2009年02月03日

足袋の作り方

足袋の作り方.jpg


足袋の作り方の手順を写真にしたのでご紹介します。
私も始めて作った時は、ココは?と疑問に思う事もあったので、画像で出来るだけ詳細に説明するようにしました。

作り方の説明


足袋を自分で作ると、着物に合わせて好きな模様の柄足袋や色足袋が楽しめるのでオススメですが、いつくか面倒な作業部分もあります。

初めて作ってみよう・・・と思っていらっしゃる方には別珍やコーデュロイなどの起毛性の材料は避けて、平織りの素材からチャレンジなさる事をオススメします。
普通に服を縫う時でもベロアなどはズレたりして縫うのが難しいので、慣れてきてから挑戦したほうが無難です。

今回は冬用足袋も何枚か作りました。
市販でも見かける冬用の定番 “ 別珍×ネル ” のコンビは、あまりに分厚くて、鼻緒に足をギュウギュウ押し込み、ブカブカの下駄になってしまうのが悩みの種でしたので、“ 別珍×平織り ”“ 平織り×ネル ”というのを作ってみました。
適度な暖かさで、あまり窮屈でないものを試してみようと思います。


爪皮の作り方に比べると工程が色々あり、作り方を詳細に載せたので3ページになってしまいました。
足袋の型紙については前回の記事 『 足袋を手作り 』 を参照して下さい。


両面使える二部式帯 作り帯の作り方
posted by AKA at 18:39 | 着物まわりの小物を手作り

2009年02月05日

トルコのデザインとペルシャ商人

トルコの絵皿090205-1.jpg

イスタンブールのイミグレーションを通過し、税関とをガラスで隔てた到着ロビーに目を向けると、山ほどの男・男・男・・・男性しかいない。
革ジャンを着込み、人相が悪く( 100%誤解 )、そこにいる全員が、ヨーローッパで警戒していた出稼ぎ窃盗団かテロリストにしか見えない。
「 もしかして私、とんでもないところに来ちゃった? 」

空港ロビーを前にした瞬間、 “ ようこそ別世界へ ” と言われたように怯んだのが、トルコ滞在のスタートでした。

こんな事を思い出したのは、先日大切にしていたトルコで買った陶器をひとつ、H氏がメチャメチャに割ってしまったから。
そして自分が滞在中に陰鬱な気分になり、あまりトルコを楽しんでいなかった事、それなのに今更滞在中の事を振り返ると面白い所だったと思えるので、トルコでの事を書いてみようと思いました。

イスラミックなものが大好きな私は、街に出かけて建築物や色々なものを見ましたが、そこにはウォーーと夢中になるデザインが満載。
旅に出たら現地の物を買って帰るのも楽しみの一つ、ブランド品にはまったく興味のないワタシですが、布や陶器などには興味津々。

品物に値段がついて無いから交渉するなんてことはアジアでは普通の事。
ところがバザールなどで 『 何かを見せてもらい、それを買う 』 という事が、ココでは一筋縄では行かない事だと思い知るのです。

「 すみません。アレはいくらですか? 」 
と店主に聞いた瞬間に儀式が始まるのです。

『 まずはお茶でもどうですか 』
勧められるがままに腰を落ち着け、魔法の様な速さで少年が運んできたチャイを頂くと、店主は自分がどんなに日本が好きかという事や、ソニーやトヨタはトルコ人の遠ーーーい親戚である東の果てに住む日本人が作っているのが自慢だ、という事などを延々話すのである。

そして一杯目のお茶が無くなり、そろそろ商品の話をしたい私がヤンワリと
「 それで、アレはいくらですか? 」 と切り出すと、
『 まあまあ、今度はエルマチャイ ( アップルティー ) でもどうですか? 』
と言って、また少年に甘いお茶を運ばせ、必死の英語でのチグハグな会話が再開されるという按配。

いくらなんでも30分近く経っているじゃないか、と半ば強引に
「 で!、アレがいくらなのか知りたいんです! 」
と再び切り出すと、

『 はぁーー。( 残念そうに溜息 ) アナタはお金の事しか興味がないんですね・・・』

「 お金にしか興味が無いのではなく、その皿の値段に興味があるだけだ! 」
と言ってやりたい気持ちだが、どうやら30分くらいはお茶を飲みながら世間話をして、打ち解けた雰囲気になってから商談というのが、お行儀の良いお客という事らしいです。

海外では知らない人から飲み物をもらうのは睡眠薬強盗の危険性があるのだけど、この場はそういう事ではなく、単なる習慣です。
でも、ワタシの購買意欲はみるみる萎んで行きました。

