2009年02月18日

日向夏

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東国原県知事が宣伝に力を入れていたので気になっていた日向夏が、出荷の時期に入ってきてようやく食べる事が出来ました。
柑橘系なのに林檎のようにクルクルと皮を向いて、普通なら苦くて口にする事はまずない、皮の白い部分も一緒に食べるのです。
種も無いので非常に食べやすくていいですね。

人って始めて試みる時は何でもそうですが、「 評判が誇張で、万が一苦くても驚かないぞ・・・ 」 という覚悟を決めて口に入れてみる。
「 へーーー 」 っていうのが感想。
苦くない、というのは間違いなく評判通りです。
確かに苦くもないけど、あんまり甘くも無い。
すごく極端な表現をすると、全部の要素が薄味ではっきりしない味でした。
たまたまこれがイマイチの出来で、そうなのかどうかは初めて食べるのでまったく判断しようがないです。

甘い味も、酸っぱい味も、苦味も、香りが強い物も、全部苦手な人には最高の味です、とにかくサッパリ感が一番の特徴ですね。
グレープフルーツから苦味を抜いた感じ、と聞いていましたが、今まで食べた物に一番近いのは“ ぶんたん ”かな?
柚子の突然変異種らしいのですが、まったく柚子の香りはしません。
ゴールデンピーチの時が 「 ヤッター! 」 と、☆☆☆の感動だったので、過剰に期待してしまいました。
posted by AKA at 12:00 | 色々な時間

2009年02月22日

アラブ系チェス

前列のポーン ( 歩兵 )、ルーク ( 塔 )、ナイト ( 桂馬 )、ビショップ・・・あれ? ビショップが象になってる。
そしてクイーンがいない。
そういえばアラブ、イスラムの国には “ 女王 ” にあたる存在が無かったのかも、第一夫人、第二夫人、第三夫人・・と順番はあるし、“ スルタナ ” という言葉も聞いた事はありますが、キング=スルタンの隣で縦・横・斜めと一番の能力を発揮するほどの存在感という位置づけではない、女性がいないチェスの駒。
“ 宰相 ”みたいなキャラクターがスルタンの隣に鎮座しています。

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チェスはもともとインド発祥らしくて、ビショプの駒は本来は象だったらしい。
ガネーシャを意味してるかどうかは知りませんが、それがヨーロッパに渡って、ビショプは聖職者になった様です。

トルコの町ではあちらこちらでゲームを楽しむ男性の姿をみかけます。
飴色の内装が素敵なチャイハネで、お茶を飲みながらバックギャモンに興じる光景というのは、オシャレでいい感じですが、そういう世界に女性の姿は一切ありません。
私はどうしてもチャイハネでお茶がしたかったけど、いつでも女は私だけ。
本当は水タバコをくゆらせる光景も是非とも見たかったのですが、もう空気が “ 女人禁制 ” です。 ( そう入口に書いてあったとかではないですが )
旧市街を散策していても、街の中の80〜90%くらいが男性という印象。
そのくらいの割合になると、私としては居てはいけないところに居るような、居心地の悪さを感じます。
もちろんゲーム盤がある席に座ってみるなんて、出来る雰囲気ではななかった。

素敵なゲームボードが沢山売ってるし、体験できなかった雰囲気を家で再現しようと、購入することにしたのですが、生憎バックギャモンはやったことがない。
普段目にする駒とは違うという事が珍しくて、チェスを購入。

トルコ人は外国人がトルコ語を話すなんて考えてもいないせいなのか、「 ありがとう 」とか、一言口ににしただけで態度が豹変する。
予算より高めな価格で提示されたチェスをなんとか値引きしてもらおうと、話に聞いた言葉をこの機会に試してみたのです。
無表情に○○○$じゃないと、と言うトルコの店主に向かって

「 トルキエ イレ ジャポンヤ ユルラルダンベリ ドストデルミ 」

と発音なんてメチャメチャで、呪文のように私が呟いたとたん、『 おーー、それを言われちゃ御終いよ! 』 とばかりに、値段が1/3になったではないか。

この言葉を言うと、ウソみたいに値段が下がると聞いていたのです。
「 トルコ人と日本人は昔ながらの親友じゃないですか 」
というセリフですが、ホントに値下げしたのには私のほうがビックリした。
トルコ語は日本語と文法が似ていて、単語を日本語と同じ順番で言えばいいので、チャレンジしやすい。
“ おはよう ”“ ありがとう ”“ はい・いいえ ”などの初歩的言葉でもトルコ語を口にした途端、相手の喜びようは他の国では見たことないくらいで、今にも抱きついてきそうなくらい嬉しそう。
なんていうか、感情に素直な国民性っていいですね。

posted by AKA at 11:17 | 色々な時間

2009年02月24日

手描きプリントテキスタイル

手描きのドローイングでプリントテキスタイルを作る時、スクリーンで色表現しようとすると、当然レイヤーごとに図案を塗りつぶして描いていきます。
スクリーンを制作しちゃってから、 「 ココとココは同じ色じゃないほうがいい 」 なんて事になると、なんと始めから描き直しで、担当H氏の顔が曇る。
という事情で、かなり悩ましい作業が色決めなのです。
水彩画のような表現の布の場合は図案がしっかりしていれば決定も早いけど。 ( その分着彩は地獄ですが・・・ )

