汚れは両端と胴前とタレに集中する事が多いけれど、この白地はいたるところにシミがあって、まともには締められない。
洗ってスッキリはしたけど、シミとスジ汚れは相当なものです。

すでに八寸幅だったので、あとは半幅?

でもその前に七寸というありえない幅の帯にして、変わり結びで普段着用に使ってみようと思います。
やはりスジ汚れはひどいけど、シミなどはない帯と組み合わせて昼夜帯に。
昼夜帯にしておけば胴巻き部分は好きな幅に畳んで巻けるし、後ろは簡単な文庫結びにしても、半幅帯よりボリュームつけてフワッと結べる。
何より2本の場所が1本で済む。
オレンジ色のほうは袋帯でダメージはあまり無いので、白地のほうの胴前1巻目にくる部分を切って足し布をして、長めに仕立てようと思います。

すごい勿体ながりだな・・・執念に近いと我ながら呆れる。
これが化繊の布相手だったら、見向きもせずゴミ箱にポイッだろうと思う。
最近、着る事よりもメンテナンスに夢中になっている気がします。
posted by AKA at 12:22 | 着物のお手入れ 着付け

2009年06月26日

絹のお話

繭玉って実は色んな大きさや色の種類があります。
蚕の品種によって出来る糸の太さや特徴が変わるので、利用用途も違いがあるのです。
すごく細い糸を吐く日本の純粋種で最高級品 『 小石丸 』 は皇居御用蚕所で飼育されてるので聞いた事あるかもしれません。

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冬に銀座で行ったイベントに引き続き、先日は横浜のレンガ倉庫で、群馬シルクをアピールするイベントにAKA+Hも参加させて頂きました。
私は知識不足だったので、群馬にオリジナルお蚕様が存在していた事も知りませんでした。
お蚕も牛や豚みたいにブランドがちゃんと存在していたんですね。

『 新小石丸 』 節が無くて繊度にムラがない、高級呉服用
『 世紀二一 』 一つの繭から1500mも取れ、糸が細く高い染色性が特徴
『 ぐんま200 』 蚕が強健で糸がほぐれやすく並太、極めて白色
『 蚕太 』 太い糸を得るために改良した品種、ニットなどに利用
『 上州絹星 』 古来種との交配、強度と伸度に優れた摩擦に強い糸
『 ぐんま黄金 』 まさに金! って感じの山吹色の糸を吐く
『 新青白 』 薄緑色でフラボノイドが多く含まれているので、抗菌性が高くて寝具などに使われるそう
( 国産絹の布団やシーツなんて、どんな価格になるのか興味深深だ・・・ )

子供達はきっと繭玉も糸巻きも見るのは初めてなんでしょうね。
生き物を殺して出来上がる糸・・・貴重なはず。
何千年の時が経っても絹以上に美しい素材は登場しなかったんですよね。
大事に後世に残していきたいものですね。
posted by AKA at 12:24 | 布のアトリエから

2009年06月28日

初夏の着物の色合わせ


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白っぽい地色を中心にした着物コーディネートにしました。
夏はやっぱり白が好まれる?
見た目は確かに白っぽいほうが涼しそう・・・本人的には何色でもあまり変わらないんですけどね。
涼しく見せようと最近は白無地の絽半衿にしていますが、実は私が通年あまり白半衿を使わないのには理由があって、『 色白でないのが目立つから! 』 なのです。
白っぽい着物も危険なのですが、いつもは半襟を濃い色にしたりして工夫しているのです・・・涙。

着物は細かい模様で、帯以外はこれといったポイント部分も無し。
しかも小物選びは着物と同化する色の帯揚げですし、帯締めは帯と同色。
あまりにサッパリとしているので帯留めを付けましたが、やはり帯と同色系のビンテージブローチにおさまった。
結局2色コーディネート。

今日は昨日と違って過ごしやすく、着物を着て外出する気力が湧いてきました。
盛夏の着物も一応取り出しやすいポジションに変えたけれど、どれだけ着る気力が湧くかなぁ。
posted by AKA at 11:39 | 着物コーディネート 紬