値段次第では買わないかもしれないのに、一軒ごとに店主とお茶をし。
時間をかけてまずは値段を教えてもらい。
そこからようやく値段交渉・・・。
以後よほど欲しい物でもないかぎり店に入らなくなりました。
今思えば休憩時間と思えば楽しい時間、喫茶店のマスターを相手にしていると思えば良かったんですよね。

絵皿090205-2.jpg

後日その店の前を通ると 「 MIYA!こんにちわ 」 と声をかけてくる。

この店はワタシ好みのツボを押さえていて、先日とは違う陶器が目に入って
「 それはいくらなの? 」 と懲りずに聞いてしまったが、
「 これは○○・・・でももっと安くするよ、いくらにしてほしい? 」
と即答してくるではないか。
店主とゆっくりお茶を楽しみ、自己紹介をすればその後は至ってスムーズ。
これがペルシャ商人との付合い方であることを理解したのは帰国直前でした。 
posted by AKA at 18:17 | 色々な時間

2009年02月08日

トルコ刺繍とトルコ人気質

刺繍キルト090208.jpg

アラブの刺繍がたっぷりされた民族衣装など、すべて一点物の刺繍がキルトに仕上げられています。
イスラム的デザイン独特のモザイクのような刺繍図案が参考になりました。
トルコでは貴重な愛想の悪い店主、とのやり取りに癖々して一枚しか購入しなかったけれど、帰国してからじっくり見て後悔、あと数枚購入すればよかった。

“ トルコ人は大変な親日家である ”
という話は良く耳にするけれど、私はそれを 『 心の中で好感をもっている 』 程度と解釈していたが、実は世界一、国家レベルの親日家です。

確かに100年以上前、遭難したトルコ船エルトゥールル号の乗組員を助けてあげた事はあるし ( 人道的に当然の行為 )
オスマントルコの宿敵ロシアを戦争で負かした事もあった( 別にトルコの為に戦ったのではない )

でもそんなのはずーーと昔の事で、トルコでは日本人は恩人ですと教育されるのかもしれないが、日本人は教科書に出てくるオスマントルコ以降の記憶は絶たれているから、どうしてそんなに愛されるのか合点がいかなくて戸惑ってしまうのです。
それともBC.****年という国になると、百年前なんてこの間の事のようなのだろうか?

街を歩くと次々声をかけられ、「 自分は日本が大好きなんだ 」 と話しかけてくる・・・
とにかくそれを私に伝えたい人がこの街に何人いるのか判らないけれど
【“超”親日家選手権 】 の審査員にでも任命されたような気分になった。

食事中に日本人だからサービスだと言って飲み物が運ばれてきたり。
とにかくその親切と好意は一日中どこにいても休むことなく注がれるのです。


用事があって銀行に行った時の事。
日本と同じく発券機があり、番号が掲示板に表示されるシステムで、安心してロビーチェアに座り順番を待っていた。

『 ピンポーン 』 と番号が変わったとたん、横にいたご婦人に 「 アナタの番じゃない? 」 と聞かれた。

また 『 ピンポーン 』 と鳴ると、前を通りかかったカップルが 「 あの番号、君のじゃないか? 」 と尋ねてくる。

しばらくして 『 ピンポーン 』 と鳴った時、後方にいた老人がわざわざ席を立って私の肩を叩き、私の持っている番号札を見せろと言い、違うのが分ると安心したように戻っていった。

『 ピンポーン 』、『 ピンポーン 』、『 ピンポーン 』
番号が変わるたびに私の周囲のありとあらゆる人が毎回声をかけてきて、
「 異国に来た不案内なこの日本人を無事カウンターに届けなければ! 」
と使命感に燃えているようだった。

どうやらトルコの人は、日本人がどんなに機器や先進システムに強いかという事を忘れちゃってるようなのです。


バザールでH氏を見失い周囲をキョロキョロと見回していたら、一人の若者が私の腕をつかみ、足早に 「 こっちだ 」 とグイグイ引っ張っていく。
到着したのは女子トイレ。
彼は私が漏らさずに済んで良かった、とばかりに満足げに去って行った。


チケット売り場の無いバス停で、切符はどこで売ってますか? と聞いたら、おじさんが自分の回数券を譲ってくれた。

生憎ピッタリ小銭がなく、10円程度の事なので 「 おつりはいいです 」 と言うと、
そんな訳にいくか! とバスを待つ列全体を巻き込む大事へと発展し、人から人へと両替がされていき、私のもとにきっちりおつりが戻ってきた。