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版画作品などの場合、もちろん作家さんのスタイルにもよりますが、一つの絵は一種類の色だったりするのでしょうか? アンディ・ウォーホールみたいな人もいますが・・・。
布の場合は3パターンくらい、需要を考慮して販売するのが普通の事です。
AKA+Hの布は一点一点色合わせを変えて制作する事も多く、ピンク・ブルー・イエローなど全体のトーンはもちろん、ビビット系・ペール系・ダーク系などありとあらゆる色の組み合わせを想定してレイヤーを決めようとします。
紙の時と布の時では印象が違って感じられ、またカタチになると違った雰囲気になるのが面白くもあり悪魔のようでもある。

PCのドローイングならシュミレーションは便利ですよね。
塗りつぶしもワンタッチ。
色決めもあれこれ変えて確認できる。
便利で思うがままの表現ってならないのが辛いところです。
posted by AKA at 12:38 | テキスタイル-絵のような布

2009年02月26日

ギンガムチェックの着物

若い時は渋い着物やモノトーン着物が好きな子もいて、おしゃれに見えるけど、微妙な年齢で地味な着物を着ると、“ 渋好み ” なのか “ 単に渋い年齢 ” なのか?の区別がつきにくく、実際の年齢より老けて見えてしまう。
と母は言っていた。
洋服なら何歳でも好きなら普通に着る無地のグレーや紺だけど、着物には年齢色があって、相応の色合いというのが好き嫌いにかかわらず存在するから無視しないように、と教えられていた。

「 おばあちゃんの着物をどうする気!まさか着るんじゃ? 」と、止める母に、「 もうギリギリなんで! 」 と意味不明な一言で持ち去った祖母のモスグリーンのギンガムチェック。
やっぱり相当渋い・・・やはり間に合わなかったってことかしら?

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20代とか若い時ならグレーとか渋い色の着物を着ていても、どっからどう見てもギャルの生命力が発散されているから、間違っても高血圧に悩んでそうな年齢には見えない。
私はもう一歩間違うと 『 渋好み 』 → 『 年寄り臭い 』 という図式にさしかかってきてる。
今を逃すと今度は年金もらう頃、本物の渋さに挑戦することになりそう。
posted by AKA at 12:39 | 着物コーディネート 紬

2009年02月28日

着物の下着を手作り

ウールとポリエステルの愛称の悪さはヒドイものです。
お腰は見えないし、と市販品を使っていましたが、今お店で売っているのはポリエステルの楊柳−ようりゅう ( 別名ちぢみ/洋名クレープ ) が一般的。
着物・襦袢が正絹の場合は、柔軟剤仕上げしてあればポリでも問題ないけれど、ウールの着物やモスリンの襦袢を重ねるとパチパチ電気が生まれて脚にからまり歩行も困難になります。

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そこで作ったのが正絹のお腰。
不要な着物をリメイクしましたが、中古着物で部分染みがある安い物を購入し、洗って利用すると市販のお腰より安く作れるんじゃないでしょうか?

一番下は市販のポリ、大抵ピンクとか白。
さらっとしていて滑りがよく、シワにならないのが特徴ですが、場合によっては静電気がすごい。

中央は古い綸子着物で作った正絹お腰、最も万能で使い心地が良いです。
襦袢生地で作ってもいいでしょうね、正絹はやっぱり肌触りがいいし、保温性も高いです。

一番上は人絹 ( じんけん ) で作りました。
人絹は昔に作られたセルロース( 植物 )系の再生繊維、平たく言えば化繊。
今はレーヨンと呼ばれていて、絹に近い見た目の生地、キュプラやアセテートもセルロース系繊維の仲間です。
そう、キュプラ! 静電気を防ぐ裏地の王者です。
人絹は石油系繊維と違い静電気には強いですけど、すれに弱くて耐久性がポリより低いのと、若干重いかもしれません。

良く染まるのが人絹の特徴で、安価な着物に利用されていましたから、なにしろ柄重視、時代的にもレトロで良いデザインのものが多いです。
コレも骨董市で偶然見つけた着物で、柄に惹かれて手に取りました。
お腰にすることを思いつかなければ買わなかったでしょうけど、確か¥400くらいだったかな? 出会いがあれば市場価値がほとんど無いので安いです。
戦前は安い着物として出回っていたようですが、なにせ原料がパルプ、火をつけると紙のようにアッと言う間に燃え広がる。
昔は人絹の着物に火が点いて、全身火達磨になって死ぬ女性がいたりして、現在は化繊着物の主流はポリになりました。
( 現在のセルロース繊維は昔の技術力とは違い、そんな事にはなりません )

お腰の長さは、自分の着物の褄下( 衿下 )寸法−4cm + 木綿部分が15〜18cm、仕上り幅は着物と同寸法で作っています。
裾の三つ巻きをカーテンのように幅をとって重くして、おくみ( 前タテ ) を7cmくらいの幅でつけると、より安定します。
肌襦袢に直接つないで、ワンピース型にしても使い勝手がいいかも。
posted by AKA at 12:50 | 着物まわりの小物を手作り