2009年03月14日

東日本で一番の梅林

もうすぐ春なんだな、とつくづく実感させてもらえるので梅の花は好きです。
品種を色々見たい人は観光梅林がお好きかもしれないけれど、私は箕郷の蟹沢梅林が大好きです。(合併が多くて・・今は高崎市になってますね)
例年より早め、今週から満開で見頃でしょう。

梅090314

現在約10万本という規模、本数は東日本で一番のはずです。
ここに比べれば湯河原( 4千本 )、青梅の吉野梅郷( 関東一と名乗っているけど2万5千本 ) などは見ても物足りない感じさえします。
まぁ、以前も書きましたが、群馬の人って宣伝が下手で、自画自賛しない性格のようなんで、どこもマイナーになっちゃうんでしょうけど、30分くらい移動するとやはり大きな安中市の秋間梅林( 3万5千本 )もあるのでハシゴも出来ます。

観光梅林は色々な品種が植えてあるので、植物鑑賞には良いのですが、“ 圧巻 ” という印象にならない事も多い。
梅は桜と違って花が若干小ぶりだし、寒さもあってか何か寂しい感じがするのは否めないので、とにかく集団力で見せつけてもらわないと 「 おおー 」 って満足感が得られない。
だから5〜6部咲きという程度では出かけないほうがいいでしょうね。

箕郷の梅林は食用目的に栽培されている梅の産地ですので、花が面白い形状になってはいないけれど、どこまでも梅、一つの山が梅って感じなので、写真も梅の塊のように撮れるし、何時間かかけて真っ白に染まった里山をトレッキングしたりと満喫感は非常に高いですよ。
posted by AKA at 12:58 | 色々な時間

2009年03月16日

春色着物のコーディネート

着物合わせのルール上、季節で着てはいけない色という絶対的な定義があるわけではないと思いますが、季節の色感覚は洋服だってある事で、決まり事というより配慮って感じで存在するだろうなと思うのです。
春の色合わせで着物の組み合わせを準備しておこうと、淡い色や白系の着物を取り出していた時に、この訪問着が目に入った。
訪問着の着物ってほとんど出番がなくって、箪笥の肥しになりがち。
それでなくても、白系の着物は春先から単衣になるまで、という一年でも二ヶ月ぐらいの期間しか袖を通す事がないので、その上訪問着となると中々着る事がないです。

訪問着090316_1.jpg

柄の付き方は訪問着ですが、そんな豪華じゃない着物なので、縮緬の名古屋帯を合わせてカジュアルダウンさせてみました。
柄もカワイイ系で、この先もずっと着れるはずない・・・しかも本当にちゃんとしたパーティーなら、もっとシックな着物を選ぶだろうと思うので食事に着てっちゃお。
この着物なら刺繍半衿が合いそうですが、そうすると改まった雰囲気に戻っちゃうので、伊達衿なども付けずに無地の衿にして、なるたけ何でもない感じに。

訪問着090316_2.jpg

これ一瞬ペンペン草?と思った。
まさか訪問着の柄のテーマがペンペン草なわけはなく、葉の形状からするとプリムローズだろうと思うのですが、そんなふうに感じるくらいラフな雰囲気の柄。
桜草・・・か、それなら季節先取りの着物ルールからして 「 今だー! 」 っていうタイミングの春の着物ですね。

以前もっと使いたいと思った帯の真っ赤な部分を自分で、捺染用の顔料を使って赤茶に変えた事がある。
この着物の赤い花もパープルにするとか、荒療治しちゃう?
本来は職人さんに花の部分だけを防染して染める・・・という見積もり取るべきだろうけど。

2009年03月18日

おやゆび姫の模様

テキスタイル090318.jpg

童話おやゆび姫のストーリーの色々なシーンをイメージしたテキスタイルプリントです。
主役のおやゆび姫以外にもツバメやカエルや蝶、水辺の植物などを細かく描いて制作しました。

“ おやゆび姫 ”の柄は、主にバッグや額装作品として制作する事がほとんど。
AKA+Hの作品は細かい図案にする傾向がありますが、ここまで緻密な柄のポーチはAKA+Hの中でもちょっと別格です。
ポーチのように小ぶりな物になったら、どんな風に見えるのかな? と作ってみたのですが、柄がギューーーとしていて、他で見ない感じが面白くなったかな。
この作品は一枚づつ色を変えて布を制作していますので、微妙に配色が異なる、オンリーワンのポーチになっています。

とは言うものの、手着彩の生地なので制作も大変で、以後定番のように制作するという事はないかもしれません。
少なくとも年内追加で作る予定はありませんので、ご希望の方はお早めに。
posted by AKA at 12:44 | テキスタイル-絵のような布

2009年03月21日

派手で地味な柄の着物

派手なくせに可愛いらしさや華やかさがない、というタイプの小紋柄はものすごく苦手なので、着物合わせに悩んでしまう。
もちろん出来るだけあっさりした感じにコーディネートするほかないけれど、どういうコーディネートにしようか・・という事以前に着たい気分にならなくて敬遠してしまうのでしょうね。
この着物は確か一度も着て出かけた記憶がないです。