その上、私達の行き先を聞くと、『 誰かその方面へ行くやつはいないかー 』 と探し出し、遠慮する私におかまいなく一人の青年に目的地まで同行させるという徹底振り。

どんな国にも悪人というのは居るものだとしても、トルコで日本人が路頭に迷うなんて到底ありえないというのが個人的感想です。
但し、日本人を愛する彼らの親切はものすごい過剰だということを覚悟しなければなりません。
posted by AKA at 09:32 | 色々な時間

2009年02月10日

インド的スパイス色の着物

着物でインド料理を食べに行く・・・サリーVSキモノ。
いかにも “ 和 ” っぽい雰囲気では相当注目浴びるので、出来るだけインドっぽく感じられるような着物のコーディネートにしようとしました・・・これが限界。

目指すはスパイシーな着物の色合わせ。
なんとも単純な発想で恐縮ですが、他のアイデアが浮かんでこなかったのでターメリック色の帯と、ガラムマサラ色の水玉着物。
濃茶の水玉着物は、冬に間に合うようにと必死で縫い上げたばかりのウール着物です。
万が一カレーをこぼしても、これなら自分で洗濯できるので大丈夫。

着物090210.jpg

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帯はインドらしい柄を合わせよう・・・と直球的発想でペイズリー模様を選びましたが、なんとなくインドとかイスラムっぽい? 雰囲気が辛うじてあると思うのです。
インド情緒の店内でタンドリーチキンやナンを堪能している他のお客様を、興醒めさせる事だけは避けたいです。
posted by AKA at 12:04 | 着物コーディネート 紬

2009年02月12日

ミニチュア種の胡蝶蘭

ミニチュア○○、プチ○○、トイ○○・・・人間は機械だけでなく、生きてるものも小さくして愛くるしい容姿にするのが好きみたい。
確かに小さいほうがかわいいと思いますが、花に関しては小さいほうが好きなケースは稀じゃないですか?
やはり大きな花のほうが素敵だから、メガ○○、ジャンボ○○、ジャイアント○○・・・という方向性のほうがアリだと思います。

胡蝶蘭090212.jpg

立派で豪華なイメージの胡蝶蘭もちゃんと “ ミニ ” のジャンルが存在してますが、もともとスッキリしている胡蝶蘭を小さくする利点って、温室がスペースセーブされる事くらいでしょうか。
私はそこそこの大きさの品種のほうが好きかもしれません。
確かに邪魔にならないので、狭い温室でも多品種所有出来るのは大変ありがたいですけれど、他の鉢のペースで水やりしてると、うっかりカラカラにしてしまう時がある。

今年は温暖化のせいでしょうか、花芽が出るのが例年より早くて早咲き種は蕾も育っていました。
そういう変化があったにもかかわらず育て方はそのまま、水遣りのペースも温室の温度も例年と変わらず設定し、その上、急遽実家に行く用事ができ、蘭の事などすっかり忘れて何日も留守にしました。
戻ってきたらミニチュア種の花芽だけがドライフラワー化していました。
せっかく一年育てても、ちょっとした不注意で水の泡・・・
動物と違って鳴声あげたりしないし、植物との付き合いって自分を試されている気がします。
posted by AKA at 18:18 | 植物の色

2009年02月15日

着物にスワロフスキー

着物のヘアスタイルで一番簡単に出来上がるのがシニョン。
より着物ヘアっぽくするために、ポニーテールを作る段階で、後頭部に “ タボ / 髢−かもじ / 足し毛 ” を入れてます。( 但し、タボが無いのでウィッグで代用 )
着物ヘアの基本→髪を膨らます事
なので、ただのシニョンでもちょっと膨らますと、普段のピッタリ襟足よりも着物のヘアスタイルっぽくなるような気がしています。

シニョンに挿す、シンプル簪が欲しい・・・どんな着物の色にも合わせられて、普段でも気軽に使えるもの。
そう思い立ったので、朝っぱらから作りました。
あっという間に10分で出来きました、スワロフスキーのかんざし。

かんざし090212.jpg かんざし090212_1.jpg

で、早速使ってみました。
チェーンの先に付いたスワロフスキーのドロップが、頭の動きに合わせて髪の上をクルクル回る。
回るたびに光るし、暗い所でも僅かな光でチラッチラッと光る。

かんざしのスティックって長いものが多いけど、シニョンには10cmくらいの短めが使いやすい、しかも絶対にUの字タイプ。
今回はインド雑貨屋で売ってる安物の飾りが付いた380円の銀色のスティック ( もちろん飾りは抹殺 ) の先に、ロンデルと残り物のチェーン、そしてスワロフスキーを付けただけです。
一粒だけがポイントなので、高くてもスワロフスキーを使う価値大でした。
posted by AKA at 10:15 | 着物まわりの小物を手作り