2008年11月04日

着物で田舎を旅行

着物で旅行に行くのは別に大変じゃないけれど、行き先が山の中だと着物選びはちょっと悩みます。
と言っても着物で山歩きをするという類の話ではなく、例えば、木曽路とか、小布施とか、温泉場みたいなところの話なのですが・・・
京都や小京都のような場所ならば都市的な雰囲気だから、その時着たい着物を着るのですが、田舎ともなるとそうはいかない。

多分、旅館関係者と思われる確率が高くなる予感がするので、小紋等の柔らか物は着ません。
色のトーンや素材感を素朴な感じにして、出来るだけ自然の風景に馴染むような色調になるように、存在が邪魔にならないようにします。

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普段スーツとか着ている人も旅行の時はジーンズで出かけるのだから、着物の場合もジーンズクラスが一番その場に合ってるし、平気でどこにでも座ってしまう私は気楽さ優先です。
もちろん着物で運転もするので、サングラスは必須アイテム。
着物にサングラスを合わせようとするところは少々無理を感じるものの、 「 これなら着物に合うかな? 」 と何度か購入してますが、中々気に入らないので、今度はピンク系のレンズにしてみようと思っています。

もしも着物で行くことが決まっていたら、予約してる宿に “部屋に姿見(大きめの鏡)はありますか?” と確認したほうが良いかもしれませんね。
最近は長い鏡や鏡台が無いところありますよね、この日は鏡無しで着るハメになりました。




posted by AKA at 18:23 | 着物コーディネート 普段着

2008年11月06日

刺繍半衿の洗濯

刺繍されてる物は 「 洗うと、どうなってしまうのだろうか・・・?」 とビクビクして、ついついお手入れが後手後手になり、クリーニングするの忘れて放置したり、むしろ汚れが落ちなくなったりしてしまう。

汚れって最初は無色なのに後から変色して浮き出してくる。
そうなるとなかなかキレイになってくれないので、半襟に汚れのラインがついてしまうくらいなら多少刺繍が縮んでも洗ってしまおうという考えの持ち主です。
お手入れ方法にはベンジンで拭く、という王道もありますが、ベンジンだけだと後でシミになると聞いた事があり、アンモニア水で薄めるとかしないといけないのかもしれない。
なんだか揮発性の薬品は、そこにある汚れをどうして抹殺できるのか? が理解できず、水に流す方を信用してしまう原始的頭脳が悲しい。

刺繍半衿081106.jpg

右から
★化繊生地に化繊糸刺繍の半衿
ネットに入れて普通に洗濯機で洗って、そのまま普通に乾してます。

★綿生地に綿糸刺繍の半衿
糸に毛羽立ちが出やすく、縮みが強くて、生地・糸両方縮みますね。
漬け置き洗いをして、水気をタオルで取り、生乾きでアイロンをします。

★正絹生地(しぼの無いもの)に化繊糸刺繍の半衿
糸の縮みは強くないけれど、シワが出やすいので、アクロンやエマール、シャンプーを多め水で溶いて、10分以内で漬けます。
すすぐ時も泳がすようにしていますが、小さな洗面器などだとついつい手の動きで生地にシワを作るので、お風呂場の床に平置きして、シャワーで洗う方が型崩れやシワになりにくいと思います。
ビショビショのまま竿にかけてから、タオルで優しく挟みます。
水気がまだあるくらいのタイミングで裏からアイロンをします。

★正絹縮緬地に正絹糸の日本手刺繍の半衿
どんな事情があろうとも、絶対に自分で手入れをするのは止めましょう。

今日は仕事前に付きっきりで手入れをしました。
洗いっぱなしや乾しっぱなしは厳禁なので、ちゃんと時間が取れる時を選んでいます。
もちろん、自分で洗わず、都度クリーニングにちゃんと出すほうが仕上がりは綺麗に決まっていますけど。

posted by AKA at 12:59 | 着物のお手入れ 着付け

2008年11月08日

紅葉色に染めていく

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布の模様を色着けしていく作業は1枚づつしていくので、色の組み合わせは無限ですから、同じ人が行っても同じ図案でも、その時の気持ちやイメージ次第で色々な物が出来上がります。
そういうオリジナルの布作りを他の方がされたらどんな布が出来上がるのか? とても興味が湧いてきました。

様々な方達に染着けの体験をして頂きたいな・・・
毎日布に接して暮らしていても“テキスタイル”という言葉もご存知ない方々が沢山いらっしゃるし、そんな事を色々考えています。

どうしたらそういう機会が持てるのか、やってみたい方がいらっしゃるか、等々、思案中です。
そういう交流を持てたら、本当の意味で使う人それぞれの自分色の布作りになるのですけどね。