着物090321.jpg

20代前半の頃に母が私のサイズに仕立て直して譲ってくれたものです。
「 この着物、すごーく着易いから着付けの練習にもイイのよ 」
と説明されたと思うけれど、私は見た瞬間、えーーマジでこれ着るの? って感じだった、どうにも着た自分が想像できない。
その頃は友禅とか花柄のものを着る事が多かったので、尚更、この着物の民芸的雰囲気が特殊に感じたものでした。

説明通り、何度か部屋で着付けの練習で着ていたかな。
その度、自分の姿を鏡で見て “ うーーーん、アイヌ系だ ” と思った。
時間が経てば着る事もあるかと思っていたけれど、自分の中の根本的な好みって、そうそう変わる事ってないものですね。
初めて外出してみましたが、何となく落ち着かなかった。
着易い着物なのに何とも残念、またしばらく寝かせてみよう。

2009年03月24日

鼻緒のお誂え

市販品と同価格以内で、自分の好きなイメージで作る “ オーダーメイド ” を楽しめるのが草履や下駄の最大のメリットです。
靴ならば 「 オーダーが普通 」 とはなかなかいかないところです。
草履や鼻緒はオモテ材料を持ち込めば、制作料金のみなので、絹などの贅沢なものを作るほど、市販の物より安くできるのはありがたい。
草履ってカタチは定番のものですが、その表面はチェックにしたり、爬虫類にしたり、レースにしたりと、自分の目指すイメージにして楽しめ、表面の柄や色で全然違ったものになって面白い。

鼻緒090324.jpg

鼻緒の誂えの場合は、片側分が長さ40〜50cm ( 柄出しによる )/幅は好みの材料を持ち込めばOK、私は浅草の長谷川商店さんや合同履物さんを利用していますが、太さにより2000〜2300円くらいです。

花模様などで小さい柄になっているものは誂えるほどの特殊性が出ないから、自分の着物との相性を考えて、大きな模様や幾何学的な柄の材料を選ぶようにしています。
それと “ ○○色系 ” と、色の方向性が明確に仕上がるほうが着物合わせが楽なので、色がカラフルなリボンや、多色使いの柄も避けています。
できるだけクラシカルな同系中心の色合いで、模様が大きいもの・・・それがなかなか無かったりするので、テキスタイルプリントの仕入れの時でも、 「 鼻緒にどうか? 」と意識の隅において材料を見るようになりました。
カーテンなどのインテリアファブリックも鼻緒向きの材料が豊富です。

黒地にカーキやマンダリンオレンジ色の花唐草の模様はイタリアで見つけたものです。
ヨーロッパは渋い色合いの大人向きリボンが豊富で、着物関連にも使えそうなものが沢山あっていいなぁ。

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posted by AKA at 12:47 | 和装小物について

2009年03月27日

チャコ遍歴は苦悩の連続

こんなに色々な物が驚くほど便利になったり、0.5mm芯のシャープペンが “ もっと細いままキープされる ” ものが発売されたりする世の中なのに、“ 布に適度な正確さで印をつける ” という控えめといっていい望みがスッキリと解決されない状況に、かなりガッカリしています。
少し前にシャープペンシルタイプのチャコが発売されました。
子供の頃から縫い物をしてて 「 シャープペンシルタイプのチャコがあれば便利なのに・・・ 」 と思い続けてやっと登場ですよ。
世の中にシャープペンシルが登場してから一体何十年経っただろうか?

チャコ090327.jpg

ではこれで解決されたかというとそんな事はないのです。
シャープペンである以上は、ある程度の硬さの芯を使わないと折れてしまうのでしょうね、柔らかいジョーゼットなどの生地や、少し荒めの織りや、凹凸のある生地には線が付きにくい。
パッチワークなどに使われるようなフラットな綿織物やしっかりした生地向きです。
確かに商品名は 『 キルト用チャコ 』 というような名称で、そういう用途の生地に対応できるようになっただけで、万能ではありません。
昔ながらの三角形の塊になったチャコは一番柔らかいので印はかなり良く付きます、が!“ 先 ” なんて呼べる部分は無いに等しい。
だからえんぴつタイプ、サインペンタイプ、店で見かける新製品など、色々なチャコを試してみるものの使ってみる度にガッカリ。
これしかないんだからしょうがないと妥協し、 「 えーーと、ココに線があるってことは、1〜2mmくらい内側が正確な位置かな?」 と、カンを働かせて作業するのです。
母は 「 正確に印を付けるならヘラ! チャコのラインなんてぜったい信用するな 」 と口にしますが、こういう極端な人もいるくらいだから販売側も本腰入れないのかもしれない。

正確さを要求されるものの場合、和裁のヘラを工夫して使う事もあります。
それから、ラインは信用出来るけど作業は面倒な、カーボンのチャコシートで印を写す方法もあります。
いずれにしても、なんでこんな便利な世の中で前世紀の道具が一番正確なんだ・・・カーボンなんて今時領収書くらいしか目にしない代物だし、ヘラなんて見たこともない人がほとんど。
結局縫い物自体が超アナログ作業で、道具より経験でカバーしろ!という御達しですか?
柔らかくて折れないチャコの芯が開発されるのには、またこれから何十年も待つのかなぁ。
posted by AKA at 12:46 | 布のアトリエから