2009年05月30日

袷着物を単衣の着物に

着物の季節ルールの基本、単衣は6月と9月・・・だったけど。
もう誰も守っていない、というか守れるはずもない地球温暖化の影響で、案外単衣の着物を着る期間が長くなってきています。
GWを過ぎたら、晴天の日の外出は単衣にしてしまう事は多い。
先日の結婚式も 「 うーーん 」 と悩んだのですが、〇〇式のようなセレモニーやお茶会の場合はルール通りにするのがベターなので、着物は袷にして、長襦袢を絽にするという極端な温度調整で乗り切った。

透けないけど軽くて涼しいのが欲しいなぁ・・・と考えつつ着物を整理している時に目に付いた銘仙。
「 銘仙ってカワイイんだけど、あまり暖かくないから出番が少ないんだよね 」
と感じていた事を思い出した。

銘仙.jpg

袷の着物は他にも着ていない物やメンテナンスが必要な物もあるし、いっそそれらを単衣にすればいいんじゃないか! と直ぐに気付きそうな事に今更ひらめき、実行することにした。
まずは上前にシミがついてる物から洗い張り。
銘仙はウラ・オモテの区別はつかないような織物だから、今までウラだったのを表にするとほとんどキレイ。
そうすると必然的に上前は下前になるのでシミは見えなくなる。

和裁衿付け.jpg

いつも面倒で後回しにしてしまう衿付け作業。
涼しくする為に肩当布も無し、共布がないので肩開きの力布は衿裏と同色の白系にしました。

子供の頃、祖母や母の和裁中に 「 ねぇ、お手伝いする〜 」 と言うと、母はお客様の着物に何かあったら大変だから近くに寄るなと私を追い払ったけど、祖母はベテランの余裕をみせて、肩開きに付ける扇型の力布を縫わせてくれた。
5cm角の布2枚くらいの事だから、適当な端切れで遊ばせてくれてたんでしょう。
私は “ 餃子 ” って呼んでた。
「 あの着物、ワタシがお手伝いしたんだよねっ 」 って嬉しかったものです。
もちろん! ちゃんと祖母が縫ったものが付いていた事は間違いありません。
posted by AKA at 11:28 | 着物のお手入れ 着付け