秋は温かい色に惹かれますね。
紅葉の季節はやっぱり紅葉色の布、暖色系のグラデーションは気持ちにぴったりします。
posted by AKA at 10:38 | テキスタイル-絵のような布

2008年11月11日

増築の美意識

ハラミュージアムアークは今年春、古美術の展示スペースを増築しましたが、行く度に 「上手く、つなげたな・・・」 と感心します。
流石、磯崎新先生。

施設を増設・増築する場合、時に元々あった雰囲気を台無しにしてしまう事もあると思うのです。
良くあるパターンでは “本館”“新館”の様に 「ああ、ここをくっつけたんだな」 ってラインがハッキリ分かるケースや、建物のデザイン自体が全く異なるコンセプトになっているケースなど、空間を共有するには無理を感じる場合も多し。
多分違う事をやってみたくなるんでょう・・・。

ハラミュージアムアーク.jpg

写真奥のガラスルーフのとんがり屋根が旧館、手前左のミュージアムショップは改築、手前右は増築されています。
( ミュージアムショップではAKA+Hの作品を扱って頂いています )
写真には写っていませんが右手へと進んでいくと 『觀海庵』 という新たな展示スペースへ続きます。
どうです? 新旧の違いが感じられますか?
同じ建築家にオファーする大切さと、元々の建築作品完成度の高さが感じられます。
初めて訪れた方は増築とは思わないかもしれません。

ミュージアムカフェ.jpg

以前はミュージアムショップとミュージアムカフェは同空間でしたが、今回カフェは別棟になり、美術館を眺める位置へ移動し、広くなりました。
ゆっくりのんびりお茶の時間を楽しめますよ。
ハラミュージアムアークはすっかり秋真っ只中でした。
posted by AKA at 11:11 | 色々な時間

美術館と着物

ハラミュージアムアークへ納品に出発、10分で出かける着物を選んで普段着の着物からチェンジ、黒い建築と紅葉と現代美術に合うようにしました。
ついつい、「 長襦袢はこのままでもいいか・・ 」 と時間短縮の為に横着して家用のモスリンの長襦袢のままで出かけてしまいましたが、やっぱり失敗だった。

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家で着物を着て過ごす時は、家事や作品制作などもするから、洗えて手入れが楽で温かいウールモスリンの長襦袢を愛用していますが、正絹の物に比べるとツッパリ感やゴワつき感はどうしてもあります。
正絹のようにシンナリ柔らかく体に添うようなシルエットになりにくい。
ましてやモスリンに紬の着物を重ねるとすごいゴワっとした外見になってしまいます。

化繊の長襦袢も手入れは楽でモスリンと違い柔らかい感じになりますが、冷たくて保温性がない事と、家のほうが家事など動きが激しいので着崩れが凄くてあまり好きになれません。

『觀海庵』へと続く長ーーい廊下、牧場を眺めつつ開放感抜群の空間です。
posted by AKA at 12:06 | 着物のお手入れ 着付け

2008年11月16日

南アフリカのナチュラルお菓子

外国のお菓子屋さんが日本出店の際には、繊細な味を好む日本人に合わせて甘味を調整して提供するのが普通になっている。
チョコレートや様々な焼菓子、どれもこれもハイレベルで次々とビジュアルも兼ね備えた大満足なものばかり提供されるので、中々地味なお菓子を食べる機会が巡ってこない。

その代表格が “ NOUGA−ヌガー ” だった。
これまで食べた回数も片手で足りるほどで、口に入れただけで即日虫歯になりそうな激甘な味や、ガム以上の危険なネバネバ感。
「 要するに何味なの? 」 という主役が誰なのか分からない演劇を見ているような気持ちにさせられるし、全く日本人の味覚ニーズに合っていないので、どちらかと言えばジャンクな食べ物という認識になってしまっていた。

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ところがその認識を一変させるヌガーを、頻繁にお仕事でアフリカに行く方から頂いた。
最初にぎっしり詰まったマカデミアナッツの味がして、次に広がるのはハチミツの味、そしてふわっと溶ける・・・卵白とハチミツで生地が作られているらしいので、砂糖を沢山使ったヌガーのキーーンと響くような強い甘味は全くしない。
香りもナチュラルバニラを使っているらしいのですが、普段口にする加工品にゲル剤・リン酸・乳化剤・香料等が少しくらい入っていても避けられない日常生活をしている為に、今時珍しいと感じました。
かなり気に入って、日本では伊勢丹で買えるらしいので行ってみたのですが、思いほか高かった。
ヌガーって今までで一番美味しくてもやっぱり地味な食べ物です。
だから素材が良く純度が高くても、買うとなるとそれなりの値段でないと・・・という気持ちになってしまう。

私が絶賛していたらその方がまた買ってきてくれました。
次は何時食べれるか分からないので、しっかり味わって頂かなくちゃ。
posted by AKA at 12:46 | 色々な時間